ブラック・ミラー シーズン6 第2位「Demon 79(デーモン79)」
【注意】ネタバレ込みのレビューとなります
第3位はこちらにて
2位 「Demon 79」
■ あらすじ
■ 点数
★★★★★ 5
■ 一言レビュー
またオカルトもの?いや
しっかりブラック・ミラーやん!
■ 感想
「全然ブラック・ミラーらしくないけど
感動のラストにほっこりできたし
これはこれでアリかな」
当初の感想はこれだったんだけど
こちらの方の考察記事を見て
ガラリと感想は変わりました。↓
ニーダ 精神疾患説
上記のばらんさんの考察記事、
非常に面白かったです。
この作品、ラストで実際に
世界滅亡シーンがあったから
視聴者は
「やっぱりガープの言ったことは
本当だったんだ」と
思わされていたのでないだろうか
自分もその内の一人でした。
しかし
この描写もニーダの妄想だったとしたら…?
初見時はガープは本物の悪魔だと信じて
観ていました。しかしそれだと
妙に納得できないシーンが
いくつかあったんですよね
今回上記のばらんさんの記事を
読んだことにより
「あのシーンはそういうことだったのか!」
と思うところもあり、
そういった点も踏まえて本作は
初見時とは大きく異なる
視点で二度「面白い!」と思えた作品
ここからは自分が初見時、違和感を
感じた点を3つ書きます
これらのシーンにニーダ 精神疾患説を
当てはめると納得がいく
① 殺しを躊躇した割にはめっちゃ殴るやん
↓
今まで抑えていた
「殺したい」という衝動が爆発
② 過去に殺害を犯したものは対象外
何故最初に言わなかった?
↓
議員を殺害したい意志が強いが故
”まだ一人殺すことができる”
ということにするため
都合のいいように
ルールを追加
③ 今まで逐一動揺してたのに
めっちゃさらっとウソつくやん
↓
議員殺害の意志が強く
なんとしても
邪魔されたくなかったから
異なる人格が出た?
③にもうひとつ考察を加えると
最後議員を殺せなかったのは
友達もいなく、
毎日疎外感を味わい続ける彼女にとって
ちゃんと自分に寄り添い
話を聞いてくれた刑事に
心を動かされ
正気を取り戻したから
■ 総括
”内気な女性と陽気な悪魔コンビ”
とオカルト的な内容かと思いきや
「精神疾患を持つ人の視点で観た世界」
を描いたものだとしたら
ブラック・ミラーとして作られたことにも
非常に納得がいく内容
この点で2位にランクインしました。
■ おまけ
①
主人公ニーダ役の
Anjana Vasan(アンジャナ・ワサン)
今回ブラック・ミラーの出演は2回目
1回目はシーズン3のエピソード1
「ランク社会」でちょい役で出てました
ブラック・ミラー好きなら
この写真を見れば一瞬で分かる(笑)
②
作中使用された
Boney Mの「Ma Baker」にハマる
真っ赤なライダースジャケットを
羽織り車に乗り込むシーン
歌詞がどことなく
このシーンにリンクしてていい
ブラック・ミラーは全編
選曲もマジで神がかってるよなぁ〜
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