冷え症対策の基本は、日々の食事から
気付けば12月も半ばに近づいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ぐっと寒くなってきて、冷え症がつらいというご相談を受けることも多くなってきました。長年の冷え症体質を改善していくのはそんなに簡単ではありませんが、まずは自分の暮らしを見直すこと。冷え症対策の基本は食事と運動です。そんなの当たり前すぎて今更言われても・・・という感じですが、でも、暮らしって当たり前のことの積み重ね。当たり前すぎて、たまに見直してあげないと、意外とおろそかになったりするものです。
たんぱく質を意識してとる
私たちが摂取しているカロリーの7割以上が熱に代わり、体温が維持されているのですが、1日の熱量の約6割を生産しているのが筋肉なのですって!つまり筋肉は冷え症改善に重要な役割を果たすのですが、この筋肉を作るために必要なのがたんぱく質。3回の食事でそれぞれたんぱく質を分けてとれるのが理想なのです。
朝ご飯に、たんぱく質をとりいれる
朝食はその日一日の体の代謝を支える一番大事な食事。ぜひここでしっかりたんぱく質をとって朝からエネルギー代謝をあげていきたいです。
時間がないので肉魚料理を作るのはハードル高い・・でも、ちょっとでもたんぱく質をいれたい・・と意識して、私がいろいろやっていること。
・たまご ・乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)
・大豆製品(豆腐、納豆、大豆水煮、ミックスビーンズなど)
・ちりめんじゃこ、しらす
・魚肉加工品(かまぼこ、ちくわなど)、肉加工品(ベーコン・ハムなど)
このあたりは買い置きができるものが多く、取り入れやすいかなと重宝しています。
ごはん+味噌汁のときは、納豆を食べたり、味噌汁には豆腐をいれたり。味噌汁の具は、いろいろそのときの冷蔵庫のあまり野菜を入れることが多いのですが、豆腐はマスト。何の野菜とも合います。手で崩して放り込む。きれいに包丁で切るより、案外、汁になじんで、私は好きです。あと、おすすめは味噌をといたあと、最後に豆乳をいれること。豆乳も立派なたんぱく質。味噌汁がマイルドになってちょっとほっこり、冬にぴったりです。
パンのときは卵をつけることが多いのですが、卵もスクランブルにして、しらすをまぜたりチーズをまぜたり。ベーコンを焼いてつけることも多いです。野菜と豆をいれた具沢山スープをつけることも。
スープや味噌汁は、朝作ることもありますが、たいていは前日の夜にたくさん作って残りを食べています。朝はなかなか作る時間がないですもんね。
昼ご飯。外食でも、なるべく栄養バランスを意識
もちろんラーメンも食べます。うどんやそばも好き。昼ご飯って、けっこう油断すると炭水化物しか食べていないことあります。たまにならいいけれど、毎日それだとちょっと寂しい。
定食屋さんで、メインの魚や肉+野菜がとれるものを選んだり。コンビニで買うときも、おにぎりだけじゃなく、ゆでたまごを付けたり、お弁当にしたり。外食でも、ちょっと意識するだけでバランスはぐっと良くなります。
食事の時は、温かいものを必ず1品。
冷え症の方にはこれも絶対に意識してほしい。胃腸を内側から温めてあげると、全然ちがいますよ~!味噌汁やスープ、温かい煮物。コンビニで冷たいおにぎりで済ますときも、カップみそ汁をつけたり、温かいお茶をつけるだけでもいいんです。今の季節は、夕食におすすめはお鍋!中身や味を変えると、案外毎日続いても飽きません。あったまるし、肉や魚、野菜もとれてバランスも抜群。色々入れるのが大変なときは、白ネギと豚肉、ホウレンソウと豚肉、とか、野菜と肉一種類ずつのシンプルな鍋にすることもあります。それでも、温かいものを食べるだけで充分満足感がありますよ。
日々完璧なご飯じゃなくていい。忙しい日々の合間に、たまに思い出して、ちょっと意識して、1週間のトータルで見た時にすこしバランスが改善されていればオッケー。体質改善というと大げさですが、日々の暮らし、日々の食事が積み重なって、体は少しずつ、でも確実に変わっていくのです。
こころからだ漢方
natsume
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