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【完結】シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑨8年たった今

日系の会社から、シンガポールに本当に住むかわからない人に内定は出せないと言われた私は、じゃあシンガポールに住んだら内定くれるってことよね?とかなりなポジティブ思考で、職がないのに単身でシンガポールに仮住まいをはじめた。


日本人ルームメイトと暮らす

お役立ちというサイトで見つけたルームシェア。

日本人女性が1人で住んでいるアパートの1部屋を借りられるということで、事前に連絡をし話はついていた。

なぜかこの物件だけが、家の広さのわりに格安物件。都心からは少し離れているらしいが、地図を見るとそこまで離れていない。まあ大丈夫だろう、とここに住むことを決めたけど、今になって考えるとそりゃ安いわ。

誰かがすでに住んでいるアパートの中の一室を借りるだけなので、仮ぐらしの私にはピッタリだ、ととりあえず安いところに決めて住み始めた。


日系企業から内定をうける!

旅行中に面接をうけて手ごたえのあった何件かの会社にもう一度連絡し、面接をしてもらった。

中には、シンガポールに住んでないと採用は難しいと言われた会社から、「え、まじコイツ、シンガポールに住んでないと採用は難しいとは言ったけど、マジで引っ越しちゃったわけ!?職なしで?」という態度をとられたけれど、気にしない。

捨て身の女ほど怖い者しらずはいないのだ。

その後も何社からと面接をさせてもらい、何社からか内定がもらえ、その中で一番働いてみたい会社を選ぶことができた。

日本ではどう転んでも働くことのできないような日系の大手の会社から内定をもらったと、日本にいるじいちゃんに話すと、シンガポール行きを大反対していたはずなのに、泣いて喜んでくれた。


シンガポールで現地採用で働きはじめてから8年の経過と今


あれから、8年の時が瞬く間に過ぎ、何度か転職を繰り返したりしながらも、私は今でもシンガポールに居座っている。

シンガポールで出会ったイタリア人と結婚し、今年で3歳になる美しい娘がいる。

あの時に飛び出しからこそある今を、時々信じられない気持ちになりながらも、幸せで嬉しい。


おわり






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