こわれやすいからこそ花火のように輝く【宝石の国/おすすめ漫画】
皆さまこんにちは。
梅雨が明けたのかと思いきや、またまた大雨で、異常気象を実感する毎日です。
気圧の変化で頭痛になりやすいにもかかわらず、
ハマりすぎて既刊を読破、
朝を迎えてしまった漫画を、今日はおすすめしたいと思います。
(ご存知の方はいまさら感があるかもしれないですね^^;;)
「宝石の国」市川春子
以前、本屋さんで、別の漫画を買ったときにあいだに挟まっているしおりのような広告で、こちらの漫画が紹介してあり、
宝石が主人公ということと、
絵柄がスキだったことで、
印象に残っていました。
(好きな表紙の7巻のリンクを貼りました。笑)
おすすめポイントは、
●キャラクターたちが宝石でドラマチック
とある世界で暮らす少年のような風貌の彼ら、
(すごくお姫様キャラみたいな子もいて、少年かどうか、性別もはっきりしませんがまぁ宝石なので…その世界観もステキなのです。)
それぞれが宝石で、その特性や硬度で序列が決まります。
宝石というだけあって、みんなとても美しいです。
主人公の「フォスフォフィライト」は、硬度も最低の3半で、みんなの足でまとい。
なぜかというと、折々、空からやってくる「月人」と戦わなければならないからです。
ダイヤ属の「ダイヤ」や「ボルツ」などは硬度も10、戦闘能力も高いです。
フォスフォフィライトという宝石を知らなかったのですが、
キレイですね、
実際にも、とてももろく壊れやすく、希少性と繊細な青みがかった色が高く評価されているそうです。
「フォス」はみんなにちょっと馬鹿にされながらも、文句を言いながらも、図太く、反面、繊細に、自分のできることを探そうとします。
他にも「アレキサンドライト」「イエローダイヤモンド」「レッドベリル」などたくさんの宝石たちがいて、
それぞれの硬度も違い、性格、する仕事も違います。
みんなキャラが立っていて、日常会話もおもしろく、お気に入りの宝石ができることと思います。私は「アメシスト」(双子・双晶)が好きですね。
●宝石たちの関係性と悩み
宝石たちは、戦闘の時には2人でセットになって戦います。
「月人」たちは、どうも美しい宝石を砕いて持って帰りたいようなので、足や手を取られたり、戦闘に負けるとそのまま全部を持って帰られたりします。
「月人」たちが毎回、菩薩如来のようないでたちでやってくるのも、なかなか気味が悪いです。喋らないし。
戦闘で削られても、砕けたカケラをうまく集められたら、修復が可能です。
そんな毎日の中で、お互いパートナーに思うところがあるもの、夜にしか出歩けないもの、ずっと機能していなくてたまにしか起きないもの、「月人」を見てしまうと人格が変わって暴走するもの…
けっこう闇があります。
そしてみんなを教え導く、絶対的存在、戦闘もすごく強い「先生」。見た目は法衣のお坊さんです。どうも何か、謎が…
自分のできること、生きる道を探そうとしていくうちに、主人公は傷つき、変容していき、色々疑問を持ち始めます…
●絵がステキ
漫画の絵って、個人の好みの問題なので、
ストーリーに惹きつけられても、絵がちょっと…という場合、続けて読み進められないと思うのですが、
もうドンピシャでした。
けっこうあっさりとした線画の感じで、宝石たちは八頭身はあります。
コマの、白の余白がとてもイイです。
2年前にアニメ化もされていたんですね。このオシャレな雰囲気はぜひ漫画をおすすめします、私は。(笑)
(アニメの方が…という方はすみません。)
宝石が主人公って…!?と思っていましたが、どんなことも自分の世界を貫いてしまったもの勝ちだなぁと、一気に読んだ朝を迎えて思いました。
12巻が待ち遠しいですね。
未読の方は、是非ぜひ読んでください。
最後までありがとうございました。
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