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没個性になりがちなお店は、スキルの掛け合わせを強みにしてみては?

世の中に出る商品やサービスがどこも似通ってきている時代です。

大企業のように、たくさんの資金を次々と投入して高クオリティなものを作ることができない個人商売は、一体どのようにして個性を打ち出していけばいいのでしょうか。

一つは、以前このマガジンでもご紹介したプロセスエコノミーが参考になります。商品ではなく、それができるまでの過程に価値をつけてしまう方法です。


あるいは、SNS等でお店のストーリーを発信していく方法も一つの個性の出し方です。


また近ごろの消費者の欲求は、お店の目指すビジョンやミッションに共感することだけではありません。

商品を買うだけでなく、そのビジョンやミッションを一緒に叶えたい、参加したいと思うようにもなってきています。

人間、いちど自分が関わった対象には愛着が湧くものです。愛着が湧けば、それはその人にとってなくてなならない特別な存在になります。

そしてもう一つ、今日お伝えしたいのは、これからはスキルの掛け合わせが強みになるんじゃないかな?ってお話です。

一つの得意なスキルで勝負するだけでなく、ほかのスキルとコラボすることで、今までにない新しい個性を打ち出していく方法です。



なぜスキルの掛け合わせが必要なのか

昨年はメジャーリーガー大谷翔平の活躍によって、至るところで二刀流というワードを耳にしました。

マーケティング思考力トレーニング」の著者・黒澤友貴さんは、これからはビジネスの世界でも二刀流が当たり前に求められる時代になってくると言っています。


なぜ二刀流の仕事が必要なのか。一つのことを極めているだけではダメなんでしょうか。

記事によると、反復型のルーチンワークは、今や業務委託や副業人材へ依頼する流れになってきているのだそう。

誰でもできるような仕事は、もはや外注した方が経済的なのでしょうね。つまり替わりがいくらでも聞いてしまう。

だから2つ、3つとスキルをつけ、替えのきかない人材になることが必要なのだと説いているのです。


これは個人商売でも同じな気がします。

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