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|低山ハイク|役行者とダイトレ、久留野峠〜中葛城山〜紀見峠(第19経塚)

2023年8月27日
9:05富田林発、バス590円(交通カード不可)
バスから見えた道路の温度計は24℃
9:45千早ロープウェイ前着、標高650m。
集団で準備体操の人達。

ロープウェイは廃止になったようだ。少し先の「くるの茶屋」も看板がなくなっていた。サイクリングの人が多い。

トレラン2名がロープウェイ駅方向へ。車止めの横からコンクリートの林道歩き。今は暑くない、心地良いスタート。土砂が流れ込んでいる部分があるがすぐ綺麗な道に。もう下山の人、1名。

しばらくすると、また下山の人、1名。だんだん勾配がきつくなる。息が切れ、休む場所を探していると、急階段の土の道になる。あと少し、登ると

久留野峠、標高900m。到着10:20、休憩。

ここからは、ダイトレのコースになる。

ダイトレは、北は奈良県香芝市の屯鶴峯から二上山、葛城山、金剛山、岩湧山を通り、大阪府和泉市の施福寺(西国三十三ヶ所第4番札所)のある槇尾山まで続く全長約45kmの自然歩道。

右のダイトレコースの長い階段を登ると、

そこは中葛城山、標高937m。今回のコースの最高地点。

コースからは、ときどき見晴らしの良い眺めがあり嬉しい。

でも、ほとんどは杉と笹の道、単調だがサクサク歩ける。

いつの間にか高谷山。少しのアップダウンのコース沿い。

途中、白衣(白装束)のグループが休憩。みなさん若い。オーバーヒートの方がおられるようで、先達の方が大きく風を送ってあおいでいた。離れたあと、遠くから法螺貝の音が小さく鳴っていた。

しばらく下り道、前を行くハイカーが立ち止まって、新しい天気予報を聞かれた。昨日の情報では「午後3時に豪雨の可能性がある」とのこと、また同じ目的地のようだが、下山後の駅までルートが不明瞭だと。こちらも近畿の南部で「晴れのち雨」と昨日の情報しか認識していないし、過去に2度ほど歩いただけなので、地図はあるがうろ覚え状態。
結局、こちらが情弱だ。今回の予定は5時間がめどなので、どちらしても3時には町に出ているだろう。

千早峠、標高784m。11:30頃到着。

昼食。先程のハイカーはここでは休まずに進まれた。

しばらく歩き、ここでコースを少し離れ、神福山へ登る。

小さい祠がある。黒い屋根の低い祠も少し離れてある。

そして葛城二十八宿、第十九番経塚もある。
役行者が法華経を埋納したとされる経塚。和歌山の友ヶ島から和泉山脈、金剛、葛城、二上山を経て奈良県大和川の亀の瀬まで、山やその付近の寺社を中心にその経塚は二十八ヶ所ある。ダイトレを歩いていると、あちこちで見かける。
経塚とは平安時代の末法思想により,仏教経典を書写し,仏法滅亡後の経典の消滅に備えて地下に埋納し,その上に小さな塚を築いたということだ。


最近よく見る日本遺産の目印。HPは文化庁まで繋がっている。


山から長い下りで、ダイトレルートに合流。

アップダウンを繰り返し、空をながめ、

行者杉12:17到着、標高715.5m。

お堂には、大きな一本歯の高下駄があった。この場所は古来より修験者の行場として、人々から崇められ見守られてきたそうだ。

少し歩くと次の峠、杉尾峠12:45、

途中休憩。別のハイカー1名追い抜かれる。
基本ルートは下り道だが、アップダウンが続く。
その後、休憩中の話しかけてきたハイカーと、先程のハイカーを追い抜く。

西ノ行者堂、1:15着。標高733m。

ルートからはずれ左折の細い道を、祠の中には小さな役行者像。
ここは気持ちが良い。

その後サクサクと歩く。
が、途中は、とても長い直線の階段道、なんとなく覚えている。
休憩していると、話しかけてきたハイカーに追い越される。
先程の別のハイカーが知り合いとことで、行動を共にされている。
なら、駅までのルートも安心だ。

山ノ神、2:08着、標高450m。西の行者堂から一気に283m差、膝が痛い。

紀見峠、駅に向かうため、峠へ向かう林道は行かず。向かいの祠、何を祭っているのか、お坊さんが町の人と集まっている。何かの縁日なのか、車が多いことに納得。その後ろ、脇の山道を進む。ポツポツと小雨が降ってきたが、話を聞いていたので慌てないで済んだ。
山道をしばらくすると排水池に、ここからはコンクリート道、そして畑の横、住宅のそばを抜け、太い道に出る。左折して岡潔の碑、そこを過ぎると駅への案内あり。

その頃から小雨はだんだん強くなり、傘をさす。もう一度案内あり、町の中を道なりにクネクネ。この頃には大雨になっている。雨宿りするか、考えるがする場所も見当たらず、ただ歩くとトンネルに。以前の記憶を探り、もう少しだろうと歩き出す、もうズボンの下部分と靴はビショビショ。橋を渡って、お寺の横を抜け、紀見峠駅、3:00着。駅には先程の2名のハイカー。ちょうど電車あり、挨拶はできずに乗車。

(ただ以前の写真を見返すと、このルートを歩いたのは1回目だけだった。
2回目(2018)は山ノ神まで来ずに、途中から北へエスケープし、1駅北の天見駅へ降ていた。が、まったく覚えていなかった。)



その後、電車から外を見ていると、すぐに雨は上がった。
本日の教訓は天気予報はちゃんと注意することと、カッパはズボンも必要だ。
山中では雨にも合わず、事故なくありがとうございました。






ダイトレ、水越峠から葛城山は以前の記事に


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