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女子小説のお部屋

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女子による女子のための小説 会社帰りに、休日前夜に、シュワシュワを飲むように
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#女子

アラサーOLの演じ方4~課長の場合~

前話→1桜子の場合 2皐月の場合 3聖花の場合

春田は今日も何の感慨もなく職場の扉を開ける。

ここへ来てどれくらい経つだろう。華やかな本社から、地味なこのオフィス…オフィスとも言い難いこの課へやって来てから。

春田は元々、出世街道を歩んできた。若くして推進課の花形エースとして活躍し順調に出世、部下も持った。しかし、その部下の裏切りでその華々しい街道は絶たれた。

辞令の紙に無機質に書かれた異

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アラサーOLの演じ方3~聖花の場合~

前話→1桜子の場合 

   2皐月の場合

「おーくーれーるーー!」

聖花は叫びながらどたどたと洗面台と寝室を往復していた。まだ髪も巻けていない。

「何で起こしてくれないの?」

母を責めると、

「あなたOLになったんでしょ?大人の女性は自己管理ができないと」

と涼しい顔。ホント困る。

「もう髪はいいや、いってきまーす」

走りながら家を出た。髪までは手が回らなかつたが、化粧は社会人の

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アラサーOLの演じ方2~皐月の場合~

前話→アラサーOLの演じ方1~桜子の場合~

皐月は今日もきゅっと紺色のリボンを胸元に付けると、ロッカーについた小さな鏡を覗き込んだ。

うん、立派な事務員だ、こういうの憧れていた。制服があって、誰かの役にたてる仕事。

自分の仕事があるってなんて楽しいんだろう。

給湯室へ向かうと、先輩の桜子さんがもう来ていた。新人なのだから一番に来なくては、と思うがいつも桜子さんには先を越されてしまう。

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アラサーOLの演じ方1~桜子の場合~

桜子は今日も柴犬の葉子に餌をやってから出社する。

「よしよし葉子。いい子にお留守番しててね」

ハッハッと短く息をしながらきらりとした目で葉子は玄関まで見送りしてくれる。

桜子と葉子の二人暮らし。こうして毎朝送ってくれる存在がいるというのはありがたく嬉しいことなのだと、この暮らしをはじめてから、知ったことだ。

二人の大好きな散歩コースでもある川辺を歩いて駅へと向かい、電車に十分ほど乗ると会社

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