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本棚を見れば、私がわかる

本棚に向き合うだけで、自分が整うよ

と、よく行く本屋さんの店主におしえてもらった。
本棚には

過去読んだた本
今読んでいる本
これから読みたい本

が並んでいる。
たしかに、本棚を眺めてみると
自分の頭の中が透けて見えるようで

本は、言葉の集合体だから
頭の中にある言葉まで可視化されていく。

並ぶ本のタイトルを見れば

自分が何に興味を持ってきたのか
何を大切にしてきたのか
何を課題にしてきたのか

よくわかる。


学生の頃から大切にしている本は
不動で、私の本棚の一列をしめているけど

大人になって
社会人になって
結婚して
子育てが始まって
資格の勉強をはじめて……

となってからは
その都度、仕事で必要な本
家事が上手くなる本
子育てが不安で、読んだ育児書
資格勉強のための実用書

ここ数年では、心理学を学んでいたので
心理学、脳科学の本など

私の行動は
知識を得るため
上手くなるため
課題解決
に偏っていたんだ……と自分のことが
よく見えてきた。


わかることがおもしろい。
成長を感じる。

そういう楽しみも大好きだけど

それが何かの役に立たなくても
それを知って得するわけでなくても

好きで
楽しくて
惹かれる

から読む本が、めっきり少なくなっていたんだ。

人から、「あなたこうね」と
決めつけられるとちょっと、いや……と
思ってしまうけど

本棚が、自分の思考や行動の傾向を
マイルドに教えてくれる。

現状がわかると
じゃあ、次どうしたいかな?

と自分に問うと
これから本棚には

`` 笑い ‘‘ 

を増やしたい!

と浮かんだ。
その本は、いったい、どんな本だろうと
出会いを待っていたら

たまたま、図書館で新しく入った本として
さくらももこさんの『さくら日和』の単行本が
並べられているのをみつけた。

「お~、なつかしい。
発売されてから、何十年もたつ本が
新しく入った本として、並んでるの不思議だな」

と思い手に取った。
久々に読んでみたら、おもしろすぎて……(笑)

そこから、他の本も読み出して

笑いと、でも時に
人の生き方を考えさせてくれる
さくらももこさんの、この2冊が、

机の上に
表紙が見えるように面で並んだ。

あらためて、さくらさんの絵は
可愛いと思う。

`` 見るだけで、うれしくなるような本棚 ‘‘ 
が、できている時は
今の私も、かなりいい感じなんだろう。

一冊一冊大切な本が並ぶごとに
私の本棚は、育っていく。

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