![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115420058/rectangle_large_type_2_21f983e014d3370175327cbf7a64c3bd.png?width=800)
やはりターナーは別格 テート美術館展
国立新美術館の「テート美術館展 光 ターナー、印象派から現代へ」を見てきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115422587/picture_pc_c65ca3650f7182c264550117d4ca0423.png?width=800)
国立新美術館は初めて行きました。
いまさら?と言われそう😅
外観はこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115420434/picture_pc_6d01bcae3c38eb0b2947e0907afe8517.png?width=800)
間近で見るとやや汚れて見えなくもない外壁でしたが、こういう無機質っぽいデザインがモダンとされるのが日本らしいですね😅
ターナーは好きな画家。2作目に書いた小説でターナーの絵がプリントされたTシャツを着た美大生を登場させたこともあり、オリジナルTシャツの店で売っていたターナーのTシャツを買ってしまった😅
代表作の「解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号」。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115420792/picture_pc_5968fde0fe14a6c36bfade088d62c95b.png?width=800)
*ちなみに画像は全部拾い画像です。
うっかりこのTシャツを着てターナー展行くとこでしたよ(服のローテーションが少ないので😅)
さて、今回も出品リストを見ながらよかった作品を会場内でチェックしていたら、係員がやってきて「ボールペンは危険で禁止されてるのでこれをお使いください」とアンケートでよく使う簡易の鉛筆を渡された(知らなかった。これからは気をつけよう)。
絵は画家の死後70年経つと著作権が切れるが、切れてない画家でも会場で撮影した写真をブログで公開していいのかな?
絵のタイトルで検索すると、現地で撮影してきた人の写真がたくさん出てくる。
日本人が撮った絵画写真は相当多そう。すごい時代になったもんだ。
よかった作品を順番に。
ジョン・マーティン「ポンペイとヘルクラネウムの崩壊」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115421299/picture_pc_7ffb104e00e142a2c67d52b709305e9c.png?width=800)
照明の加減かもしれませんが、赤く光って見えたのに驚いた。
ウィリアム・ターナー「陽光の中に立つ天使」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115421388/picture_pc_0b4c6486da70e6643a5351aa626913d9.png?width=800)
ターナーともなると、拾い画像では色彩感がまるで違って見えたりします。
その点、現地で撮影した人には敵いませんが、私は撮影したくないので拾い画像に頼ります😅
ターナー「湖に沈む夕日」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115421573/picture_pc_d31809b623f8dbcc3b3235e66b032525.png?width=800)
これが一番よかったですね。発色が素晴らしいです。
抽象と具象のあわいのような世界。家にレプリカを飾りたいくらいです。
ジョン・ブレット「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115421671/picture_pc_df460a10197dcba5fa9b567f3cbdba25.png?width=800)
この絵は横幅もあって、結構な人が見てました(人数制限してない土曜なので、やや人が多かった)。
同行の人はこれが一番よかったと言ってました。
私も鮮やかな美しさには惹かれましたが、ややラッセン感を感じなくも……😅
クロード・モネ「ポール=ヴィレのセーヌ川」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115422010/picture_pc_ca9ec491231b07d7b4e733ba004dd409.png?width=800)
ピサロ以外の印象派にはそれほど惹かれませんが、淡い質感がよかったです。
ヴィルヘルム・ハマスホイ「室内」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115422116/picture_pc_4ed8f56544ed6bc7d25ebf6c45c283c7.png?width=800)
「フェルメールの再来」みたいに以前メディアで話題になっていたハマスホイ。当時はハンマースホイという表記でしたね。
フェルメールの絵も直に見たことがありますが、ハマスホイの静謐な空気はフェルメールとは全然違ったオリジナルなものですね。
他は最近の画家なので、タイトルだけ。
ヨーゼフ・アルバース「正方形讃歌のための習作 黄色の展開」
マーク・ロスコ「黒の上の薄い赤」「無題(1969年)」
ゲルハルト・リヒター「アブストラクト・ペインティング(726)」
ブリジット・ライリー「ナタラージャ」
などです。
ロスコの「無題」が今回の2位です。茶色っぽい抽象画です。
このあと同行の人とご飯食べたりしたのですが、せっかくなんでもう1つ見ようと誘われ、サントリー美術館にも行きました。
「虫めづる日本の人々」です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115422743/picture_pc_de00dba37ab6c68bbbc2b19e918ef51c.png?width=800)
「テート美術館展」と客層が全然違ってて笑えました😅
「テート」の方は大半撮影可でしたが、こちらは薄暗い照明でオール撮影不可。
コアな美術好きが来てる印象でした。双眼鏡で食い入るように絵を見ているおじさんや、若い女性二人連れが絵の解釈を話したりしていて「おおっ!(美術専攻?)」と思いました。
「テート」なんて、絵の前に立っていながら全然関係ない雑談してるカップルもいましたからね😅
日本は美術館がデートコースの定番になってますが、海外でもそうなんでしょうか。
美術館や水族館は冷房効いてて快適だから、デート向きなんでしょうね。
いかにも絵に興味なさそうな男女を結構見かけます。
まだそこまで親しくない女子と距離を縮めるのに喫茶店で向かい合ってだと話題に困るから美術展が向いてるのもわかりますが、雑談の繋ぎとして見るのならあまり正面に長いこと立たないでほしいですね😅←うるさいオヤジ化?
やはり人数制限はしてほしいです。美術館的には大勢詰め込めばそれだけ儲かるかもしれませんが、適切な鑑賞空間というものがあるはずですからね。
「虫めづる」の方は地味な展示が多く、あまり心惹かれませんでしたが、これはよかったです。
増山雪斎「虫豸帖 夏」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115423680/picture_pc_e0f2cbaf90e74d2522ef9128a9bcea04.png?width=800)
昆虫画家?の伊藤若冲に負けない昆虫愛を感じましたね。
とはいえ、都会暮らしが長くなった私はすっかり虫が苦手に😅
子供のときはカブトムシ狩りに行ったりスズムシを飼ってましたが、遠い昔です笑
最近の子供は虫苦手でしょうねぇ。そもそも親世代が苦手でしょうからね😔
先日下高井戸シネマでチャップリン映画を2作品再見してきたので、機会があればそちらの感想も書こうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?