Kokoa

シンガポール在住10年。 私の、心の中の記憶や、その日の想いはこちらに。 シンガポールについてのブログは:https://www.kokoasan.com/

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最近の記事

42歳既婚者が、Tinderをしてみて気づいたこと

詳しいことは省略するが、旦那とは、現在夫婦としてはお休み中。 それなので、マッチングアプリTinderをやってみた。 Tinderといえば、私が今の旦那と出会う前、32歳のときに使っていたマッチングアプリ。 右に左にスワイプし、何人もの男と出会って、そして去った。 42歳という年齢になって、もう一度はじめたそれは、ものすごく複雑になっていた。 なんだっけ、2枚以上相手の写真を見たいなら課金するとか、1日のマッチ人数を超えたら課金とか、些細なことで課金が必要なアプリにな

    • 娘と一緒にお菓子作り

      最近、娘とお菓子作りをするのが楽しい。 ちょっと前までは、えー手伝うとか言ってるし。時間かかって嫌なのよー。と思っていたけど、最近だと、本当の助手のごとく手伝ってくれてすごい。 となると、当然、もっとお菓子を一緒に作りたい!となり、娘もはりきって一緒に作る。 先週は、スリーピングベアを作った。 以前、ツイッターで見た、パイ生地のベッドの中に熊のクッキーをチョコの枕に寝かせてやいたもの。 作る工程もたのしくて、娘は「Good night sleep tight」と、ジ

      • 母になった私と、本の世界

        幼いころから、本を読むのが好きだった。 自分の前で、どこまででも行ける、広がる世界が好きだった。 人とからむのがあまり好きではない私にとって、読書をしていると、人とからまなくても、かっこよく見える感じもいい。 好きな作家が新作をだしたと知ったときの、うきうきする気持ちもいい。 新しく好きな作家が増える瞬間もいい。もっとこの作家の本を読んでみたいと思う気持ちも。 すごくいい本を読み終えたあとの、爽快感。この本を読む前の私に戻って、またこの本を新鮮な気持ちで読んでみたい、

        • そして私は、母になった。

          昔から、海外にあこがれ、アメリカに留学し、カナダで働き、今はシンガポールに住み、結婚した。 自分の意志のみで、仕事をかえるように、住む国を変えてきたこと。行き当たりばったりの、私の人生だけど、それでも想像の範囲内ではあった。 子供が産まれるまでは。 帝王切開前日の病室で、大好きな小説「夢をかなえるぞう」の新作を読んでいたら、病室に入ってきた看護師さんに、勉強熱心だね、とほめられた。 彼女は、私が育児本を読んでいると思ったのだ。 赤ちゃんが産まれてくる準備は、一応でき

          加齢と睡眠不足と私。

          42歳の誕生日。おめでとうという言葉よりも先に、42歳は、まじで体の不調やばくなる。積極的にサプリとか薬とかに頼った方がいい、という言葉を送ってきた友人。 健康だけがとりえの、この、私が?と、軽くあしらっていたのも束の間、体に不調があらわれる。 不眠。 不眠からくる疲れ、だるさ、ニキビ、肌の乾燥。 まず、疲れて夜は早く寝るのに、2時とか3時に起きて目がさえてしまい、そこからが眠れない。 まだ朝でもない、夜中もとうにすぎた時間に起きて眠れなくなるなんて。結局ベッドでご

          加齢と睡眠不足と私。

          鬱になりかけて、カウンセリングを初めてうけた話

          今年はじめから、悩んでることがあり、8ヶ月ほどやきもきしたあと、カウンセラーとお話しをした。 このご時世、あたり前に身近にあることのはずなのに、私には関係ないとわりきってた。心療内科とか、セラピーとか、鬱とかパニック障害とか。 私は強いの、と謎のプライドをかかげ。自分で問題解決をしてやるわ、と奮闘した日々を。 大好きだったお酒をやめ、運動を習慣化した。子供を産んでからやめていしまっていた、本をまた読むようにした。 私なりに奮闘した日々は、間違いでは決してない。ほめたた

          鬱になりかけて、カウンセリングを初めてうけた話

          もっちのこと

          小学2年生の時。好きな男の子がころころ変わったり、1番から5番まで好きな子がいたりした、そんな時。 もっちは、その中の流れの1人、一生に一度のほんの一瞬、好きだった男の子。 たまたまバレンタインのときに、もっちのことが好きだったのだろう。チョコかなんかを、もっちにあげたのだろうけど、それは覚えていない。 思い出すのはホワイトデー。 学校から帰ってきて、家にいた私を、父と母が営む商店に連れていくのに、じいちゃんが車で迎えにきた。 外に出て、じいちゃんの車に乗ろうとした

          もっちのこと

          【完結】シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑨8年たった今

          日系の会社から、シンガポールに本当に住むかわからない人に内定は出せないと言われた私は、じゃあシンガポールに住んだら内定くれるってことよね?とかなりなポジティブ思考で、職がないのに単身でシンガポールに仮住まいをはじめた。 日本人ルームメイトと暮らすお役立ちというサイトで見つけたルームシェア。 日本人女性が1人で住んでいるアパートの1部屋を借りられるということで、事前に連絡をし話はついていた。 なぜかこの物件だけが、家の広さのわりに格安物件。都心からは少し離れているらしいが

          【完結】シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑨8年たった今

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑧職なしでシンガポールに再度渡る

          シンガポールから帰ってきて親に移住を報告何気なく1人で行ったシンガポール旅行で、絶対この国に住みたい、と思い仕事探しをして日本に帰ってきた。 親に早速、シンガポールに住むことにしたよ!仕事はまだ決まってないけど。たぶん大丈夫!と報告すると、両親ともにもちろん驚いたようだけど。 母親はあっけらかんと「また行ける海外が増えて嬉しい。あんたが済んだらすぐ遊びにいくからね。」と言い、父親は笑いながら「わくわくしてる感じ伝わるわ。楽しみだね。」と、あっさりとしたものだった。 今回

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑧職なしでシンガポールに再度渡る

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑦シンガポール旅行中に職探し

          転職エージェント シンガポールで仕事を見つけ、絶対にシンガポールに住む!という決断をした私は、とりあえずシンガポールにある日系の転職エージェントを片っ端から当たることにした。 それがどのくらい簡単なことなのか、物価の高いシンガポールで相場の給料はいくらくらいなのか等、考えることは山ほどある。 シンガポールに旅行で来ている間に会って話をしたい、と何社もに電話をし、直接出向いて話を聞いた。 ちょうどそのころ、はじめてだか2回目だか、今まで比較的簡単だったシンガポールでの就

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑦シンガポール旅行中に職探し

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑥シンガポールに住みたい

          シンガポール観光で初日からすっかりシンガポールのローカル文化になじんだ私。 翌日にやっと、シンガポールの定番観光スポットであるマリーナベイサンズとマーライオンを見に行った。シンガポールの電車は清潔でとてもわかりやすい。英語が話せれば、この国で困ることはないな、などと街を歩いている時に、無意識のうちに考えてしまっている自分がいる。 マリーナベイサンズとマーライオンはそれなりに迫力があり、これがテレビで見るやつね、と思ったけれども、それよりも、そこから見えるそびえたつビル群た

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑥シンガポールに住みたい

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑤シンガポールでいきなりローカル文化にふれる

          カウチサーフィンという怪しいサイトで宿泊先ゲットAIRASIAで、マレーシアのKLを経由して、はじめてのシンガポールチャンギ空港に降り立った。 東南アジアにしては綺麗だな、という感想しか持たないくらいに、シンガポールに興味のなかった私。 今回は、私がシンガポールに行くきっかけを作ったバックパッカーにアドバスをもらい、カウチサーフィン(Couchsurfing)というウェブサイトで泊るところを確保した。 カウチサーフィンとは、シンガポールで無料で泊まらせてくれる人を

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑤シンガポールでいきなりローカル文化にふれる

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり④シンガポールに行ってみようと思ったできごと

          自問自答の日々 すぐに転職できると思って調子に乗っていた私。 現実はそんなに甘くないと知り、そこではじめて自分は何をしたいのか、と自問自答する。 アメリカの大学を出て、アメリカで働きたかったどビザがおりなさそうだとあきらめ、特にこだわりを持たずに東京で働き始めた。 何度か転職はしたが、いつもそれなりに良い条件でのらりくらりと社会をさまよっていた。 自分のスキルも目指す場所も資格も持たずに、外資の金融で働き続けていたけれど、私は一体何がしたいんだっけ。何を楽しいと感じ

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり④シンガポールに行ってみようと思ったできごと

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり③~人生はそんなに甘くない

          31歳独身女子、無職の日々 彼氏はいないがキャリアはある、なんて見栄を張っていた私は、無職になった。 そのころ私は東京で、弟と2人暮らしだった。正確には、私の借りてる家に弟を住まわせていた。 そこそこの貯金はあったが、再就職のあてがないのに会社を辞めたため、もちろん不安は募る。 こんな時、「お金のことは気にせず僕が養うから少し休みなよ。」なんて言ってくれる彼氏や夫がいてくれたら心穏やかでいられるだろうに、私は養われるどころか、身内を養っているというこの皮肉な状況。

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり③~人生はそんなに甘くない

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり②~ブラック企業を2か月で退職

          大きくなっていく違和感 外資銀行から日系IT会社に転職して、初日で違和感を覚えた私だけど、その違和感はどんどんと大きくなっていった。 まず、帰れない。毎日毎日当たり前のようにみんな夜の10時くらいまで働いている、というか会社にいる。 7時くらいに帰ろうとすると(それでも定時はもちろんすぎている)まわりから、白い目でみられること数日。 そして数日後から、定時くらいから仕事を振られることが多くなってきたので、これは明日やります、等と言っていると、とうとう部のおつぼねか

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり②~ブラック企業を2か月で退職

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり①

          外資系企業から日系企業に転職 Once upon a time あれは2014年の頃、私は31歳で、独身。 外資の銀行で4年働き、大きなプロジェクトに終わりが見えた頃、大手での競争社会と成しあがっていくことの難しさから転職活動を始めて、日系のIT会社に転職を決めた。 規模は200名ほどの会社だけど、部内に英語が話せる人がいないので、海外出張に行ける、というのが決め手になり入社。 夢の海外出張~、と私はうきうきだった。海外に住んで仕事はしたいというのは常に思っていたけど、

          シンガポールで現地採用で働くまでの道のり①