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【ファッション】「接吻泥棒」(1960)を観て気づいたこと
こんばんは。
寒すぎて暖房つけてます。
今日取り上げる映画は
「接吻泥棒」(1960)
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) May 12, 2020
「接吻泥棒」(1960)
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) May 1, 2019
銀座で車の衝突事故が起きた。ボクサーの高田明(宝田明)を乗せたタクシーと学生の由紀美恵子(団令子)を乗せた車。
高田は、事故で気絶した美恵子に水を口移しで飲ませた。その様子を写真に撮られ、週刊誌の表紙に。それが縁で様々な女性にモテる高田が美恵子と関わりができ…。
宝田明(写真左)と団令子(中央)コンビの東宝配給のラブコメディー。
役名は、高田明(宝田明)、由紀美恵子(団令子)。
ちなみに写真右に写ってるのは、原作の石原慎太郎。ちょっとだけ出演しています。
四ツ谷が映るシーンも
川島雄三『接吻泥棒』(1960)
— 井嶋ナギ (@nagi_ijima) April 22, 2019
車から降りた団令子と宝田明の向こうに見えるのは、ニューオータニそばの今も釣りが楽しめる「弁慶堀」。
そしてその奥に小〜さく見えるのは、都電! おそらく3系統(溜池線)(さらに昔は外濠線とも)かと。 pic.twitter.com/jh0Hw3fdCZ
ボクシングの試合のシーンも
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) May 12, 2020
白黒スチールではわかりにくいかもしれませんが、この頃の東宝映画はモダンで華やか。
1950-60年代でおしゃれな日本映画を探すなら
東宝作品を掘っていくのが良いと思います。
(下の画像は1964年公開の「君も出世ができる」)
ラジオ歌謡選抜公式blog : 第109回放送:M11「君も出世ができる」フランキー堺 /ジャケット:http://t.co/fUjODhiizd #歌謡選抜 #昭和歌謡 #歌謡曲 #ミユラジ pic.twitter.com/hHWmrlrBFy
— ラジオ歌謡選抜(FMおだわら) (@radicase787) April 5, 2015
海外のファッション誌が出てくる
デザイナーの西条(写真右)の店に、高田(中央の男)が頼んでいたコートを取りに来るシーンがあります。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) May 12, 2020
美恵子(左)が西条(右)の作ったコートにケチをつけて喧嘩になるシーンでこんなやり取りがあります。
** 美恵子「あら、先生、まだご覧になってないの、今月のEsqire(エスクァイア)。」西条「あんたなんかにわかるもんですか。男が。」美恵子「男は知らんけど流行なら知ってます。」**
会話にある、Esqireというのは海外の男性誌。
Tonight's @nytimes story in 1960s @esquire covers... pic.twitter.com/I8kJv6Z7qr
— Jack Bohrer (@JRBoh) January 5, 2018
【洋雑誌】 ESQUIRE US出版国:アメリカ / 英語 / 月刊:年12冊 (合併号は2冊カウント)1933年に創刊された歴史あるアメリカの男性総合誌。 主に30代~の男性をターゲットに、ファッションをはじめ、トレンド、アート、時事問題、政治、ヘルス、女性、ライフスタイルなど、男性が興味のある分野を知的にカバーしている。(出典: Kaigaizasshi.coM)
海外の男性誌までチェックしてるなんて、かなり感度の高い女学生ですね。
1960年当時、海外の雑誌を読んでいた人は限られていたと思いますが、裕福な一部の層は読んでいたのでしょうかね。
このあたりはまだまだ調査が必要です。
ちなみに西条の店にVOGUEが置いてあって、美恵子がパラパラ読んでるシーンもあります。
ちなみに1960年VOGUEはこんな感じ。
Check out @JANEFONDA gracing the front cover of #Vogue January 1, 1960. Jane, you're still a hottie! #TrendUp pic.twitter.com/HAOJyWoxv5
— Giovanni Centurione (@TRENDUPGiovanni) September 9, 2015
あと、海外ではないですが、西条に装苑から送られた花が映るシーンも。
ピルボックスハット
上の画像が小さくてわかりにくかったと思いますが、デザイナー・西条役は草笛光子(写真右)です。
https://t.co/Tkqur9YTkh pic.twitter.com/njQ1Qf05F4
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) June 18, 2019
デザイナーとあって、本作ではピルボックスハット(下の画像のような)という変わった帽子をかぶってるシーンもあります。
「接吻泥棒」(1960)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 27, 2019
(上の画像)
ピルボックスハットを着用
(下の画像)
女性がVOGUEを読んでいるhttps://t.co/IfeC8eseab pic.twitter.com/SP0VQjFj9A
1950-60年代、映画に色々な帽子が出てきます。
形が変わっていて、どういう種類の帽子かわからないものも多いです。
引き続き、帽子にも注目していきます。
ではまた次の更新で!
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