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我々のお隣にあるアンドロメダ銀河との衝突

我々が所属する天の川銀河、その隣にあるのがアンドロメダ銀河(別名M31)と呼ばれるものです。
アンドロメダ銀河は、言葉は聞いたことがあるかたが多いと思いますが、我々の銀河と同じ渦巻き型ですが、より巨大で、直径は22~26万光年で、恒星の数はなんと1兆個もあります。


そんな大きなお隣さんと、いつか(今の観測では数十億年後)我々の銀河とぶつかる、ということがある程度シミュレーションでわかっています。

なかなかショッキングな話ですが、その影響について触れた記事を見つけたので紹介します。

ようは、
衝突とはいえ我々の地球は何か物理的に衝突することはないだろう、
という意見もあるということです。

それが記事全体のメインではないのですが、おそらく一番心配することを触れておきました。
もっと言えば、銀河はあくまで星の集合体で一枚岩ではないので、こぶし常節がぶつかり合うようなことはない、ということです。

上記記事では、既に同じような衝突銀河があり、おそらくは同じようになるだろうと予測しています。

こちらがその実際の写真です。

上記記事内の図

これは NGC 7727と呼ばれており、地球から約 9,000 万光年離れた、みずがめ座にある特殊な銀河です。2 つの巨大な渦巻銀河が合体しています。

衝突は早くも10億年前に始まったと考えられています。そして、この形状や天体に大きな影響をあたえるのが、重力作用を施すあのブラックホールです。

既に衝突前のそれぞれの大きさも計算されており、片方は1 億 5,400 万(太陽の質量の倍数)、もう 1 つは 630 万で約 1,600 光年かなたに存在します。

衝突が起こったのはそんなはるか古代ですが、距離が遠いため未だにそれによる周囲の天体への影響は観測可能です。
2016年に発表された重力波測定で話題になったLIGOという望遠鏡でも、その衝突の名残が計測できる可能性があります。

重力波という言葉に関心ある方のために、過去記事を張り付けておきます。

いずれにせよ、我々の銀河中心、そしてアンドロメダ銀河中心に存在するブラックホールが衝突の仕方に影響を与えることは間違いないようです。

我々の銀河中心にあるブラックホールは既に直接画像にも成功しています。

今後は、ぶつかる側のアンドロメダ銀河にあるブラックホールの研究もさらに進んで、これらの重力化け物がもたらす銀河のダンスがシミュレーションできる日がきそうですね。

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