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⚫︎奈良の似顔絵⚫︎役行者(えんのぎょうじゃ)


[Global NARA] 2000 No.15

グローバル奈良 第15号 2000年2月発行(表紙+裏表紙)イラスト、表紙の言葉/中田弘司

表紙の言葉
今年(2000年)は役行者の没後1300年に当たる。修験道の開祖として葛城山や大峰山で修行後、全国の霊山を開創し、様々な伝説と共に現在も篤く崇拝されている役行者。1300年後には、誰が伝承されているのだろう。

企画・編集・発行/奈良県企画部文化観光課


この役行者の絵は2000年のものだが、それより昔、奈良の盆地で生まれ育ったので、子供の頃の距離感では山は遠くの存在でした。なので、どちらかというと空海・お大師さん(おだいっさん)の方が身近で、村にはお大師さんを祀る行者(拝み屋)さんもおられました。が、大人になって近畿を色々と観光すると、必ず役行者に出会います。

役行者ゆかりのお寺をめぐる「役行者霊蹟札所巡礼」もあり、有名無名、大小様々あって、面白いです。

もちろん山を歩けば、その姿を必ず見かけます。
役行者は、ダイトレの付近のあちらこちらにお経を埋めたり、

鬼を使って、葛城山と大峰に橋をかけようとしたり、

日本霊異記などたくさんの伝説に出演しています。
意識して観ると色んな姿が現れ、そのイメージは広がり、役行者は物語の主人公として興味が尽きないので、これからも会いに行くのが楽しみです。


「南無、神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)」



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