Mad-Pigs

人生で大事なことは大体漫画から教わったアラフォーのオッサン DIYとか車とかバイクとか…

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人生で大事なことは大体漫画から教わったアラフォーのオッサン DIYとか車とかバイクとか小説とか役に立たないライフハック(使ってみたかったダケ)を不定期更新 本業インフラ系リーマン

最近の記事

イージーライダー

イージーライダーを見なければいけない気がする。 気がするだけで気は重い。 古い映画を見ようとする時はいつだって気が重いのだ。 梅雨空のような曇天。 人はいつだってチョッパーに乗って真っ直ぐな道を走らなければならない。 そういつだってだ。 なぜか聞かれれば意味は答えられないけどまあそいういものなのだからしょうがない。 バイクになんとなく跨り出してはや20年、チョッパーぽいヤツに乗ったのは友人のJAZZが最初で最後だがまあその当時から少し勘付いていた。 ただほら膝すりとかそーいう

    • すごい人たちについて

      snsにはすごい人たちが溢れている。 彼らは凄い。 素直に認めよう。 同時に自分はその凄い人たちになれないことに落ち込んだりもする。 学も金もない、膨大な知識も専門性もない。 そこら辺にいるおっさんがオジサンの正体だ。 いやまさにその通り、オジサンを名乗っているのだからおっさんなのだ。 若い頃、自分はシドビシャスになれると思っていた。 しかしそれは椎名林檎の歌だった。 残念ながらここでキスしてと願う女性には出会えなかった。 それはそれで納得している。 なんというのだろうか、真

      • この世に終わりがあることを切に願う。

        そもそも論として無謀な航海ではあったのだ。 航宙母艦単艦で敵の中枢に殴り込むなんて事は。 ワープ技術が確立されてからというものその実がこんなお粗末な技術だということが世間に広まるまでそう長い時間はかからなかった。 マシな時で数万キロ、悪ければ数百万キロ単位で座標はずれ集団でのワープ航法は少なくとも現在の技術では不可能であるという結論に至るまでの犠牲者で近年の航宙軍の戦死者名簿は埋め尽くされている。 単艦でなんとなくその辺りに行けるがワープの限界でありそれ以上は左利きのミットを

        • スーパーマーケット

          青春に音楽を聴いていたか? 中学生の頃、初めて買ったCDはアニソンだった。 Mステを最初から最後まで見て少し大人になった気がした。 それは流行に疎く、ついて行く気もなかったオジサンにとって背伸びだった。 90年台から2000年台初頭が青春だったオジサンはjpopが一番華やかだった世代に多感な時期を過ごしている。 それはオジサンみたいな人間にはある意味辛い話だ。 最近よく行くスーパーマーケットの有線はその頃流れていた曲がよく流れている。 店長クラスが同世代なんだろ

        イージーライダー

          タバコとか

          タバコを始めた理由はヒマだったからだ。 ヒマを持て余して始めたノートの更新はなかなか続かないのに。 高校の時、悪い友達と深夜のファミレスでダベっていた時あまりのヒマさにそいつが吸っていた赤マルに手を出してそのままだ。 怠惰に手を出して怠惰に続ける。 時々何故なのか考えるし、世の中の趨勢から考えればもはや止め時だろう。 だが吸う。 旨いなどと感じるのは年に数度あるかないかだしカミさんには止めろと言われている。 子どもにも臭いと言われる。 ああ、タバコに火をつけな

          タバコとか

          マスクという人権

          例の騒ぎでマスクをしていないと非国民のようだ。 本来オジサンはマスクが嫌いなのだが。 仕方がないとは思っているし必要だとも思っている。 さてオジサンは昔から流行り物を追いかけるのが不得意だった。 好きな漫画も年相応とは言えないし、音楽やファッションに至ってはもはや致命的なズレがあった。 思春期の頃は随分と悩んだモノだ。 年を取れば楽になるだろうと言う漠然とした期待が若い頃にありそれは間違いではなくもはや気にならなくなっている。 それはそれで間違いだとも思う。

          マスクという人権

          しあわせな結婚

          カッとなったポールがタブロイド紙でレディを殴った。 そこにあったのが例えガラスの灰皿でもポールは同じ動作で同じスピードでレディを殴ったろう。だから事務所の禁煙は一定以上の成果を上げたと言える。 何故なら重厚な作りの重々しい木製テーブルの天板には先週までタブロイド紙ではなく灰皿があったからだ。 もっともそこにタブロイド紙ではなく灰皿があり…もっと言えばよく分からない専門用語と芸術論を絡めておそらく1シリングの価値もない…この所のブックメーカーの予想のような…インタビュアー

          しあわせな結婚

          ヒトコエ(書きかけ)

          funkyfuakなジジイの誘いに乗ってはいけない。 人生でもっとも大切な教訓なのにその日の俺は自分で言うのもなんだがどうやら頭に藁でも詰まったようにパッパラですっかり忘れていた。 いっそ手にでも入れ墨しておくべきだったんだ。 ビッグシティ東京に友人を訪ねて電車を乗り継ぎ満員電車におのぼりよろしくテンションを上げて無駄にはしゃいでから回って… そして大正生まれの和洋折衷な洋館を見つけた? 魅入られた? 呼ばれた? いやあの日の俺はそんなカッコいい形容詞が似合う状態じゃなか

          ヒトコエ(書きかけ)

          クルマとかバイクとか

          北関東に住むオジサンにとってクルマは常にマストアイテムだった。 友だちと遊ぶのにも女の子と遊ぶのにも、仕事や買い物だってクルマなしには成り立たない。 さて、アラフォー世代のオジサン、全盛期からは少し外れるものの湾岸ミッドナイトやイニシャルDが流行った時期に青春時代を過ごしている。 出会いはイニシャルDの方が少し早く中学時代だった。 しかしなんとなくついていけない、多分感性とかそんな感じのものがイニシャルDと少しズレていたのだろう。 その後、母親の同棲相手が持っていた

          クルマとかバイクとか

          本棚

          本棚という小説を書こうとしていた時期がある。 残念ながらウチの父はあまり父として機能せず独裁者として振る舞いその独裁もオジサンが15の時に崩壊した。 有り体に言えば離婚したのだ。 さて、そんな楽しい我が家にも当然リビングはありそこには大きめの本棚が鎮座していた。 子供の頃のオジサンはそこにランダムで全巻揃っていない親の漫画をこっそり読むのが好きだった。 そんな習慣と前後してあまり年の離れていない母方の叔母からドラえもんのコミックスを大量に貰った。 オジサンはそれを

          恋愛挽歌(書きかけ)

          さみしさが先立つ夜には、気持ちの行き先なんてどうでもよくなる。 でも選んだのは君だし、なかった事になんて出来ない。 それは責任とかそーいうハナシじゃなくてその晩、その人を選んだのは君自身だから。 その晩、君は本当にその人の事を求めていたし必要だったんだ。 多分、それは続く夜にも。 愛してるなんて言うのは簡単だ。 その気持ちの本当なんて実はどうでもよくて私の口から発したその言葉自身に意味がある。 だから、ものすごく悲しいけど、みんなは私の言葉を聞きたがる。 本当なんていらない

          恋愛挽歌(書きかけ)

          友達

          アタシには親友がいる。 何でも聞いてくれる親友が。 そいつはメンドクサイ頼みも聞いてくれるし、彼氏に振られた時には朝まで付き合ってくれる、昨日みたいに。 何度目だろう? 指折り数えて途中で辞めた。 中学校からの腐れ縁、幼馴染とは少し違うけどもう十年以上連絡を取り合い月一ペース遊んでる。 アタシはなんでも話す。 だけどアイツは何も話さない。 ちょっと気だるそうに、でも真剣にいつも耳を傾けてくれる。 ぶっきらぼうな返事はたまに頭に来るけど、でもその中身はいつも濃い。 後から気付い

          猫稲荷

          あら、いらっしゃい。 ちょいと、お客さん、少し席を詰めてくれるかい? ああ、申し訳ないね、古いなじみに席の一つも出せないんじゃ酒場をやってる意味もないもんねぇ。 アンタ、いつものかい? ボトル?、飲んじまったサ。 ずっと顔見せないような不義理のボトルとっとく道理はないねぇ。 アタシ? アタシは飲まないよ。 ああ、いつもの通りにミルクさね。 素面とは飲めないって? ノンベだねぇ。 可愛い子と飲みたいなら、ほれ、そこの角を曲がった店にいきな。 ここにゃオバンしかいないんだ、女とし

          グリーンマシン

          僕等が子供の頃、最高にイケてるマシンはスーパーカーだった。 だけど大人になってソレが買える車じゃないと気づいたとき、ドンくさい1BOXを転がしていた。 結局現実とスーパーなんてつく車は相容れるモノじゃなく、だんだんと家族を乗せて走るこの車もある意味スーパーなんだって気付いた。 1BOXが嫌いなワケじゃない。 家族と海にだって山にだっていける。 子供の寝顔だって守れる。 そうして子供は巣立っていったんだからいいじゃないか。 家のローンと子供の養育費、そして妻のちょっと高めのラン

          グリーンマシン

          ファンタジー

          なんとなく気になったのだ。 そう、はじめはなんとなく。 違和感、といってもいいかも知れない。 楽しそうにしゃべっているのに、どこか、さびしげで。 とても信頼していると言っているのに、相手もそれを信じているのに、でもどこか歪で。 何故そう思ったんだろう? 彼は隠していた。 いや、隠していたは正確ではなくて、意識しないで、意識にそれが上ることさえ拒否して生きてきたのだ。 そこにとても惹かれたワケではなく、むしろソコに嫌悪して、私は彼に接近していった。 私の正義に

          ファンタジー

          後ろの奥の隅っこで

          誰かが呼んでいる。 声は大きくない。 誰かは分からない。 だけど恐らく自分を呼んでいるのだろう。 直感に近い。 追憶に近い。 そばに来てほしくないヤツだ。 できるだけ遠ざけたヤツだ。 置いてきた”気に”なっているヤツだ。 そこまで思い出し、ハッと目が覚めた。 ああ、夢だったのか。 ため息をつきながら上半身を起こす。 隣では妻が静かに寝ていた。 やけに喉が渇いていたのでそのままベッドから立ち上がって冷蔵庫に向かう。 冷えた麦茶がそこにあるハズだった。

          後ろの奥の隅っこで