小島良介

作家みたいなもんです

自伝的小説 『バンザイ』 最終章 永久的リメンバー娘

  11  アラームが鳴る。  目を覚まし、しばらく放置してからそれを止める。時刻は七時半。ウトウトしているとまた携帯が震える。すぐさまそれを止め、またウトウト…

小島良介
2か月前

自伝的小説 『バンザイ』 第十章 悲しみの果て

  10  何も考えることができなかった。  親が買ってくる飯を口に運び、あとは布団の上で眠るか寝転がるだけ。誰からの連絡も返さない。テレビを見てもネットを見て…

小島良介
2か月前

自伝的小説 『バンザイ』 第九章 ぼくたちの失敗

  9  誕生日はタマと過ごした。いつものように横浜でデートをし、ホテルに行った。そういうことをする気にもならなかったけど、なんとなく流れで一度した。そのあとは…

小島良介
2か月前

自伝的小説 『バンザイ』 第八章 罪と罰

  8 「こうやって普通にデートするの久しぶりだよね」 「そうですね。御茶ノ水の時以来ですかね?」  横浜の赤レンガ倉庫に来ていた。僕の左腕はタマの右腕と組ま…

小島良介
2か月前

自伝的小説 『バンザイ』 第七章 空も飛べるはず

  7    東京都八王子。二十三区外にある名の知れた街。何度かライブをしに来たことはあるが、駅の外れまで歩くのは初めてだった。僕らは四人は全員ソワソワと落ち着…

小島良介
3か月前

自伝的小説 『バンザイ』 第六章 深夜高速

  6       大学の屋上にいる。理由はこうだ。  僕とタマは度々会う機会に恵まれた。場所はいつもライブハウスだった。定期的に開かれる轟音祭で対バンしたり、ライ…

小島良介
3か月前