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国際的な交流を楽しみながらBBQ

夏と言えば海!海と言えばBBQ!今日はこどもたちが楽しみにしていたBBQの日です!
海でのBBQはこどもたちにとって特別な体験。始まる前からこどもたちのワクワク感が高まっていました。
まずは下準備から。お友達やボランティアの方と協力しながら野菜を切りました。そして薪に火を付ける方法を学び、BBQに最適な火加減に調整して準備を整えていきました。
いよいよBBQがスタート!自分たちで切った野菜や肉を、自分たちで起こした火で焼いて食べました。きれいな海を眺めながら食べるBBQは格別の美味しさでした!

一緒に遊んで知ることができた文化の違い


そんななか、今回BBQに参加したこども防災協会のボランティアの方の中には、お肉を食べない方もいました。
お肉を食べないのは宗教上の理由によるもので、代表的なものに「ハラル」というものがあります。
「ハラル」とは、イスラムの教えに則って「許されている」を意味するアラビア語です。イスラム教では生活全般において戒律があって、食べ物についても「食べてよいもの」と「食べてはいけないもの」が細かく決められています。食べてはいけないものの代表が豚肉です。
そのため、イスラム教徒の人は豚肉を食べませんし、豚骨スープや豚から抽出したエキスが含まれる調味料なども口にしません。イスラム教では、豚は不浄のものとされているため、一切体内に入れてはいけないことになっています。
現在、世界には18億人以上のイスラム教徒がいるとされていますが、イスラム教徒の観光客が増えるとともに日本国内でもハラルへの対応が進められています。最近ではハラルフードを取り扱う飲食店が首都圏を中心に増えているほか、日本の食品がハラル認定を受けて輸出されていることもあって年々関心が高まっています。
こどもたちは当初、BBQで肉を食べない留学生を見て不思議そうにしていましたが、時間が経つとともに「これは食べられるの?」「これは食べられないの?」といった質問を投げかけるようになり、興味津々の様子でした。
今回、こどもたちはBBQを楽しむとともに、世界の風習について学ぶこともできました。

世界の人と仲良くなろう

自分たちの普通が世界の普通ではない。世界にはいろいろな文化があっていろいろな人たちがいる。それぞれの文化を尊重し合って仲良くすると今まで見えなかった世界が見えてきます。国際的なボランティアの皆さんと一緒に時間を過ごすことによって心を広げる大切さや楽しさを学ぶことができました。
災害はいつどこで起こるか分かりません。自分と違う年齢や文化の人であってもすぐに手を貸すことができる、優しい気持ちを持てるよう育ってほしいものです。


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