プレートテクトニクス提唱者を偲ぶ
プレートテクトニクス、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ざっくりいえば、地表はプレートといういくつかの塊で覆われ、それらの移動によって大陸が動く、という説です。
その発見者である、W. ジェイソン・モーガンが2023年に亡くなり、特集記事が公開されています。
ようは、
プレートテクトニクス理論とそれによる火山噴火予測を初めてコンピュータモデル化したのが最大の業績ですが、人柄も謙虚で素晴らしかった、
という話です。
プレートテクトニクス理論を簡単に触れておきます。
地球はマントルで覆われている、と聞いたことがあるかもしれません。地球の断面図を張り付けます。
この図にある「地殻と上部マントル上端の固い部分(岩石圏)」が枝分かれした領域を「プレート」と定義づけました。
現時点でのプレート分類も紹介しておきます。
そして、それが動くイメージ図はよく地震の解説などで目にした方は多いと思います。
プレートは動いており原動力には、プレート自重説と下にあるマントルに引きずられる説が両方ともまだ残っているようです。
よく聞くこぼれ話ですが、ハワイは毎年8~10センチほどの速さで水平にゆっくり動いており、約5000万年後に日本付近へ到達したあと、最後に日本列島の下に沈み込みます。
下記によると、日本列島もいずれは消滅するようです。
元々プレートテクトニクス理論に先立つ「大陸移動説」がありました。
ある意味を、これをサポートするために発展的にモーガンが考えだした、とする見方もできます。
そして大陸移動の結果、プレートはいつかは消滅する可能性が高いということです。
ただ、大陸がついたり離れたりするのは数億年という期間での話だそうで、我々が生存中は無視できそうです。
大陸がつながったらどんな世の中になるのか、引き続き戦争をつづけているのか?、ここは楽観的に予測したいと思います。
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