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得意なのは隙間収納"tower" SNS利用状況で分かる顧客層の価値観とのマッチングとは?

こんにちは。ライターのSakai Natsumiです。

towerという収納グッズブランドをご存知ですか?
主にスチールの白と黒のシンプルな収納をたくさん出しています。

山崎実業のtowerのページ

先日、神札をどこに置こうかと色々調べていると(今年私厄年なもので笑)towerの神札ホルダーが出てきました。
towerの商品は自宅にもいくつかあって、以前から用途の細かい便利な物がたくさんあるなあと思ってはいたのですが、「神札ホルダーまであるのか。相変わらずニッチだなあ。」と。

towerの商品
towerの商品

そこで詳しく調べてみたくなり、Knowns Bizでデータを検索するとさまざまな特徴が見えてきたので皆さんとシェアしたいと思います。

今日の記事はSNSでも話題のtowerについてです!

山崎実業が手掛けるtower

towerは山崎実業から出しているラインのひとつで、キッチンや浴室などの収納用品を多く扱うブランドです。
こういうのがほしかった!というようなアイデアグッズがたくさんあります。
白や黒のシンプルなデザインも、スタイリッシュでおしゃれに生活が整うと人気です。

認知率は17.7%にとどまっていますが、満足度は4.28と、”キッチン用品”ジャンルの中で見るとTHERMOSと同率1位とかなり高い評価です。

顧客の割合は、女性68%、既婚73%、子供の有無は50%となっています。
年齢分布をみると、35~39歳が突出しています。

towerの顧客を価値観のグループで分析してみると…

収納といえば、数年前から"シンデレラフィット"というワードが注目を集め、「収納用品を数ミリ単位で選びピタッとはめ込みたい人」が増えました。

towerの利用者も収納へのこだわりが強い傾向があり、ソシエタスクラスターの個人的価値では" 一徹凝り性"や"完璧主義"の項目が見られます。
また消費的価値の"自己満足消費"については、見えない場所の収納にもこだわる価値観が表れていると分析します。

また、個人的価値の"理論重視"や、消費的価値の"レビュー熟考消費"や"失敗回避型消費"の項目から、下調べを入念にする消費行動が伺えます。

インスタアカウント(@yamazki.home.channel)のフォロワーが117万と大変人気があり、towerの投稿も大量にアップされていること、楽天やAmazonで購入できる手軽さなどから多くの口コミを確認しやすくなっており、安心して購入に至ることができるのでしょう。

対Instagramの関係とtowerのイメージ

このSNS利用に関して、Knowns Bizに面白いデータがありました。

tower顧客のSNSの利用有無
tower顧客の最も閲覧しているSNS

この円グラフは"towerの現在購買層"に絞ってデータを出しています。青字・赤字で表示されている数値は"towerにまつわるアンケート回答者全員(未認知含む)"と比較して"購買層"がどのくらいを多いのかを特徴度という割合であらわしています。
towerの現在購買者のSNS利用率(87.2%)は、アンケート回答者全体(外側のグレーのグラフ)と比較して高い結果になっています。
さらに、SNSの中でもInstagramを最も利用している人が25.6%といちばん多いという特徴があります。(キッチン用品ジャンルでは、最も閲覧しているSNSの1位はLINE)

tower顧客のInstagram利用有無  
tower顧客の最も閲覧しているSNSの閲覧頻度
T-fal顧客の最も閲覧しているSNS
T-fal顧客のInstagram利用有無
THERMOS顧客の最も閲覧しているSNS
THERMOS顧客のInstagram利用有無

有名大手のT-falやTHERMOSではInstagramの利用率(閲覧のみ/投稿のみ/閲覧投稿両方している人の割合)がそれぞれ53.8%、55.3%となっているのに対し、towerは約70.3%です。 
いかにインスタ利用者が多いかわかります。

キッチン用品全体の相関ランキングでは、キッチンを中心に生活周りのジャンルが多くランクインしている中、8位に"SNSアプリ"が入っています。
購入を検討する際にSNSアプリでレビュー投稿や使用している写真を確認している人が多いことの表れなのかもしれません。

イメージ分析を見てみます。
機能面に優れた収納グッズが豊富なので"利便・合理性"が納得のトップに来ています。
"カッコいい・イケてる"、"知的・クール"については、towerの直線的なデザインとモノクロのカラーパレットに影響していそうです。
"誠実・愛着"、"安心・安全"は、信頼のおける品質やレビュー評価の高さによるものと考えられます。安いわけではないtowerの商品ですが、スマートで無駄のないデザイン性、"痒い所に手が届く"アイデアなどクオリティの高さが評価されています。

まとめ

towerは確かな品質の商品で満足度を勝ち取り、SNSを活用して徐々に知名率を伸ばしている、成長中のブランドということがわかりました。

"暮らしを整える"アイデア収納グッズでスタイリッシュな空間を作ることができるため、実際の顧客層には下記のような特徴があります。

  • 完璧主義で凝り性。→towerなら色々なバリエーションがあり、隙間収納や見た目を統一させスタイリッシュな収納が可能。

  • 失敗しないようにレビューを熟考する。→インスタ利用者が多く、情報収集にも活用していると考えられる。

  • 30代後半の既婚者を中心に利用者が分布している。→"家を買う人"や"長年住む家を決める人"が多い層とも言える?

ホームセンターも機能性の高い多種多様な収納があるけれど、towerの商品はよりスタイリッシュでおしゃれ。
IKEAやニトリでも似たようなものは買えるかもしれないけれど、towerはモール型ecサイトで送料無料で購入できる。
最近は100円均一でもかなり収納グッズが充実しているが、towerのものには高級感がある。

towerは、"ありそうでなかった"を体現しているブランドなのだと思います。
痒い所に手が届く。供給の穴を埋める。
消費者の細かいニーズを汲み取る商品の企画力、それが人気の秘密なのだと思いました。

筆者のひとこと

私は、数学が苦手です。
というか数字が苦手です。
だからなのか、O型だからなのか、(それはただの言い訳だと薄々気づいてはいるが、、笑)シンデレラフィットに何度も失敗しています。

ピタッと隙間の埋まる収納に憧れはあるんです。
憧れているんですが、向いていないんです。笑

引越しする時には、入居前に一生懸命家中を採寸してそれに合わせて収納グッズを買ったはずなのに、あれ?いざ並べてみると寸法があっていない。
ちょっと隙間が余ってしまったのはまだいいとして、はみ出てしまった時の絶望感たるや。

服飾専門学校時代、パターンを書くときはどうしても数字と向き合わなければいけなかったのでやるんですけど、もう本当に、眠くなるんですよね。
脳が受け付けないというか、拒否反応ですねあれは。

おかげで帳尻を合わす?スキルが付きました。笑
ミリ単位で仕事をしないといけないオーダーメードやクチュールのパタンナーには生まれ変わってもなれません。

ちなみに、普段の生活でも割り勘とか何割引の計算とかも苦手です。
主人がバスケットをやっていますが、何点差とかもパッと計算できません。
今麻雀を勉強中なんですが、点数計算も覚える気になれません。笑
(子供の頃の苦手意識って、早いうちに克服しないとこんなに引きずるんですね、、厄介です笑)

だから、インスタにたくさんあるシンデレラフィットの完成図をみると、心からすごいと思います。尊敬します。
次の引越しの時には、どなたか私の家に来て、収納整えてください。
よろしくお願いします!

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