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シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑧職なしでシンガポールに再度渡る



シンガポールから帰ってきて親に移住を報告

何気なく1人で行ったシンガポール旅行で、絶対この国に住みたい、と思い仕事探しをして日本に帰ってきた。


親に早速、シンガポールに住むことにしたよ!仕事はまだ決まってないけど。たぶん大丈夫!と報告すると、両親ともにもちろん驚いたようだけど。


母親はあっけらかんと「また行ける海外が増えて嬉しい。あんたが済んだらすぐ遊びにいくからね。」と言い、父親は笑いながら「わくわくしてる感じ伝わるわ。楽しみだね。」と、あっさりとしたものだった。


今回のシンガポール旅行中に、驚異の展開で面接までいった企業が何件かあり、その答えが日本に帰ってきてさっそく来た。


回答は全て、「シンガポールに在住であるなら是非採用したい。」とやんわりとした断り。日系の企業らしい。


シンガポールの日系就職エージェントと話をし、シンガポールに来るための手段として、日系の大手企業に絞って面接をはじめていた。


やっぱり、本当にシンガポールに来るか来ないかもわからないアラサー女子に、内定をだすほど甘くはないか。


じゃあ。。行くわ、シンガポールに住んでたらいいんでしょ、とまだシンガポールで仕事は決まっていないのに、航空券を購入した。


その時東京で住んでいたアパートは、弟と二人暮らしだった。弟にシンガポールに行きたいから、家をそのまま引き継いでくれないか頼むと、「お、また海外?」とあっさりとしたもので、「じゃあもう潮時か、彼女とここで一緒に住むわ。」と、その時弟が3年くらい付きあっていた彼女とあっさり同居を決意。


弟の彼女にとっては、小姑のような彼氏の姉がいなくなって嬉しかっただろう。


職なしで再度シンガポールへ渡る

シンガポールに職なしで渡るストレスはなぜかなかった。私は2か月必死でシンガポールで職を探し、だめなら日本に帰ってこようと思っていた。


観光客としてシンガポールに入国し、観光客としてシンガポールに滞在できる期間が1か月なので、その時に一度国を出て近隣国に旅行し、またシンガポールに入国しよう。


何度もそれをやると、入国するときに怪しまれると聞いていたのと、30歳過ぎて何か月もバックパッカーのような生活を続けるのは不健康だな、とはじめから感じていたから。


住まいは、シンガポールの情報サイト「お役立ち」で、部屋の1室を借りた。わずらわしい契約などもない代わりに、相手を信頼しないと成り立たない、賭けだけど。


そうして、バタバタと準備をし、その間にも転職活動は進めながら、前回のシンガポール旅行からわずか1か月後に、私は今度は片道切符で、シンガポールに旅立った。


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