2014年4月の記事一覧
焼きそば・スパゲッティ・チャーハン。
それは土曜日のお昼ごはんのお決まりメニュー。
午前中で学校が終わって家に帰ると、まずはキッチンに行く。
和室のほうで寝ているのか、姿が見えない母親の
「お昼あるから、自分で食べて」という声が、タイミングよくかかる。
「は〜い」と返事して、白い冷蔵庫の扉を開けて、
まずは麦茶やカルピスを取り出して、コップについで飲む。
コンロのいちばん火力の高い五徳のところには、
大きな中華鍋が置かれ
ゾウのポットのチョコレートソース。
その土地に呼ばれているのかもしれないと思うことがある。
自分が好きで、何度も通う場所もあるけれど、
なぜか知らないけれど、行く機会がある場所がある。
わたしにとってはインドネシアのバリ島がそんな感じだった。
いちばん最初に行ったのは仲の良い友人との旅行。
その後も別の友人と旅行で行った。
とくにすごく好きというわけでもないけれど、
「休みたいね」「どこに行く?」「なんか海のあるとこ」
パイナップルのせハンバーグ。
もうリタイアしてしまったが、父親は船舶会社に勤めていた。
とはいっても、タンカーや貨物船を扱う仕事で、
客船と違って華やかな感じではなかった。
海外との取引もあり、ときどき出張に行くと
ぬいぐるみや文房具、チョコレートなどを買ってきてくれた。
まだ小学校、低学年のときだったと思う、
横浜のドックに、父の仕事関係の船が入り、
しばらく停泊しているとのことで、
その船長さんに招待されて
風月の想い出「ミートたっぷりね」
高校を卒業して、武蔵野のはずれにある美術大学に進学した。
立川と国分寺、そして東大和市の境にあり、住所は小平市だった。
どの市の中心駅からも遠く、いちばん最寄りとされていたのは、
西武国分寺線という黄色い車両のローカルな路線の駅だったけれど、
下車後、さらに玉川上水沿いにひたすら歩くという道のりだった。
太宰治が入水できるほどの水は流れておらず、
湿った堀があるだけの玉川上水だったけれ
おいなりさん裏バージョン。
何人かで集まって食べ物の話をしていると、
同じ食べ物でも「我が家ではこうだった」「うちの地方はこういう味」
というような話になることがある。
今はネットによって、その土地に住むひとの話もすぐに聞くことがでるし、
宅配便で簡単に取り寄せができるので、
独自の食文化について知る機会も増えていると思う。
地方なりの特色が出ている食べ物といえば、やっぱりお雑煮。
おすまし、白味噌、丸餅、四角
アンディ・ラウのうどん。
映画を観るのが好き。
できれば映画館で。そして年間50本が目標なのだけれど、
なかなか到達できない。映画館で観る映画と、
家でDVDやダウンロードして見る映画は、別なものだと思っている。
どっちがいいとか悪いとかの話ではなく。
映画館で映画を観る。真っ暗な空間で約2時間、
映画の世界に埋没する。その時間が好きなのだ。
スクリーンの中で繰り広げられるさまざまな物語。
遠い過去、まだ見
食器棚の大きな茶碗。
川沿いにカーブしたアスファルトの道路。
カーブの先に水色のバスが小さく現れ、だんだんと近づいてくる。
そして、コンクリートの橋のたもとにあるバス停に止まる。
乗車は中扉から。ステップを上がると少し混んでいて空いている席はない。
わたしの乗るバス停は、始発の駅と終点の駅の
ちょうど中間くらいにあるので、それはいつものこと。
慣れている。ぎゅうぎゅう詰めじゃないだけマシ。
銀色の手すりに