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#39資産形成超入門編~目的別おすすめ投資方法②投資信託・つみたてNISA~


前回に引き続き資産形成入門編第2弾です。


今回は、資産形成の中でも20代や投資初心者に特に選ばれている投資信託について仕組みと活用方法について解説します。


投資信託=金融商品のパッケージ


投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金をまとめ、それを資金として、運用の専門家が投資・運用を行い、得た成果を投資家に分配する金融商品のことです。

引用元:投資信託協会


固い表現でしたが、いわば金融商品の詰め合わせパッケージです。

Aパッケージでは Google・Appleなどの優良米株企業の詰め合わせ
Bパッケージでは TOYOTA・SONYなどの国内優良企業の詰め合わせ
など

個別株のように1つの企業を選定して投資することは怖いというような人向けにファンドごとにパッケージ化して専門家が代わりに運用してくれる仕組みが投資信託です。
ここでは株を例に挙げましたが債券や不動産を主としたパッケージも存在します。

メリットは以下の通りです。


・運用を専門家に任せることができる

・1つのパッケージへの投資で分散投資になりリスクヘッジができる

・少額から投資が可能

なので投資初心者でも始めやすいので数ある投資商品の中でも
人気が出ているわけですね。


意外な落とし穴?!投資信託にかかる費用


投資信託はたくさんのメリットがありますが、金融商品ですのでかかる費用も存在します。代表的な費用は以下の通りです。

購入時
購入時手数料


運用期間中
・集めたお金を運用するための管理費用
・分配金から差し引かれる税金


換金時
換金手数料
・利益部分にかかる税金(20.315%)

資産形成においては運用パフォーマンスに注目されがちですがこの費用面も侮ってはいけません。

現在は購入手数料のかからない”ノーロード”と呼ばれる商品や、費用の中では最も大きな割合を占める管理費用もかなり引き下げられた商品も出てきています。

例えば、100万円の資産に対して管理費用が1%か0.1%かでは単年ではそれほどでも10年、20年後では大きな差が出ます。

運用がうまくいった場合でも、手数料が高いと手元に残る純利益が減ってしまいますので、できるだけ安い手数料体系を採用している投資信託を選ぶのがコストを抑えるポイントです。


投資信託入門にはつみたてNISAがオススメ


つみたてNISAは2018年1月から金融庁始動で始まった制度です。

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
金融庁:つみたてNISAの概要

最大のメリットは

各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、
値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて
20年間非課税になることです。

1年間の最大投資額は40万円(月々33,333円)で、非課税で保有できる投資総額は最大800万円となります。

例えば年利5%で20年間、合計元本800万円を運用した場合の運用結果は13,700,985円です。

投資信託の場合:(13,700,985-8,000,000)×0.8=4,560,788円の利益

つみたてNISAの場合:
13,700,985-8,000,000=5,700,985円の利益

概算ですが、つみたてNISAの制度を使うか否かで
約120万円の差が出ます。
税金だけで高級時計買えてしまいますね。。


つみたてNISAを行う場合、証券口座の開設が必要ですが、おすすめは 楽天証券SBI証券の2択です。

理由はまた別記事にて紹介します。
この2つで開けばさまざまなメリットもあるので間違いないと思います。


私自身、楽天証券でつみたてNISAを行っており、
積立に関する様々なメリットを享受できております。


積立投資は複利とドルコスト平均法で効果を最大化


複利効果についてはこちらの記事で解説させていただきましたので良ければこちらを参照ください。



ドルコスト平均法とは



毎月同じ投資信託を決まった金額分購入することで
商品価格が高い時には少なく、商品価格が低い時には多く購入できる方法です。この方法をとると、長期的にみて購入価格が平均化され、購入できる数が最も多くなるということが実証されています。

特に投資信託は、いかに多くの口数を安く買い付けできるかが、効率よく資産を増やしていくポイントとなるので、安い時期を逃さずに購入できるのがドルコスト平均法の良い点です。

出典:ウェルスナビ


いわゆるほったらかし投資にも向いている手法ですので
毎日相場とにらみっこなんてできない!というような
忙しいビジネスマンにもおすすめの手法で、この手法を取り入れることができるのも投資信託の大きなメリットです。


まとめ

投資に絶対的な正解はありません。自分に合った投資スタイルを見極め、描く理想の将来の実現のために資産形成に取り組むことが最も良いと思います。

本業で成果を出しつつ、”お金に働いてもらう”という視点をもちW資産で最高の人生にむけて進んでいきましょう!


明日は、入門編ラスト~個別株式・初心者に最適な証券会社は~
お楽しみに


~今日の一言~

何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、
情報の山に埋もれるだけである。

by羽生善治




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