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TurboがかかるGPT。誰もが開発者になれる戦国時代の幕開け

日本時間11/7 3:00より、OpenAIの開発者向けイベントDevDayが行われ、YoutubeでもOpening Keynoteが既に公開されています。

45分と長いので、GPTに要約してもらいます。
なお、冒頭の盛り上げ部は、いろんな職業や属性の方々が個々の体験談を話してます。

・OpenAI DevDayの開幕基調講演は、サンフランシスコで開催され、技術産業にとって重要なこの都市がOpenAIの本拠地である。
・過去1年間にChatGPTとGPT-4、声と視覚の能力を持つChatGPT、DALL-E 3を発表したことが振り返られた。
・GPT-4 Turboが発表され、128,000トークンまでのコンテキスト長と2023年4月までのネット情報をサポートすると発表された。
・新しい音声認識モデルWhisper V3の発表と、カスタムRLポストトレーニングプロセスの導入が発表された。
・GP4 TurboがGP4よりもコスト効率が良いことが発表され、トークンレートが向上した。

上記動画の要約 by GPT 4

現状理解として、ChatGPT有料版を利用している方には大体行き渡ったかと思いますが、すでに標準機能にDall-E3を搭載しており、数か月ほど使えなかったBrowse機能など既存メニューも復活・リネームしています。
参考までに私の有料アカウントでのメニューを貼っておきます。
ちなみに全員が同じかは保証できません。実際に、少し前まであった拡張分析ニューがいつの間にか消えています・・・。

Turboはよりトークンのコスパが良くなった、につきます。トークンの質・量が性能に大きく影響を与えるので、地味なようで超重要です。
公式ページに既にその他含めた一連の価格情報が更新されているので興味ある方はそちらを。

Keynoteホストはすっかり時代の寵児となったOpenAI CEO サム・アルトマンです。この方を知りたい方のために過去記事を貼っておきます。

で、Keynoteで登場した大物ゲストはやはりMicrosoft CEOナデラでしょう。
OpenAIへの最大出資元なのでゲストといっていいのかが微妙ですが。。。

冒頭動画内の画面キャプチャー

なぜパートナーとなったのかを軽くリップサービス(もちろんAzureの宣伝も忘れずに^^)して、思ったよりあっさりと去っていきました☺

次に、GPTをエンジンとして、だれでもノーコードでより自由にChatGPTがカスタマイズできる”GPTs”についての発表がありました。
例として、今人気のCanvaとZapierが紹介されており、間もなくサンプルが体験できるようです。

ここがある意味ビジネスプロデューサーアルトマンらしく、新しいビジネスモデルを発表します。

レベニューシェア(Revenue Share)です。

特に言葉の説明は不要かもしれませんが、各サービスプロバイダーがGPTを使って独自のAIを構成し、それを今月開設予定のストアで販売し、売上げの一部を頂くというものです。

あまりここでビジネス的な深堀はしたくないので別で書こうと思いますが、要はApp Storeと同じようなことをはじめます。
したがって、個人的にはApple(のApp StoreやGoogle Play)への脅威が高まると思います。

脅威の先にある1つのシナリオとして、出資元Microsoftが(一度挫折した)スマートフォン製造を復活させて、Appleに覇権を握られた顧客体験(ハード・ソフトひっくるめた)としてのプラットフォーム奪還を急ぐかもしれません。
少なくとも、SurfaceやWindowsとの接点は密にしていく可能性は高いと読んでいます。

丁度先日、OpenAI共同設立者でありながらアルトマンと袂をわかったイーロン・マスクがAI最新機能を発表しましたが、日本でいう戦国時代に突入したといっても過言ではないと思います。

しかも、誰もが(LLM基礎構築は無理でも)サービス層で下克上出来るというスーパー戦国時代です。

話がきな臭くなったので科学に強引に巻き戻しますが、ちょうど今週末に、
「生成系AIが科学の基礎分野にどのような影響をあたえているのか」
を話すイベントを開くので、(商売でなく)純粋な科学的好奇心として興味ある方はぜひ一緒に楽しみましょう☺


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