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1週間の振り返り(2024/5/20〜5/25)

この記事は1,927文字あります。個人差はありますが、3分〜5分でお読みいただけます。

このnoteではVoicy(音声配信)で配信した内容のテキスト版(要約版)です。詳しくはVoicyで聴いて頂ければと思います。

今回は、今週放送した内容の振り返りでテーマは下記です。

  • 「できないからできるように」ではなくて、どのくらい不都合があるか

  • 支援は「ベース」を作るところからー中山清司先生とディスカッション❗️

  • こんな支援はリスクがあるかも

  • 頑張れないことの方が辛いこともある

  • 発達障害支援では通訳のような役割も必要

  • 「今、何ができるか」を考えないと、ないものねだりになる

記事の最後にそれぞれの放送のURLを載せておきますので、気になったテーマがあれば聴いて頂けると嬉しいです!

ちなみに、Voicyは下記チャンネルで毎日更新していますので、聴いていただけると嬉しいです。


60分の放送をギュッとまとめると

できなくても不都合がなければOK

243回目の放送では、「できる・できないではなく、不都合がどれだけあるのか」というテーマでお話しをました。僕らはできないことに目が向きがちです。できないよりも、できることが多いに越したことはないと思います。

でも、なんでもできることを目指す必要も、オールマイティを目指す必要もないんです。重要なのは、できないことで、どのくらい不都合や不利益があるかを考えることではないでしょうか。不都合、不利益が大きければ対応を考えた方がいいと思いますが、そうでなければ別にできなくたって構わないこともあります。

楽に生活できることから

244回目の放送では、支援は「ベースを作るところから」と題して、自閉症eサービスの中山清司先生とディスカッションをしました。2週間に1回、こうして話す時間を頂いており(実は、よこはま発達グループでも一緒に働いています)、いつも発見を頂いています。

直接支援が抜群だと思っている先生なので、中山先生の視点をできるだけ吸収したいと思っている一方で、どれだけ正確に僕が理解できているかは不明です。でも、多くの方にとって気づき多い内容になっていると思います!

パワープレイの副作用

245回目の放送では、「こんな支援はリスクがあるかも」というテーマでお話をしました。力対力のパワープレイ的な子育てや支援は、その場ではうまくいくように見えても、長い目で見るとリスクがあると、僕は感じています。具体的にはパワープレイを子どもに教えるということです。

もちろん、場合によってはそうせざるを得ないこともあるかもしれません。でも、それが日常的になってしまうのはリスクが大きいかもしれません。日々の子育てや支援では簡単ではない時間もあるし、どうしていいかわからないこともあるのは事実です。だからこそ、どうすればいいのかを一緒に考えていきたい、そんな風に思っています。

頑張ることは美徳とされるけど

246回目の放送では、「頑張れないことの方が辛いこともあるんじゃないか」というテーマでお話ししました。頑張ることが美徳とされやすいし、頑張ることは素直にすごいことだと思います。でも、頑張りたくても頑張れない人もいるし、これまでうまくいかなかった経験が積み重なった結果、「頑張らないこと」を選ばざるを得なくなっている人もいるんだと思います。

そうしたことも、僕らは考え、理解しようとすることが大切ではないでしょうか。

通訳のような役割を

247回目の放送では、「発達障害支援では通訳のような役割も必要なんじゃないか」というテーマでした。支援者をはじめとする周囲の人たちに求められるのは、ご本人の行動の背景にある情報を推測し、理解しようとすることです。「何度言っても聞いてくれない」と思われる場合も、背景には理由があります。そして、それを伝えていくことが、周囲の理解や支援につながります。

それが、通訳のような役割があるということです。

「今できること」に目を向けて

248回目の放送では、「今何ができるかを考えないと、ないものねだりになっちゃうんじゃないか」というテーマでお話をしました。他の地域、他の実践を見聞きすると「いいなぁ」と思うこともしばしばあるかもしれません。
 
でも、ないものはないし、できないものはできません。
100%の理想は叶えられないかもしれません。それでも、今ある資源の中で、何ができるのかに目を向けることが大事なのではないでしょうか。そうでないと、「不満はあるけど、何も進まない」ということになってしまいかねません。

ということで

1週間のまとめでした!

いかがだったでしょうか?
少しでも気になるテーマがあれば嬉しく思います!

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します!

佐々木康栄


災害時に役立つさまざまな情報

これまでnoteにまとめていましたが、TEACCHプログラム研究会東北支部のホームページに集約しました。宜しければご活用ください。


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