ビールの色の話
皆さんこんばんは、酒井です。
今日はビールの色について書いていきたいと思います。
「ビールの色は?」
と聞かれたら、大抵の人は、
「黄色と白」
って答えると思います。
この当たり前の回答が、いずれ変わるかも?といった話もしたいと思います。
結論、ビールには多種多様な色がある
私たち日本人に一番馴染みがあるのは、クリアな黄金色のビールだと思います。
しかし、同じ黄金色でも濁った色合いのものも存在したり、少し赤みがかかった色合いのビールも存在したりするんです。
また、果実を使ったフルーツビールを見てみると、緑色やピンク色のビールも存在しています。
決して、「ビール=黄色と泡の白色」と一概には言い切れないんです。
ビールの色はどうやって決まるのか
では、ビールの色ってどうやって決まるんでしょうか?
ビールの色を決める主な要素は以下の3つだと思います。
①水の硬さ
②麦芽の種類
③副原料
■ ①水の硬さ
水には硬度というものがあり、その硬さに応じて、軟水と硬水といったように区別することができます。
硬水にはミネラル分が多く含まれており、軟水はその反対でミネラル分が少ないです。これが、ビールの色に影響しているようです。
ざっくり言うと、軟水を使用すると黄金色のビールが出来、硬水を使用すると赤褐色のビールが出来ます。
日本の水は基本的に軟水のため、黄金色が一般的というわけです。
■ ②麦芽の種類
麦芽にも色の濃いものや薄いものがあります。
色の濃い麦芽を使用するとビール自体も濃色になりやすく、色の薄い麦芽を使用するとビール自体も薄色になりやすいという感じです。
また、麦芽の焙煎をしているかどうかによってもビールの色は変わります。
黒ビールには、元から黒色に近い麦芽を使用しているものもあれば、麦芽を焙煎することで黒色にし、それを使用してビール作りをしているものもあります。
■ ③副原料
ビールの主要の原料は、「麦芽、酵母、水、ホップ」の4つであり、これら以外の原料を一般的に副原料と呼びます。
ビールを造る過程で、フルーツの果汁を入れて醸造されるビールもあるんです。
ストロベリーやチェリー、バナナなど様々なフルーツがビール作りに使用されることがあります。
ストロベリーを使用したら、ビールの色は当然赤色に近づきますよね。
「ビール=黄色と白色」と答える時代は終わる
上記のように、地球上には様々な色のビールが存在しています。
昨今のクラフトビールブームもあり、これから益々ビールの多様化が進み、飲み手の皆さんがビールの種類を能動的に選ぶ時代になると思います。
つまり、
「ビールの色は?」
と聞かれて、
「私は赤色だと思う。」
「え、おれは緑やな。」
って答える人が出てきても、決しておかしくないということです。
最後に
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
見慣れない色のビールを見ると心が躍ります。
みなさんも是非、馴染みのない色のビールと出会ったら、色違いポケモンを見つけたぐらいのテンションで、1杯飲んでみてはいかがでしょうか。
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