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オンライン会議はもう古い!?仮想空間【メタバース】に迫る!

昨日28日、facebook社が会社名を「メタ(Meta)」に変更すると発表しました。

これまでSNS業界で業界で先頭を走って来たfacebook社が、内部告発によるサイト有害性の摘発や、SNS自体の成長鈍化が報じられていましたが、インターネット上の仮想現実空間「メタバース」に将来性を見いだし、事業の軸足を移そうとしています。

「私たちは社会問題への対処に奮闘し、閉鎖型プラットフォームの下で生きてきた経験から多くのことを学んだ。そして今、学んだすべてのことを活用して次の段階に進む時が来た」(CEO ザッカーバーグ氏)

確かに私もSNSはfacebookはあまり使わなくなったと感じる一方で、SNS自体をあまり活用しなくなったと感じていました。

そんな中、会社の存続をかけて社名変更、新事業領域に突入する大ニュースになります。ここではその会社名の由来になった「メタバース」について紹介していきます。

仮想空間メタバース

メタバースとは、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のことを指します。英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、宇宙を超えた仮想空間である、という意味なのでしょう。国内ではゲーム業界を皮切りに、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」などで注目されていた技術でした。

VR技術により、3DCGを単に平面のスクリーン上に表示させるだけでなく、専用ゴーグルを通じて仮想空間の中にいるような視覚体験や、コントローラーだけでなく身振りや手ぶり、顔の表情などを通じてアバターを自由に操作することで自分だけでなく他者とのコミュニケーションも実現しています。

VRについては先日の記事でもまとめたものがあります。

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機器としてはスタンドアロンVR HMD「Oculus Quest 2」などがあり、 日本からも予約可能で、Amazonなどでも販売しています。

PCやケーブルを接続しないため、各種作業にコードが引っかかるなど煩わしさもないそうです。

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近年注目されているメタバースですが、ビジネスとしても有益ということで企業の参入が見始められています。Facebook社は、2014年に買収したOculus社のVR技術を活用し、メタバース・サービス「Horizon Workrooms」を2021年8月に開設しています。

Horizon Workroomsは、物理的にどこにいても、自分のアバターとして1つのスペースに集まり、一緒に仕事ができるバーチャル会議室です。これにより、現地会議室に集まらなくても仮想空間上で参加メンバーと会議をすることが可能となります。

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また、会議をただするだけのようなzoomなどのオンライン会議ツールと異なり、バーチャル空間に自分のデスクを持ち込むことが可能となります。

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自分のキーボードのバーチャル版で会議中にメモを取ったり、資料を見たり、会議室にいる他のメンバーと画面を共有することも可能のようです。ここまでくると自分自身がこの空間に存在しているような感覚ですね。

会議にとどまらず、仮想空間上で経済活動も

さらには、このメタバースはただ仮想空間上に人を反映させるだけでなく、この空間上でも経済活動すら行わせようとしています。

例えば、今年4月に「Everydays - The First 5000 Days」と名付けられたデジタルアート、約6935万ドル(約75億円)で落札されたことが報じられました。

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本来絵は展示されている「本物」のみ購入ができるのが当たり前でしたが、NFTの技術を使って仮想空間上での経済活動が可能となりました。購入する際にただ買うだけではなく、アバターでも相手先と会えるのはよりネット上での購入を促すきっかけになるかもしれませんね。

こうなってくると、竜とそばかすの姫の「U」の世界観が現実味を帯びてきますね。

コロナで現実世界で会うことへの制約が課され、徐々に解除されつつある今日においてもコロナ前ほど人と人が触れ合うところまで戻らないのかもしれません。

そんな中でも、メタバースの空間を作り込んでその中でイベントやビジネスなどを展開する未来がついそこまできているのかもしれません。これまでは「会えないからオンライン」にしていたところから、「オンラインを超えるメタバース空間」になる可能性すら見えてきています。

離れた「人同士との距離」を取り戻す一手の可能性

コロナウイルスによって人と人の距離は離れ、「孤独感」に悩む人も増えています。自殺者は2020年に17年ぶりに増加、その一員はコロナによる孤独感を感じた若者の自殺、そして経済活動に苦しんだ事業者が増えたと考えられます。

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こういった悲しい出来事が一つでも減らせるように、人との繋がりというものを仮想空間でも実現できたらいいかもしれませんね。

オンラインで「人の温かみ」は失われました。一方で、「いつでも繋がれる」気軽さは増えました。

この2つの要素を兼ね備えた仮想空間になると解決できる未来がくるのかもしれません。



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