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英会話能力ゼロで、海外ひとり旅に行って来た話 -スウェーデン編その5*空港での出会い-|#39

こんばんは。こひまるです。
本日は、スウェーデン・ストックホルムのアーランダ空港で、心温まったお話しをひとつ。

アーランダ空港までのストックホルム観光はこちらから。

搭乗までの2時間は、空港をぐるぐると散策

今であれば、Wi-Fiを繋ぎ、PCをカタカタして時間を潰していることだと思いますが、当時はnoteを初めていなかったことと、空港ですらぐるぐる歩き回りたいと思っていたため、散策をしました。

国際空港ということもあり、ターミナルは全部で4つ。ヨーロッパ内で6番目に大きい空港ということもあり、飲食店、お土産やさん、免税店なども多くありました。

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こちらは、岩塩と、岩塩を削るおろし金。おしゃれ。

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こちらは世界一まずいお菓子と悪名高い、リコリスのお店。
タイヤのように真っ黒く、グミのような食感で独特のお味がする、あれです。

Lakrids by Bülowというお店でしたが、リコリスをチョコレートでコーティングしている商品がたくさん並んでいました。ここのリコリスは美味しい(というか、食べれないことはない)みたい。笑


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お洒落なラウンジから、一般的なチェア、風変わりなチェアも。こんな空間で仕事できたら捗るだろうなあ〜。


たくさんのアートにも触れることができました。

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さざなみの音が出て、ビーチにいるような感覚になるこのボックス。
しかし、なぜか私では反応せず、ただビーチの絵が書かれた箱に閉じこもるルームでした。


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北欧の子供用の遊具や玩具は、色使いがとっても可愛いです。
日本よりも落ち着いた配色が多く、あまり子供くさく無い感覚を受けます。

個人的にすごくツボだったのが、こちらのディスプレイ。
上部の空間は、カラフルなネオン、多言語でメッセージが表示されており、人の写真も、多人種で、色調と透け感が良い感じ。

青色のネオン、逆側に日本語が書いてあったのに今気づき逆から撮影したらよかったーと後悔しているのはさておき、英語を訳すると、"私の祖国はどこにでもある(もしくはどこにもない)、だから私はどこでも異国人"みたいな意味合い。深い。

プラスの取り方をすると、「みんな、どこかに行けば外国人」という感じでしょうか。私としては切ない・悲しいという印象を受けました。空港内でこんなに人種について考えることになろうとは。肖像権的なことを言っているのか?深い深い深い。

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この男の子はすごく社交的で、かなり私に興味を示していました。(おそらくぐるぐる一人で歩き回っていたからだと思います。)

結果的に、彼にたくさん遊んでもらいました。笑

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結構ぐるぐるしたので、肩が引きちぎれそうになり、喫煙所で一服しました。ここでまさかのタバコミュニケーションが生まれることになろうとは。


若い黒人男性とのタバコミュニケーション

こんな密室の喫煙所に、身長180cmをゆうに超える男性が入ってきた時から「うおお、でかい…」と怖気づいていた私。

彼は、私を見るや否や、「タバコ1本くれませんか?」と話しかけてきたではありませんか。
お話しを聞くと、1本もタバコが無くて、タバコも売っていなくてどうしようかと思っていたところ、とのこと。

ご縁ご縁と思い、タバコを1本あげました。
なぜかその当時、いつもの紙タバコ(レギュラー)、たっまたま購入した紙タバコ(メンソール)、電子タバコのglo(レギュラー)を所持しており、「どれが良いですか〜?」という文すら出てこなかったため、指差しのジェスチャーでとりあえずレギュラーを譲ることに。
(彼は「吸えればなんでもいーよ!」と言っていました。)

すごくお喋りだった彼、出身地はすっかり忘れてしまいましたが、いろんなことを教えて、旅行の写真も見せてくれました。聞き取れた情報は以下。

・友達と、イタリア旅行に行っていてなぜかはぐれて一人になったこと
(爆笑していたが笑い事ではないと思う)。
・この後合流することができる飛行機に乗ること。
・イタリアでは、ヴェネツィア最大の大聖堂、サン・マルコ寺院に行ってきたこと。
大聖堂があまりにも素敵で、十字架前で30分間動けなかったこと。
・結局大聖堂内には、2時間ぐらいいたということ。

一緒にお写真を撮っていた彼の友人は黒人ではなかったこともあり、もしかすると大学の友人と観光でもしていたのかしら…?

私のことも色々聞かれ、単語だけで会話。
「Why travel in Sweden? For study? for fun?」の発音が良すぎて、(for funが全く聞き取れなかった)困惑している私に、紙とペンのジェスチャーをする彼。

スマホで打ってもらおうと思って翻訳アプリを起動。日本語配列の英語打ち込み画面で渡してしまい、彼は困惑。すぐにキーボード配列に変更しましたあ、気が利かないなあ〜と後悔しました。外国語を利用する方に打ち込んでもらう場合は、キーボード配列で渡してあげることをおすすめします。

結果、はいはいなるほどね、と意味を理解し「For fun!」と答えると「ひとりで?すげえ!クール!」とお褒めの言葉をいただけたのでした。笑

「ありがとうねー!」と喫煙所をあとにしようとしていた彼。まだ予備もあるしと思い、「I'm glad to meet you! Present for you!」とか幼稚な英語を用い、ライターと半分ほど残るタバコをそのまま渡しました。

すると彼の反応は、予想外。日本人さながら「いや!申し訳ない!いい、いい、いい!」と遠慮をしたのです。
まだ予備がある、というジェスチャーをしたら貰ってくれましたが、「え?いいの?ありがとー!」という反応を予想していたので驚きました。


ということで、空港内でほっこりした出来事でした。
北欧では、タバコ税が高く、1箱1,000円なんてすることも(日本で500円前後)。ホテル内、屋内も前面禁煙という場所が多く、タバコを吸うというだけで同志感が強まります。あまりにも禁煙箇所が多かったため、紙タバコをやめるきっかけにもなりました…ありがとう北欧。

もう少し英語を話すことができたら、もっとコミュニケーションを取れたのに…フィンランドでもインドの方とお友達になれそうだったのにチキった私。次海外に行く時は、臆せず友達を作ろうと思います…!

こういうことがあるから旅行はやめられません。
さて、明日からは3ヶ国目、ノルウェー編をお届けします〜!
お楽しみに〜!



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