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地球で水が誕生した新説

水は生命誕生にとって重要な役割を担っているといわれます。
ではそもそも水はどのようにして地球に誕生したのでしょうか?

そんな水の誕生に対する新説が最近発表されました。(タイトル画像も下記記事内の図を引用)

ようは、
従来よりも若い、惑星が形成される時期に水が形成された、
という説です。

従来、というのは日本の研究者も少なからず貢献しています。

歴史的には、湯川秀樹さんの弟子筋にもあたる林忠四郎氏を中心とした京都大学メンバが中心になって提唱した「京都モデル」が有名です。

1つだけその紹介サイトを引用しておきます。

出所:上記記事内の図

徐々に小さな岩石が集まって地球型惑星になるのがわかりますね。

ただ、この理論だと水が内部的に生じにくく、今のところ、それが外部の彗星によって地球に「たまたま」とどけられたのではないか?という説がありました。

今回の新説は、45億年前、つまり原始地球が出来る前の塵状円盤の一部だったころに既に氷の粒子も周囲にあり、それを掃除機のように吸収していたのではないか?というものです。

その根拠として、今回はシリコン同位体(同じ元素で質量が異なるもの)の解析に踏み込んで、火星などほかの太陽系惑星との違いや関係性を見出したそうです。

今回の研究の意義は、太陽系惑星の生成過程を研究する新しい方法として期待ができそうです。

つまり、地球だけでなく、ほかの惑星での生命探索にも影響を与えるかもしれないということで、今後の発展的な研究が期待されます。

ビッグバンによる宇宙誕生、という大いなる謎もそそりますが、まだまだ我々が位置する地球誕生にも謎が眠ってそうで惑星形成理論自体に関心をひきつける記事でした。

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