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AIのゴッドマザーがユニコーン企業に

以前に、生成AIのコア技術Transformerの研究者たちの現在を取り上げました。

全員がGoogle(Transformer論文はGoogleが主体で発表)を離れ、スタートアップ(一人はOpenAI)を起こしています。

元々AIの世界では、第三次AIブームの火付け役「深層学習(ディープラーニング)」を発明した「ジェフリー・ヒントン」というレジェンドがいます。彼はAIの「ゴッドファーザー」と呼ばれて、Googleを離れてからは色々とAIの危険性について警鐘を鳴らしています。1つ記事を。

そして、AIの世界にはもう一人「ゴッド」の愛称を持つ方がいます。

「AIのゴッドマザー」と呼ばれるFei-Fei Li(李飛飛)です。

Liが有名になったのは、ImageNetと呼ぶAI学習用の画像データベースを創設したことです。これによって画像認識のAIが相当進歩しました。

その後もGoogle・TwotterのAI要職を歴任して、スタンフォードで研究後、2024年4月にスタートアップを立ち上げました。その紹介記事をみつけたので貼っておきます。

World Labsという会社で、ざっくりいえば視覚データから現実社会を理解するAI技術を開発しています。

2024年4月にTEDにも出演しているので、テーマ上そちらのデモを見たほうが分かりやすいと思います。

意外だったのが、冒頭ふれたTransformer、つまり生成AIの技術かなと思ったのですが、(深層学習であるものの)別のようです。
最近はAIイコール生成AIのイメージがつきすぎて、他の要素技術の動向が埋もれてました。

公式サイトではその技術詳細までは明らかになってないのですが、直前まで在籍していたスタンフォードでの研究も元になっているようで、また調べてみたいと思います。

せっかくなので関連する業界話を。

上記記事は追加投資でユニコーン(時価評価10億ドル以上)になったのがメインですが、立ち上げ時はアンドリューセン・ホロウィッツが率いるVCです。

元々ホロウィッツ自身がNetscapeというブラウザを立ち上げた起業家で、彼による名言「Software Is Eating World」は今でも名言として語り継がれています。過去にも少し触れたので貼っておきます。

現在はVC活動が中心で、Meta(旧Facebook)やAirBnBに対して、有名になる以前から支えていたことでも有名です。

そのホロウィッツ率いるVCが、初めてアジア地域に進出し、日本に拠点を設けることになりました。

これから日本のスタートアップにより注目が集まることを期待しています☺

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