【株式会社 恒栄工業】社員の未来へ全力投資
「そろそろ就活しなきゃ」「でもなにから手をつければいいんだろう」
こんな思いから就活を躊躇しているみなさん、安心してください。
この記事があなたの就活を後押しします!
はじめまして、knowthプロジェクトメンバーのまいです。
2023年も終わりに近づいてきましたね。寒くなるにつれて、来年就活を控える私には、“働く”がもう目の前まで来ていることを感じます(絶賛就活中の方はなおさら感じていると思いますが・・・)
いきなりですが、みなさんは北海道の中小企業にイメージを持っていますか?
「大企業に比べて魅力が劣る」「年収が低い」「福利厚生が乏しい」
こんなふうに考えていませんか?
私も今回のインタビューに行くまではそう思っていました。
でも、実際に経営者や従業員の方にお話を伺うと、まさに“目から鱗”な事実がたくさん。今は、そんなイメージに囚われていた自分が恥ずかしいとさえ思っています。
そこで今回は、道内中小企業であり、北海道の暮らしを支える事業を展開されている株式会社 恒栄工業の魅力について私(学生)目線でみなさんに共有したいと思います。(以下、敬称略)
時代や状況に左右されず、変わらないものを
恒栄工業は、私たちの生活にとても身近な設備工事に携わる会社です。例えば、ロードヒーティング。道民には馴染みがありますよね。北海道の冬は積雪量が多く、氷点下を下回るため凍結が早く除雪が大変です。そんなときに、屋外に設置したガスの熱源機によって暖められた温水が、地面に埋められたパイプを通り、雪を溶かします。配管敷設からボイラの設置までかなり大掛かりな工事を行います。
私も多い時は1日に3回ほど雪かきをしますが、かなり大変です・・・寒いし。家の敷地にも導入してくれないかな。
また、同社は私たちが毎日飲む水道水の更新工事にも携わっています。配管設備はそのほとんどが壁内部や床下、地中等に敷設されているため、異常事態や不測の事態に早い段階で気づくことがとても難しいんです。特に、築20年を超えたマンションなどは、水の通る管がサビで詰まっている可能性が高いのだとか。更新工事では、現在建物に設置されている古い配管を新しい配管に取替えます。新しい管は従来のものと異なり、耐久性に優れサビや腐食の心配がないため、清潔な水を長期に渡って安心して飲むことができるようになります。
設備工事はなかなか目に触れることがない仕事ですが、私たちの生活を支えるとても大切な仕事なんですね。同社は他にも様々な設備工事を行なっているので、詳しくはウェブサイトをご覧になってみてください。
このような事業は、生活の基盤である「住」に欠かせないですよね。だからこそ、上原社長は「お客様とは嘘偽りのない関係でありたい。そして、誠実な対応の代わりに、お客様自身もその姿勢を認め、対価を堂々と払って欲しい」という思いが強くあるそうです。
偽る必要もなければ、着飾る必要もない。社長の考え方は、“仕事“だけでなく、“人間“としても大切だと思いました。「こんな社会人になりたい!」という理想に近づくには、同じ理想を持つ人と関わることが大切ですよね。
教育と協力で「豊かさ」の新次元へ
恒栄工業は、1978年(昭和53年)に設立されました。上原社長は、約11年の社員時代を経て、2018年に事業を引き継ぎ2代目社長に就任されています。社長の理想は、父親が大事にしていた「継続・成長・発展と環境適応」と自分らしさの融合なんだそう。そんな考え方で経営理念である「豊かな暮らしづくり」を追求しているとのことです。この経営理念にはお客様含め、会社に関わるすべての人の暮らしが豊かになるようにという思いが込められています。
同社で働く人にとって、「やりがい」「成長」「処遇」「(労働)環境」「仲間」「家族」をバランスよく満たせば“豊かさ”につながると考え、それぞれの要素を満たすための制度を作っているんです。
上原社長がつくった、社員の“豊かさ”を実現するための制度を2つご紹介します。
(1) 育ちあい制度
5年前に作られた、評価制度と成長支援制度を融合した制度です。一般に、評価制度というとどうしても個人主義に陥りやすいところがあります(自分個人のために働くという意識が芽生えやすい)が、この制度に“仲間”を絡めようとする工夫です。そこには、先輩と後輩が共に成長してほしいという思いが込められています。
この制度では、社員は昇格のために必要な要素を含めた行動計画書を作成し、それに基づく行動が認められると昇給します。さらに先輩社員は、後輩の成長もこの行動計画に盛り込みます。後輩の成長が自分の評価につながるため、より手厚く後輩をサポートしようとなるわけです。自分のためでも仲間のためでも、目的を持った行動計画をやり切ることを評価し、成長を支援し合うことを後押しする制度なんです。
ちなみに…
厚生労働省の調査によると、約7割の企業は「人材育成に問題がある」と回答しています。
「人材育成を受ける側の社員の意欲が低い」「社内で人材育成を積極的に行う雰囲気がない」などの課題により、教育が疎かになってしまうそうです。一方で、育ちあい制度は自分の頑張りが先輩または後輩の利益に直結するため、“チーム”という感覚が強くなりますよね。
(2) 成果分配制度
成果分配制度は、目標利益を超過したら、超過分の3〜4割を社員に還元する制度です。業績を全社員で共有することになるので、社員一丸となって業務に励んでいるそうです。ほとんどの年で目標利益を超過し、社員旅行に行く年もあるそうです。今年はなんと海外に行くとか!
「中小企業は大企業より魅力が劣る」と考えていた私にとっては唖然とするほどの制度です。
超過利益を内部留保する大企業もあるのに、気前が良すぎる・・・。
すべての社員に平等なスタートラインを
ここからは、ちょっとリアルな話。
近年、社会問題になっている奨学金問題。独立行政法人日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」によると、約5割の大学生が奨学金を受給しているそうです。これは、社会人になると同時に借金を背負うことを意味します。
「自分の暮らしだけで精一杯」「将来が不安」と思うのは当たり前ですよね。
この事実に衝撃を受けた上原社長は、およそ7年前、他社に先駆けて会社独自の「奨学金返済支援制度」を制定。そして、その数年後には「さっぽろ圏奨学金返還支援事業」の認定企業になりました。(ちなみに建設業の認定企業は87社のみ)資格取得等の条件で、最大300万円を補助します。上原社長にとって、この制度は“処遇“ではなく”環境“であり、社員のスタートラインを整えることは環境整備の一環なのです。実際、現時点で3〜4名ほどの社員が利用しているそうです。
私は、社会人になってからが人生の本番だと思っています。自由と責任があるからです。だからこそ、できればそれまでに“借金“という不安は少しでも減らしておきたいですよね。就活期間は、人生設計を立てる期間です。計画をきちんと立て、現実的に会社を選ぶ(もちろん、やりたい仕事で)。私がここで伝えたいことは、恒栄工業のように手を差し伸べている会社が実際にあるということ。「知らない」ではもったいないですよね。他でもない自分のために、こうした情報をしっかり集め、準備を早めに進めておくことが大切だと思います。
新入社員にインタビュー!
ー自己紹介をお願いします。
2年目の樫原祐希です。部署は、設備事業部です。
ー設備事業部はどんな部署ですか?
設備事業部は、建物の設備空調や給排水などの改修を行う部門です。
現在は、マンションと学校、消防局の改修をやっています。
ー樫原さんの1日の流れを教えてください。
現場があるときは、夏に現場に常駐し、現場の進捗の確認や、下請けの職人さんへ作業指示をします。それ以外は、社内で書類を作っています。自分はまだ現場の頭を張ることはないので、上司に同行して、どういう動きをするべきか見て学んでいます。
ーこの会社の魅力はなんだと思いますか?
実際にお客さんと顔を合わせられることだと思います。工事終了後にお客さんから「これで快適に暮らせるよ」と言われた時は、自分の仕事が人の役に立っていると感じました。
また、縦の関係の緊張が少ないことも魅力の一つだと思います。自由席なので、ふらっといろんな人と会話する機会が多いです。仕事の相談だけではなく、仕事以外の雑談とかも頻繁にします。新入社員にありがちな、「誰に聞いたらいいだろう」とか、「何をしたらいいだろう」などを自分から聞きやすい雰囲気です。上司からも積極的に話しかけてくれますから。
ー最後にこのお仕事に向いている人を教えてください。
複数のことを頭の中の処理できる人。どの仕事でも同じだと思いますが、一つのことを進めている間にいろんなことを見なければいけないです。例えば現場だと、配管屋の人と、建築の人、電気の人の進捗を同時に見ます。マルチタスクですよね。
あと、朝早いのが大丈夫な人(笑)
建設業は、朝が早いので。
ーインタビューへのご協力、ありがとうございました!
みらいへ光ある可能性を
聞けば聞くほど、待遇がすばらしい会社ですよね。
よく調べもせず、端から中小企業を一括りにすることは、自分の可能性を潰す行為だと痛感しました。
インタビューを通じて、私がここで働く“意味“はなんだろうかと考えてみました。
それはズバリ、10年後、20年後の選択肢を増やせること!
いやいや…そんな先のことまで考えられないよ。
確かに今はそう思うかもしれません。しかし、現在の定年年齢は65歳。今後はさらに伸びるかも。転職または独立を考える可能性は十分にあります。
仮に私が35歳で転職するなら、新卒よりも魅力的な人材である必要があります。その一つの手段として、専門的な技術を身につけることだと思います。上原社長によると、設備工事の技術は習得に10年もの年月を要するとのこと(現在は技術向上により10年以下の場合も)。習得に時間がかかる分、その人材は大変重宝されるそうです。
社員同士が自然に協力し合えるような雰囲気を持つ会社ってそうそうないと思います。仕事を一つひとつ、丁寧にやり遂げる。その結果として専門的な技術や資格が得られる。これって当たり前のことだけど、1人で簡単にできることではないですよね。
将来の選択肢を増やすこと、それがここで働く”意味”だと感じました。
終わりに
私は楽観的な人間なので、基本的になんとかなる精神で行動します。
インタビューや記事の作成に関しては緊張も不安もなかったんですが、唯一不安だったことは・・・
「オフィスの写真が映えなかったらどうしよう」
でした。なんとなく、工事に関わる会社のオフィスのイメージは殺風景というか、例えば書類に溢れているような感じが頭にありました。どんなに中身が魅力的でも、「こういう職場環境で働くのはちょっと・・・」と思われてしまっては意味がありません(特に女性はこうした観点に敏感ですよね)。
実際には、この会社は予想に反して動線がスッキリ、ステンドガラスでドアの窓を装飾するなど、遊び心あるおしゃれな内装が印象的でした。
洗練された空間にいると、そこにふさわしい人間になろうとしますよね。そのような空間は人々に癒しやひらめきを与えるそうです。モチベーションを高め、インスピレーションを得られる場所で、信頼できる仲間と“面白い”と思った仕事をする。こんな理想の将来を、この会社では現実にできるかも、と思いました。
⭐️noteで載せきれなかった情報は、Instagramに随時掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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