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味つけ以外に味を左右する6つの要素

「店員のあの一言で食事が不味くなった」なんて話があるように、料理の味を左右するのはなにも調味料をつかった味付けだけではありません。

人間の脳は、あらゆる感覚器官を使って「味」を感じているのです。

味付けを変えずして味をコントロールできるという事実を知っていると、ヘルシーな料理でも満足感を持って食べられるようになったり、美味しい料理をより美味しく味わってもらうことができるようになります。


そこで今日は、味つけ以外に味を左右する6つの要素について簡単にご紹介したいと思います。

作る人にも、食べる専門の人にも参考になれば嬉しいです。

*ちなみにここでは「温度」や「食感」といった口腔内で感じ取る要素は省いています。病気や妊娠中など、体調によって左右される味覚も例外とします。



情報が味覚を左右する

飲食店に行って「〇〇さんが育てた野菜の〜」とか、「大人の〇〇」「プレミアム〇〇」なんて書かれると、なんとなくそのへんのものより美味しいんじゃないかなって気がしてきますよね。

実は情報が味覚を左右するという話は、研究でも明らかになっているんです。


ある実験で、20代〜40代の男女30人をAとB二つのグループに分けて、双方に同じ料理を食べてもらいました。

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