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カウンセラーが伝える相談の心構え

以前カウンセリングを中心に事業をさせていただいてた時のお話なんですが、心理カウンセラーです、って名乗ると、そのまま雑談の中でカウンセリングしてよ、みたいな人もいました。

要はマッサージ師です、って名乗った瞬間ちょっと軽く肩揉んでよ、みたいなタイプですね。

お仕事としてやる以上、しっかりとしたいので、悩みの深掘りとかどうなりたいのかとか、どう考えているのか、とか気になるんですよね。
なんなら生活習慣とか付き合っている人とかもきちんと知りたいんです。
なので、ぱっとカウンセリングするってこれは難しいんです。

とは言っても、心を軽くするっていうヒントくらいの考え方ならいけるかな、と思ってました。
そういう時にやるのがフォーカシングってやつです。

フェルトセンスに着目しよう!っていう心理療法で、
胸がキュンとする、の「キュン」の部分や
背筋がゾクッとする、の「ゾクッ」の部分ですね。
簡単に言うならこの「感覚」をきちんと認知し、どう扱うかを聞いていくような感じです。
それくらいなら雑談の中に入れられます。
で、そういう感じで対応していたので、今も時々私のセミナーの雑談の中に入れています。

最近は色々なカウンセラーの方もいらっしゃったり、特に心理面を学んでないけど人がよく相談にくるんだよね、っていう人もいます。
ただ、心理や考え方を学んでいない方の多くは「アドバイス」をしたがります。

アドバイスが有効に働くこともあるんですが、常にアドバイスを求めてくる、という関係性が出来てしまうと長期的には有効なカウンセリングではなくなってしまいます。
依存的なだけになったりですね。

また、アドバイスの多くはその人の価値観、経験、考え方に基づくものであり、相談者にとって必ず当てはまるか、というとそうではありません
しかし、大抵よく相談を受けるんだよね、という人は一概にしてめっちゃいい人が多いです。だから、こういう事実を伝えるとあまりいい気はしないのかな、とも思います。

そこで相談を受ける心構えを。

・相談内容は推測ではなく、相談する人がしっかりと考えて伝えた言葉であると認識すること
(相談内容が分からん、理解できん、みたいな感じで言うのは違います。受け手を納得させるために相談者がいる訳ではない)

・問題の解決は私たち側ではなく、相手が実感し、決めるもの
(それ解決になってないやん、ってのは相手が判断するもの)

この2点だけ抑えておくと、相談を受ける側も、する側も楽になってくると思います。

P.S
目に見えない「こころ」を扱う以上、不用意な言葉や態度が及ぼす影響を考えるとしっかりと時間をかける必要がありますね。

こんな感じのメルマガやお仕事をしております。

最近はやりたいこと(人生の意味や役割)を見つけるサポートや仕事の仕方を伝えていますが、こころあってのものだと考えています。

こころの学びを通じて、人々に心の豊かさと生活の豊かさを届ける、
この言葉を使命として今後もよろしくお願いします。

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