強化学習の初心者はコチラ!世界最高峰の学習コミュニティ【kaggle】について解説!

皆さんは何かを学びたいとき、どうしますか?

この問いには多くの選択肢があると思います。

これまで生きてきて、それなりに多くの物事に少なからず触れてきた中で最も再現性の高いものは、「真似ること」でした。

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以前取り上げたGithubも同じような考え方になりますね。

"郷に入っては郷に従え”という言葉があるように、先駆者がいるのであれば素直に従うこと。そして先駆者の到達しているところまで到達し、そこから先駆者を追い抜くための思考をめぐらす。

これが守破離の考え方ですね。

今日はその中でも「真似る」に特化した考え方を踏襲して、強化学習における最高の真似場を紹介します。

世界最高峰の機械学習コミュニティ Kaggle

Kaggleとは、世界中のAIなどの機械学習・データサイエンスに携わっている約40万人の方が集まるコミュニティーです。

Kaggle: Your Machine Learning and Data Science Community

「カグル」と読み、Kaggleに参加している方をカグラーと呼んだりします。

特段のカスタマイズなどなくJupyter Notebook環境下で動くプログラムがkaggleには公開されています。5万以上のデータセットと40万以上の公開されているプログラムがあり、開発を行いたい目的でのぞけばたいていのプログラムの基盤は存在しているといっても過言ではありません。

Jupyter Notebookはオープンソース開発においてはもう必須のツールですね。

プログラム開発者にとって、今開発したい内容が既に世界のどこかに存在しているのでは?というところからアクセスができるコミュニティのあることは素晴らしいことです。

アスリートでいうならば、プロの選手が普段から行っているトレーニングや考え方が全て公開されており、どんな一般人でもまねができる、というところにあります。

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コンペでプログラム優秀者が表彰 

Kaggleの最大の目玉とも言えるのが、コンペです。

コンペは、とある企業や政府が競わせる形である課題を提示し、賞金と引き換えに最も制度の高い分析モデルを買い取るという、競争開発になります。

実力のある猛者が集まり、己の腕を生かして賞金を勝ち取っていくというある意味過酷な競争社会ですが、実力主義のみが賞金もその後の仕事や案件も獲得しうる内容になっています。

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金額感もまちまちで、12.5万ドル(約1,250万円)といった金額もあり、勝者はその後の人生が変わりうる可能性もあります。

過去にはメルカリの価格予想チャレンジというものがあげられました。株式会社メルカリが主催したもので、ユーザーが投稿した商品情報、商品の状態、ブランド名などデータによって、販売価格を予測するモデル作成が課題としてあたえられました。

初心者の方に対しては、「Kernel」という機能も用意されています。これはkaggle上に乗せられているモデルに対してどのデータセットで、どういった精度が出た、のような説明付きのカーネルもあり、まずは機械学習を知りたい、という方にも学習ができる内容となっています。

しいて言うなら、言語がすべて英語なのが人によってはハードルが上がるかもしれません。子供と一緒に英語を学びながら、とかで楽しんでやれるといいかもしれませんね。

ディスカッションに積極的に参加を

kaggleでは、いくつかのテーマに応じてコミュニティが展開されています。様々なテーマでセットアップされ、自由に参加が可能となります。

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このやり取り、絶賛英語で展開されており、最初に英語かつ専門的な人たちの元に飛び込んで投稿するのには勇気がいるかと思います。

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英語もその他技術もそうですが、意外と現地やコミュニティに飛び込んでみたほうが最終的には早く最終到達点にはたどり着きます。

ここは恐れを抱かずに(正確には、恐れを抱いた自分を抱きしめつつ)まずは思っていることやわからないこと、疑問に思っていることを投げ込んでみましょう。

世界共通のコミュニティで生きること

昔と異なり、今は世界がネットですぐにつながれる状態になりました。困ったことはすぐに世界中の誰かに質問ができ、最先端の技術や情報に触れることができます。

環境は整いました。あとは、自分のやりたいことが何かを自分に問い、有限の時間を大切に生きること。ここに尽きると思います。

では。

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