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シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑦シンガポール旅行中に職探し



転職エージェント


シンガポールで仕事を見つけ、絶対にシンガポールに住む!という決断をした私は、とりあえずシンガポールにある日系の転職エージェントを片っ端から当たることにした。


それがどのくらい簡単なことなのか、物価の高いシンガポールで相場の給料はいくらくらいなのか等、考えることは山ほどある。


シンガポールに旅行で来ている間に会って話をしたい、と何社もに電話をし、直接出向いて話を聞いた。


ちょうどそのころ、はじめてだか2回目だか、今まで比較的簡単だったシンガポールでの就労ビザが困難になりはじめた頃で、転職エージェントたちはみんな口を揃えて、「難しくなっています」と眉をひそめた。


今でも覚えている出来事で、転職エージェントの部屋に入るなり、「ども、俺ら同じ年。」と親近感まるだしで接してきた男。

そいつは、シンガポールで働きたいって、え、まじ旅行中に決めたの?と合コンノリで聞いてきたかと思えば、急に先輩面して、シンガポールに来るなら目的を持たなきゃーと言い、しまいには、アラサー独身でシンガポールに現地採用で来たい女子は山ほどいるよ、と笑った。


そしてなんか色々ベラベラ話した後の最後に、「夢と現実に泣くよ」と、職探しのお手伝いをする仕事の営業とは思えぬ発言をし、ドヤって顔をしてきた。


ここで、どんなリアクションをとるのが正解かは全くわからないけど、「で、案件はあります?」と冷静に聞いたら、「これとこれはいかがでしょうか?」と転職情報をだしてきた。さすが大手。あるんじゃん。


あとから、「(シンガポールで仕事して住んだら)夢と現実に泣くよ。」と言われたとき、「泣く準備はできています!」っていえばよかったな、っていうのは、と8年たった今でも後悔してるけど。



シンガポールに移住するうえで心配してたこと


シンガポールの物価は高いと言われているけど住むことになったら:

  • 屋台で外食するなどすれば、安くておいしいごはんも食べれる。

  • 酒とタバコは高いけど(当時はスモーカーでもあった)そこに重点置くなら来るな!

  • 家賃。1人暮らしはできないだろう。ただ、ハウスシェアも当たり前なので、賃貸契約にとらわれずに、短期でも住む場所を探せるメリットはある。場所にもよるけど、コンドミニアムで数人と同居して、都内で1人暮らしをするよりも若干高い家賃相場だろうか。ただ、シェアするメリットは、礼金もなく、家具やキッチン用具を自分で調達することもほとんどの場合ないので、初期費用はむしろ日本で1人暮らしをするよりも安いかもしれない。



シンガポールでもらえる給料でやっていけるのか:

  • 日本で働いていたときよりも、額面で少し安くなる。ただ、シンガポールは税金が安いので、もしかするとシンガポールでの手取りは高くなるかもしれない。


なんとなく、色々なことが見えてきた。


シンガポールの日系就職エージェントとのやりとり、めぼしい就職案件に応募し、数件の会社とは面接までし、あっという間にシンガポールから離れるときがやってきた。


今度この国に来るときは、私はシンガポールに住むんだ。


まだ何も決まっていないのに、不思議と確信しながら、チャンギ空港を後にした。


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