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「ロマンス娘」(1956)のヴィジュアル的魅力

こんばんは。

今日は「ハイハイ三人娘」(1963)というラブコメディー作品を観たけど、うーん。三人全員の個性が出てなくて残念。

(左から、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり。本作はこの3人組の歌手の主演映画)


実質、中尾ミエが主役すぎて、もうちょっと他の2人の見せ場も欲しかった。
あと冗長に感じられた。

植木等など脇が作品に華を添えていて色々いい部分もあったんですけど。

やはり三人娘といえばこの作品

「ロマンス娘」(1956)

美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみという 50年代のアイドル的存在の歌手が一堂に会した映画シリーズ

「三人娘シリーズ」の2作目。

(左からいづみ、ひばり、チエミ、全員当時19歳になる年)

衣装は柳生悦子(やぎゅう えつこ)という衣装デザイナーが担当。
3人の見せ場がバランスよくあるし、魅力が伝わってきます。
内容はシリーズ4作全てラブコメディー。

シリーズ4作品の中で衣装が一番良いです
銀座の松坂屋で3人がアルバイトしているシーンがあり、当時のデパートの様子がわかる貴重映像。
ヴィジュアル的な魅力で選ぶなら「ロマンス娘」。

「ジャンケン娘」(1955)

三人娘シリーズ1作目「ジャンケン娘」(1955)は衣装が「ロマンス娘」に比べるとイマイチ。


「三人寄れば」(1964)

シリーズ最後の4作目「三人寄れば」(1964)は、前作「大当り三色娘」(1957)から7年が経過。

少女の華やかな世界観から大人の雰囲気にテイストが変わってしまっている。

20歳(1957)から27歳(1964)になったわけだから仕方ないです。


ヴィジュアルで「ロマンス娘」をおすすめしましたが、内容が一番面白かったのは3作目の「大当り三色娘」(1957)です 笑。

ではまた次の更新で。


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