鹿児島から世界に挑戦する老舗が、10年後に実現したい姿とは!?KOBIRAビジョンの全貌を大公開!!
昨年、創業110年を迎えたKOBIRAは、2022年からの3年間を第4創業期と位置づけ、新たにミッション、ビジョン、バリューを定めました。
ミッション、ビジョンを作った背景や、それが社員に発表された経営ミッション発表会の様子などはこちら。
【KOBIRAのミッション】
海の冒険者を祖に持つ「新しい老舗」として、不確実性の荒波を乗りこなし、これからの百年も安心と希望を社会に届け続ける。
「地域に、日本に、世界に、KOBIRAがあるなら大丈夫」これからの100年も、そんな存在であり続けたい。そんな願いがこのミッションには込められています。
今回は、そんなミッションと共に定めたKOBIRAビジョンの全貌を大公開していきます!
ビジョンとは
まずビジョンとは、特定の時点でこれを実現したいというような中長期的な目標のことをいいます。「こう在りたい」という企業の理想の姿を定めるものです。KOBIRAでは『Vision 2032』としてKOBIRAが10年後にたどり着きたい6つの姿をビジョンにまとめました。
そうして、できあがったビジョンをビジョンマップとして作成。経営ミッション発表会では、社員一人一人に紙のビジョンマップが手渡されました。
KOBIRAがこれから先の10年で実現したい世界とは、どんな世界か。
6つのビジョンをたっぷり紹介していきます!
▼Vision1 日々の暮らしを守り抜く KOBIRAが、街の安心の象徴となる
KOBIRAが取り扱うエネルギー、システム、食品は、日々の暮らしに欠かせないものです。「当たり前の暮らし」を守るため、決して途切れることなく、安心できる商品とサービスを提供できる企業であり続けます。また、今後は暮らしをトータルで支えるための新分野にもチャレンジします。
<具体的な施策イメージ>
現在の事業をより使いやすく、分かりやすいサービスにするよう、老若男女が手軽にスマホで不自由なくできるようにしたり、AIが面倒な作業を一瞬で代行してくれたりするようにし、顧客体験の質を継続的に高めていきます。また、社会環境の変化の中でも安定的にサービスを供給できるよう、提供できるエネルギー商材の選択肢を増やします。顧客の生活すべてを豊かにするため、金融や保険など他領域のサービス分野も含め扱えるようにします。
<このVisionを掲げた想い>
KOBIRAは日々の生活の基盤となるインフラの仕事を担ってきました。ミッションの中で掲げた「安心」は、日々の当たり前の暮らしを守ることです。その仕事をやり続けてきたことに私たちは誇りを持っています。これからもKOBIRAはその当たり前や安心を守る存在としてあり続けていきたいと思っています。
▼Vision2 地域だからこその可能性が花開く、ワクワクあふれる街を生み出す
人口減少と高齢化が進む地方にも「希望」を届けるため、KOBIRAはローカルの街で、最先端のチャレンジが生まれる舞台を作ります。そこでは、住人や社員だけでなく、その舞台に関わりたい世界中の人が皆一緒になって試行錯誤を楽しんでいます。
<具体的な施策イメージ>
継続的に地域活性化に関わっている日置市湯之元で「暮らしとコミュニティ」をより豊かにする世界の最先端の取り組みを行います。国内外から有志とKOBIRA社員が参加する「未来の暮らし研究所(仮)」を設立し、新しいアイデアを生み出し、実現します。地域の安心と希望のシンボルとして、そして世界から人材が集まる場所として、本社ビルを湯之元に建設します。
<このVisionを掲げた想い>
湯之元への本社オフィス移転は2024年初旬を予定しています。今ではシャッター温泉街となっている湯之元に、グローバルな先進技術等を取り入れ、地域住民とともに「世界に誇れるウェルビーイングタウン」を創ることを目指しています。その第一歩として、まずは空き家をワーキングスペースとして活用する「街まるごとオフィスプロジェクト」を開始。日置市と連携協定も結びました。
さらに、構想段階ですが、空き家を買い取ってエネルギーテストのデータを取る研究施設に改造したり、空き店舗をeスポーツ施設へと転換したりと様々なアイディアも生まれています。
湯之元を舞台に、地域だからこそのワクワクあふれる街を作っていきます。
▼本社移転について詳しくはこちら▼
▼Vision3 あらゆるライフステージとライフスタイルを受け入れる懐の深い組織となる
年齢、性別、嗜好、バックグラウンドの違いを超え、多様な人材を受け入れる組織となります。老舗としての懐の深さを持ち、共に目的地を目指すクルー(乗船員)として、お互いを理解しあい、協力して価値を創造していきます。
<具体的な施策イメージ>
働き甲斐と働きやすさの両立、そして社員のウェルビーイング(精神的、肉体的、社会的に健康な状態)を実現する人事制度を作ります。感覚ではなく数値でも問題を把握するエンゲージメント(組織と社員の繋がり)調査を行い、継続的に改善します。感謝と承認に基づいたコミュニケーションができる心理的安全性の高い職場を作ります。
<このVisionを掲げた想い>
「組織は会社のOSである」と表現されることがありますが、会社の組織は社員が働くための基盤となります。会社の中で、社員や、新しいアイディアを生かすためには、社会に合わせて組織をアップデートしていくことが必要だと考えています。
▼ウェルビーイングとは▼
▼心理的安全性とは▼
▼Vision4 世界に開かれた「出島」となって先陣を切って進化し、全国の地方中小企業に刺激を与える
先行きの見えない社会の中で、地域コミュニティだけでなく、多くの地方中小企業も未来に希望が見えない状態になっています。KOBIRAは自身が世界から得た知見を広く提供することで刺激を与え、地方企業の進化を促し、進化のためのサポートを提供します。
<具体的な施策イメージ>
地方では高速で変化し続ける外の世界の情報から距離が生まれがちです。常に最新の情報を得るため、社員一人一人が学び、成長するための制度を拡充します。外部からの優れた人材を副業や顧問の形で受け入れることで外部の視点を積極的に受け入れ、柔軟に会社をアップデートし続けます。得られた知見を広く地域企業に共有し、進化したい企業をサポートします。
<このVisionを掲げた想い>
KOBIRAは110年もの長い歴史のある会社ですが、第4創業期の始まりと位置付けた2022年の一年間で、ミッション、ビジョン、バリューの策定、評価制度の改正、就業規則の全面改訂、サーベイの導入、生産性を向上するために10種類以上のITサービスの導入(ジョブカン、SmartHR、Office365)など、新しいツールや制度を数多く取り入れました。これからも「地方にありながらここまでできる」ということを実践し続けることで、日本全国の中小企業に良い影響を与えられる企業になっていきたいです。
▼2022年のKOBIRAの動きについて詳しくはこちら▼
▼Vision5 成長も環境もあきらめない。経済活動の矛盾から逃げずに新たなサービスを生み出す
LPガスはCO2を排出し、冷凍魚の輸入は漁獲地の天然資源にネガティブな影響を与えることもあります。安定したエネルギーや食の供給を目指すことが、地球環境レベルでは負の影響を与えてしまう。そんな矛盾からも目を逸らすことなく、より良い選択を心がけ、企業としての成長と生態系の持続性を同時に実現する方法を、常に模索し取り組みます。
<具体的な施策イメージ>
持続可能性というテーマは、単に倫理的な観点だけではなく、大きなビジネスチャンスにもなっています。KOBIRAは商人(あきんど)としてしたたかに、経済活動も持続可能性も実現する、新しいビジネス領域に取り組みます。ESG投資やRegenerationといった世界の動きを意識しつつ、社会を良くし、人々の生活もより豊かにできるサービスの開発に取り組みます
<このVisionを掲げた想い>
ビジネスは多くの矛盾の中で板挟みになりながら、より良い選択肢を提供するという日々の営みです。そんな世界で、よりエシカルなビジネスを追求できるような企業になっていきます。
▼Vision6 鹿児島、日本、世界に、KOBIRAビジョンを実現するためのネットワークを創る
KOBIRAは、さまざまな街や国の人材や企業が繋がるハブとなります。国内外の企業、自治体、NPOなどとのネットワークで生まれる緩やかな連帯を通じて、KOBIRA1社だけでなく、共に手を取り合い、ビジョンの達成と大きな社会の課題解決に柔軟に取り組める企業となります。
<具体的な施策イメージ>
国内外の企業、自治体、NPOなどと積極的にネットワークを作り、社会課題の解決を行います。ネットワーク間の出向や受け入れなどの人材交流を行えるよう整備します。説明責任と情報開示を積極的に行い、ステークホルダー(顧客や企業、地域、環境といったすべての関係者)達との信頼しあえる関係を作ります。
<このVisionを掲げた想い>
私たちが新しく掲げたビジョンは、KOBIRA一社でやり遂げるのは到底難しいような大きなものです。同じビジョンを見据えて共感できる仲間たちと協力することで、それを成し遂げていきます。
湯之元に移転する新しいオフィスも外に開かれたオープンなものにすることで、そういったネットワークの拠点になればと考えています。
挑戦する老舗、次なる冒険へ
こうして10年後、2032年までにありたい姿として掲げた6つのビジョン。
このビジョンを元に早速、社内では新規事業のアイディアの種が次々と生まれています。ビジョンを実現した先にある世界は、どんな世界なのか。
”挑戦する老舗” KOBIRAの次なる冒険は、まだまだ始まったばかりです。