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「死にたい」と思っているあなたへ、 生きるといふこと

わたくしも自殺未遂をしました

昨年、わたくしもとある理由で自殺したつもりでした。オーバードーズと言うんですが、精神科で処方されている薬を大量に飲んで死のうと思ったのですが、確か500錠ほど錠剤を準備して水で一気に飲みこんでいたのですが、400錠位で、確か途中で意識がなくなったと思います。

連絡が一向に取れなくなったと、彼女が心配して見つけて病院へ搬送されました。集中治療室3日間計1週間の入院を余儀なくされました。案の定、医者からは説教です。

自殺直前には、必ず「衝動の間」が数秒間ある

その時のわたくしは事業に失敗して、八方ふさがり状態で様々な企業に追い込まれて、その相手と電話でのやり取りの最中に、衝動的に溜め込んであった薬を一気飲みしました。

人は自殺を試みるときは、必ずマヒしている空白の間があります。ほんの数秒間ですが、それを過ぎると「衝動」が薄れ、思考的になりますので、自殺行為を思いとどまることが多いのです。

今、あなたは死にたいと思っていますか?

・いつ、死ぬのですか?
・どこで、死ぬのですか?
・一人で死ぬのですか?
・どうやって死ぬのですか?
・薬ですか?
・ビルから飛び降りるのですか?
・電車に飛び込むのですか?
・手首を切るんですか?
・・・。
って、こうやっているうちにあなたの衝動は薄れてきている筈です。

「自殺願望」のことを「希死念慮」っていいます

生きるってこと大変ですよね。
良いことより、悪いことのほうが多いですもんね。
心の底から笑える日があれば、幸せだと思います。

責任感の強い方ほど自分を責めたりします。
肩に力が入りすぎですよ。
決して孤立しないでください。

一般に「自殺願望」っていいますが、
我々は「希死念慮」と呼んでいます。
辞書で調べてみました。

疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と分けられます。(小学館)

孤立は「衝動」の元と言えます。

何か、自分の中で「死にたい」「死ななければならない」
と、思った時には、必ず信頼できる方、あなたにとって大事な方に
一言でいいんです。「死にたい」って言ってください。

決して恥ずかしいことではありませんし、逆に恥じてはいけません。
大事な方に相談するほうが、相手の方も真剣になります。
そして「言ってもらった」ということが厚い信頼関係の構築になります。

ですから、決して一人で悩まないでください。
冷静に事を考えるためにも、必ず相談することによって
解決策は見つかるものです。

「孤立」はうつ症状です。

そうです。「孤立」は「冷静」ではないのです。
あなたは人です。人は「孤立」するほど、脳内の伝達物質が
旨く機能していないのです。

そういう症状のことを「うつ症状」と呼んでいます。
自殺する方の大半がうつ症状を抱えています。
医学的にも、そう実証されています。

それだけ、普通の方には「うつ症状」は判断できないことなのです。
つまり、一人で悩んで一人で行動することは、間違っているということです。

普通の人なんだから、一人では正しい判断が出来ないのは当たり前です。
だから、相談するのです。「冷静」にならなければいけません。

残されたものが一生抱える「喪失感」

「死にたい」と考えているあなたへ。
残される人のことを考えて欲しいんです。

東日本大震災でも、残された多くの遺族の中には
大事な方をなくした「喪失感」を紛らわすために
アルコール依存症になってしまった方もいます。

それが次の「希死念慮」を抱える方を作ってしまうのです。

何度も言いますが、一人で悩まないでください。
残される方に「喪失感」が一生付きまとうことを「冷静」に考えてみて下さい。

「希死念慮」を解決するために

ある本に「病は市に捨てろ」という諺みたいなものがあります。
それは、心の内を吐き出せ、ということです。

具体的には、精神科や心療内科にいって相談してください。
「いのちの電話」で相談してください。
そのような意味を指しています。

医療にかかれば、「抗うつ剤」といって脳内が活性する薬を処方されます。
それが「うつ症状」を和らげる元になるのです。
ですから、少しでも「希死念慮」を感じたら、医療にかかってください。

こう言っては身もふたもないですけれど、ストレスチェックテストでは見えないものがあります。
例え、テストの末、「企業カウンセラー」に相談して、医療にかかればいいですが、そうならなければ、必ず医療の手を借りてください。

「いのちの電話」

一人で悩むしか方法がない方は、一度「いのちの電話」をかけてください。
「衝動」はいつ襲ってくるかわかりません。

「希死念慮」を感じたら、「いのちの電話」に頼ってください。
わたくしも「傾聴コンサルタント研修」では必ずそう皆さんに言います。

必ず「孤立しないこと」
必ず「衝動」にかられたら、深呼吸して目を閉じて数秒間待つこと。
これをすれば、次は誰かに相談してみよう、と思ってください。
あなたの大事な方に。

「喪失感」を思い出してください。

「孤立」「衝動」と決して向き合わないでください。
残されるあなたの大切な方に、一生「喪失感」を背負わせないでください。

感じてください。あなたは決して一人ではありません。
「いのちの電話」はそのためにあります。

わたくしから言えることは、些細な事なんです。でもそれを気づかないのは心がマヒしている、ということです。
周りが無責任に見えたら、それも心がマヒしている証拠です。

この世で起きたことは、必ずこの世で解決できます。ですから、
あなたが心を開くことのできる大切な人を見つけておいてください。

下記は自殺相談センターです。
・厚労省 『よりそいホットライン』0120-273-338 24時間対応
・いのちの電話 https://www.inochinodenwa.org/lifeline.php
・こころの健康相談統一ダイヤル (0570-064-556)最寄りの健康保健センター等につながります。

是非、サポートよろしくお願いいたします。日々自己研鑽し学びの本の購入と色んな団体「盲導犬協会」「国境なき医師団」等への寄付の資金にもしたいと思っています。お礼は更なる良質な記事を書きますのでよろしくお願いいたします。