マーベルが本気で作ったカンフー映画!アクションの最高峰を見よ!『シャン・チー』【映画レビュー】
評価:★★★★★(5/5)
マーベル・シネマティック・ユニバース MCU
の一作、『シャン・チー』
2021年9月20日
新宿バルト9にて観賞してきましたので
まとめていきます。
本記事にはネタバレが含まれます。
本編をご覧になっていない方は
ご了承ください。
■1. 映画の詳細情報
●タイトル:『シャン・チー テン・リングスの伝説』
原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
●公開:2021年09月03日
●監督:デスティン・ダニエル・クレットン
●脚本:デヴィット・キャラハム
デスティン・ダニエル・クレットン
●出演:
・シム・リウ
・オークワフィナ
・メンガー・チャン
・ファラ・チャン
・フロリアン・ムンテアヌ
・ベネディクト・ウォン
・ベン・キングズレー
・ミシェル・ヨー
・トニー・レオン
他
●公式サイト:
https://marvel.disney.co.jp/movie/shang-chi.html
■2. シャンチーはカンフーの達人
マーベルヒーローの中でも
屈指の強さを誇るヒーロー
それがシャンチーです。
画像引用元。上から。
https://mavesoku.com/shang-chi-comics-series-2021/
カンフーの達人であり、
様々な暗殺術を身に着けた戦士ですね。
アメコミは
脚本家や絵師が複数存在するので
時代ごとに絵や設定が少しずつことなります。
シャンチーの場合一貫しているのは、
●アジア人であること
●カンフーの達人であること
●スーパーパワーは持っていないこと
でしょうか。
決してスーパーパワー持つ超人ではないのですが、
他のヒーローがヴィラン達と
互角以上の闘いを見せるのがこのシャンチーというキャラクターです。
スーパーパワーがないのに
無茶苦茶強いというのがこのキャラクター。
今回の映画でも、
『え?シャンチーって
歴代ヒーローの中でも
最強の部類じゃね?』
と思えるシーンがなんどもありましたね!
彼は常人のハズなんですがね…
アベンジャーズとも一人で戦えるんじゃないかと思えるくらいの
戦闘力を持っています…はい…。
おそらく、
欧米の方が想像するアジアのカンフースター
ブルース・リーが発想の起源と思わるキャラクターです。
設定も似ていますからね。
画像引用元
動画
■3. 映画レビュー
■ (1)カンフーアクションの最高峰
今作の見どころは
なんといってもカンフーアクション。
凄まじいスピードで繰り広げられるアクションは
圧巻としか表現できません。
予告編でも十分にアクションの凄さが伝わってきますが、
本編はその想像の何倍ものクオリティでしたね。
感動モノです。
シャンチーはスーパーパワーを持たない
常人のヒーローです。
そういった意味で言えば、
ブラック・ウィドウやホークアイとも同じですね。
しかし、
『え?ほんとに常人???w』
と思うほど、強いです。
華麗なカンフーで次々と敵を倒して行きます。
生身のアクションがここまで見れる映画というのは
MCUの中でいうと
キャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー
が挙げられるでしょう。
ウィンター・ソルジャーも
肉弾戦のアクション映画としては
最高の一作でしたが、
それとはまた違った形での
徒手格闘アクション。
こりゃたまらんって感じです。
カンフー映画といえば
とてもスピーディな攻撃の打ち合いをイメージすると思いますが、
それをMCUという作品群の中で見れるなんて
これは感動以外の何者でもない。
特に序盤の映像は、
一瞬、
『あれ?コレってMCUだったっけ?』
と思えるくらい、
ただひたすらに
カンフー映画です!
今までのMCU作品とは
かなり雰囲気の違う作品となっております。
■ (2)今まで以上に感情移入してしまうヴィラン
今作のヴィランは、
ウェンウーという人物。
彼は、シャンチーの父親です。
本作では、トニー・レオンが演じています。
画像引用元
このトニーの演技が最高です。
今作のヴィラン、ウェンウーは
テン・リングスという
『装着者に不老不死の能力を与える
10個の腕輪』
を武器として使っています。
そのため、
見た目以上に年齢を重ねており、
何千年もの間、生きているという設定です。
そうした長い人生の中で、
妻のインリーと出会い、
家族を作ります。
家族ができたことをキッカケに
ウェンはテン・リングスを使わないことを決意。
そして、
『普通の人間』として生きる道を選びます。
そうした
家族への愛情や妻を思う気持ちというのは
至って普通のお父さんです。
なんといっても
トニーの優しそうな表情が
このウェンというヴィランを
完全なる悪ではない
と表現してくれています。
物語の最後には
息子のシャンにテン・リングスを受け渡し、
自らの命を使って息子を守る
という形で命を落とします。
本作のウェンという悪役は、
確かに自分自身の欲求を満たすために行動しているものの
最初から最後まで
家族のことを心から思うがあまりに暴走している
というキャラクターです。
家族のことは心から思っている。
しかし、その表現の仕方が
うまくない
といった感じですね。
こうした悪役というのは
今までのMCU作品には
登場していなかったように感じます。
確かにヴィランではあるし、
シャンが最後に闘うべき相手でもある。
一方で、
父親としての愛情を持っていて
それが行き過ぎるがゆえの行動をしている。
感情移入ができるくらいに魅力的な
ウェンというヴィランが
本作を盛り上げてくれる要素の一つですね。
●まとめ MCUに初のアジア人ヒーロー爆誕
今作でMCUにも
アジア人のヒーローが登場しました。
コレはとても嬉しいことです。
スーパーパワーを持っているヒーローではないですが、
どう考えてもMCUの中で最強候補の一角です。
こんなに強いヒーローなんて
他にいませんw!
このシャンチーが
今後のMCUにどのように関係していくのか?
ここが大注目なところ。
MCU初のアジア人ヒーローの活躍を
今後も見守っていきましょう!
という感想を書き終えて
筆を擱きます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた:D