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シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑥シンガポールに住みたい


シンガポール観光で

初日からすっかりシンガポールのローカル文化になじんだ私。


翌日にやっと、シンガポールの定番観光スポットであるマリーナベイサンズとマーライオンを見に行った。シンガポールの電車は清潔でとてもわかりやすい。英語が話せれば、この国で困ることはないな、などと街を歩いている時に、無意識のうちに考えてしまっている自分がいる。


マリーナベイサンズとマーライオンはそれなりに迫力があり、これがテレビで見るやつね、と思ったけれども、それよりも、そこから見えるそびえたつビル群たちに圧倒された。

ふらふらと吸い込まれるように、ビル群を目指して歩いていき、BANKというバーにのどを潤しに入る。夕方にさしかかり、中はスーツを着た西洋人たちでにぎわっている。

ここはマンハッタンだろうか。スーツを着こなし、ハイヒールを履いた女性たちもいる。


だんだんと、この国で働きたいと思っている自分の考えを打ち消す。働く?どうやって。シンガポールにはコネもない、日本で無職のアラサーの私が、今更海外就職?


バーから外に出て、観光地の1つの屋台街ラオパサの前を通った時、私はまたそこに圧倒される。


屋台街で決心したこと

屋台街はとてつもない熱気。

年を取った観光客も、若者バックパッカーも、スーツを着たビジネスマンも、オフィス帰りのOLたちも、ボディコンのようなぴちぴちの服を着た厚化粧の女も。

アジア人も、西洋人も、インド人も、ヒジャブをかぶった人たちも。


同じ空間にいる人種多様の客たち、なのにお互いの存在なんてまるで気に留めず。


タイガービールを運ぶミニスカートの女性たちは、若くもなく、愛想もまるでないけれど、それが笑っちゃうくらいにしっくりきてる。


どうしよう、私はこの国に住む。もう確信してしまった。この活気のあるアジアのハブ、シンガポールで。


友人の、「シンガポールはアジアのアメリカだ」といった言葉をいまさらながらに思い出しながら、納得すると同時に、私が今まで守ろうとしてきた体裁や、同調圧力は、小さな島国の中だけでの常識だったんだよな、とあらためて思って、途端にくだらないな、と思った。


こらからは、わくわくする自分の気持ちを大切にしよう。私は、シンガポール滞在残り5日間すべてを、職探しにあてることにして、早速調べ始めた。









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