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いよいよ「外貨を稼ぐ」という発想が誰しもにとって必要になってきた

私の知人で、マレーシアと日本の二拠点生活をしれいる人がいるんです。

といっても生活しているのはほぼマレーシアで、仕事のためにときどき日本に帰ってくるという感じです。

彼は移住する前にお試しで一定期間ホテル住まいをしていたんですけど、そのとき現地から私にスカイプしてきてこんなことを言ったんですね。


「日本の物価水準で稼いで、物価の安いマレーシアに住むって最高だよ!」


なるほど。そりゃそうでしょうね。

仮に当時のマレーシアの物価が日本の1/3だったとしたら、単純に考えて日本から持って行った1万円が3万円になるような感覚ってことですからね。

私もバリ島やセブ島に旅行をしたことがありますが、物価が安くて何でもポンポン買えてしまうので、まるで自分が王様にでもなったような気分でした。


で、なんでこんな話をあれから10数年も経った今ごろになって思い出したかというと、最近の日本の経済がマズすぎて、いよいよ誰しもが「外貨」を稼ぐことを考えないといけない時期になってきているのでは?と感じているからなんです。


日本の中だけで経済を回していくマズさ

あんまり煽るようなことは言いたくないのですが、日本の経済が今どれぐらいヤバいのかってことについてだけ軽く触れておきます。

まずご存知の方も多いと思いますが、円が絶賛だだ下がり中です。

TradingViewより

ついこの間まで115円前後だったドルが、たった1ヶ月で10円も上がっていいます。11500円で買えていたものが、いつの間にか12500円出さないと買えなくなっているという異常事態。

つまり今って、ただただ円を持っているだけでその価値が目減りしていってる状態なんです。


これに加え、原材料費の高騰が原因であらゆる物の値段が上がっています。私のいる飲食業界も深刻で、小麦粉・肉・油をはじめとする輸入品全般が値上げラッシュ。

こうなると仕入れ分を価格に転嫁したところで利益はほどんと変わらないので、これからも人々の給料は一向に増えないことが予想されます。

収入は増えないのに物価だけがどんどん上がっていく…。

こんな状況の中で、この先も日本で暮らしながら日本人を相手に商売をしていくって、想像しただけでけっこうハードだと思うんですよね…。

人口も減り、物が売れなくなっている日本の中だけで経済を回していくのは限界かなと。

ごく小さな商圏で、少人数のお客さまに支えられれば何とか老後まで逃げ切れそうな世代の人はいいかもしれません。でも若い人たちはそうはいかない。

となると、日本人は今や、日本より豊かな国の外貨を獲得していく策を真剣に考えないといけない時期にきているんじゃないかと思ったんです。


たぶんひと昔まえからずっとこんなことは言われていたんですけど、コロナだの紛争だの物価高騰だので、小さな事業者や個人を含めたより多くの人にその必要性が迫っているんじゃないかなという気がしています。

ユダヤ商人の格言にも「金持ち相手に商売をしろ」「良いものをなるべく高く売れ」っていうのがあります。ビジネスの基本はやはりこれなんです。



お店などの事業者にできること

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