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第20回こどもレストラン・イタリア編 〜こどもシェフの活躍レポート〜

2015年からスタートした「こどもレストラン」も
ありがたいことに今年で10年目を迎えることができました!

さらに20回目の開催ということで
今回は初の試みとして、東京・横浜・仙台の3場所開催を行いました!

この記事ではこどもシェフの活躍を、3会場の様子を織り交ぜながらお伝えします!

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「こどもレストラン〜食と音楽の世界旅行〜」とは?

こどもたちだけで作り上げる、1日限りのレストラン。
お客様は、いつもおいしいごはんを作ってくれる大切な家族。
想いがつまったお料理で、大好きなあの人に
とっておきの「ありがとう」をつたえよう。

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◼️第20回こどもレストラン

◯開催日時・場所

2024.5.18  東京港区の「Patia東麻布

2024.6. 1   横浜みなとみらいの「BUKATSUDO

2024.7.14 仙台立町の「学校法人仙台YMCA学園


第20回の記念回として初の試みである3場所開催を行いました!

東京ではいつもとおなじみの場所での開催でした。
横浜は2回目の開催。1回目のシェフたちや顔なじみのシェフたちもいて、和気あいあいとした雰囲気でした。
仙台では、コロナ禍でお休みしていたこともあり実に5年ぶりの開催!
久々に会うこどもシェフたちは見た目も中身も大きな成長を感じました!

◼️マルゲリータピザを作ろう!

今回のテーマとなる国はイタリア。
実はイタリアは、第1回こどもレストランで訪れた記念すべき国。
第20回という回を記念して、最初の回のリバイバルを行いました。

ピザ生地を自分たちでこねて作り、マルゲリータの定番のトマトソース、バジル、モッツァレラチーズをトッピングします。
ツナやコーンなど、子どもたちが普段おうちで食べているピザとは少し違った味わいとなっています。

◯ピザ生地づくり!

本来、ピザ生地を作るときは、発酵させるために長時間生地を寝かせる必要があります。
しかしこどもレストランには時間に限りがあるため、何時間も待っていられません。
ということで、今回はこどもレストラン特別レシピで
試作に試作を重ねた、おいしくできるレシピで作っていきます!

まず使うのはドライイースト。
初めて見る茶色い粉に、シェフたちも「なんだろう」「チーズみたいな匂いがする!」との声。

ドライイーストと塩にぬるま湯を入れて、粉がなくなるまでよく混ぜます。
これが短時間で発酵させる最大のポイントです。

それを強力粉と薄力粉の中に入れてよく揉み込んでいきます。
東京編ではポリ袋に入れて混ぜましたが、より扱いやすくなるよう、横浜編からはボウルとフォークを使って生地をまとめました。

ある程度まとまったら、手で直接まとめていきます。
全体重を使って、よいしょよいしょ。

「ここをしっかりこねると、柔らかくておいしい生地になるんだよ」
と伝えると、より一層手の力を強めて一生懸命にこねるシェフたち。
おいしい生地をおうちの人に食べてもらいたいという気持ちが伝わってきました。


◯生地を寝かせている間に…

生地が出来上がったら寝かせます。その時間なんとたったの10分!
その時間を使って、ざまちゃんから、今日作るマルゲリータピザについてのお話がありました。

「なんでマルゲリータって言う名前になったと思う?」という質問に、
「うーん……丸いから!?」
と子どもならではの自由で柔軟な発想が飛び交う楽しい時間となりました。
使う具材の色がイタリアの国旗の色に似ているという話をすると
「本当だーーー!!!」と納得の声が。
バジル、モッツァレラチーズ、トマトソースの3色はイタリアの国旗を表しているようですね☆

◯いよいよトッピング

寝かせておいた生地を確認すると
「ちょっと大きくなってる!」「やわらか〜い!」
たった10分といえど、その違いは子どもたちにも分かるほどでした。

柔らかくなった生地をまあるく伸ばしていきます。

大きさの見本にと置いていたピザのイラストと大きさを比べる姿もあり、真剣に生地を広げる様子が感じられました。

生地が上手に広げられたら、ざまちゃんの話にあったトマトソース、モッツァレラチーズ、バジルをトッピングしていきます。

チーズを細かくちぎったり、バジルを細かくちぎったり……
同じマルゲリータピザを作っているのに、その表情は実にさまざま。
世界に一つだけの、自分だけのピザが出来上がりました!


◯ピザを焼いている間に…

上手に作れたマルゲリータピザ。
あとはおいしく焼くだけ。ここはスタッフの腕の見せどころです。

待っている間に、さささんからイタリアの国についてのお話です。
実は第1回目にもイタリアをテーマにしたという話や、真実の口についての話がありました。

みんな、真剣に聞いてくれています。


◼️料理が出来上がったら…

◯マルゲリータピザを食べよう!

今回は会場によって、オーブンとフライパン、それぞれでピザを焼きました。
焼き方によっても生地のもちもち度が違うようでした。
「ここをがんばって作ったんだよ」「ここが難しかった」など、調理中の様子も話しながら、おいしそうに食べていました。

実は作っている最中に「トマトはちょっと苦手……」と話していたこどもシェフがいました。
でもどうでしょう。何事もなく食べているではないですか!
「おいしい!」とうれしそうに話すその顔は、とても誇らしげでした。
「自分で作った」ということは、苦手克服の大きなきっかけになるのですね。

そして、今回のおとなカフェではイタリアにちなんだスイーツをおうちの方に作っていただきました。
こどもシェフが作ったマルゲリータピザと、大人が作ったデザートで、イタリアランチのコースが完成です☆
おとなカフェの詳しい内容は9月28日(土)に公開予定です。お楽しみに!


◯シェフ認定式

親御さんがお子さんの料理中の姿を見られない分、最後に行う「シェフ認定式」の中でこどもシェフの頑張りを伝える時間を設けています。
(シェフ認定式って何?という方はこちらへ)

今回は東京・横浜・仙台の3場所で、それぞれたくさんの立派なシェフたちが誕生しました。

毎回シェフ認定式でお渡ししている「カントリーシール」と「シェフ認定証」。
今回はこちら!

シェフ認定証は、ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある石の彫刻、「真実の口」です。
嘘をついている人が手を入れると、抜けなくなってしまうと言われているそう。
今回は、子どもの指が入る大きさの穴を開けてみました◯
みんな指を入れて最後の最後まで楽しんでくれていました♪

他にも、こどもレストランには料理だけではないお楽しみがあるのです。
それは、音楽の時間
毎回、テーマの国にちなんだ音楽に触れる時間があります。

イタリアにちなんだ音楽、何が思いつきますか?
音楽の時間の詳しい内容は、10月5日(土)公開予定の記事をお楽しみに!


◼️記念すべき第20回開催

今回は第20回ということで、さまざまな準備のもと、無事3場所開催という大イベントを終えることができました。
これもひとえに、それぞれの会場で参加してくださったシェフやおうちの方々の応援と、それぞれの会場でそれぞれの良さを発揮してくれた、こどもレストランスタッフの皆様のおかげです。

こどもレストランを支えてくださっている皆様からいただいた温かいお言葉を胸に、これからもこどもレストラン、ますますパワーアップしていきたいと思っております!
今後とも応援、よろしくお願いいたします!

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
こどもレストランについてもっと知りたい方は、
下記のリンクをご覧ください。

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