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Oleg Frelikh『Prostitute』ベラルーシ、娼婦になった女性たちとその仕事の危険性について

Yuri Tarich『Tale of the Woods』と並んでベラルーシ初の長編映画を呼ばれる一作。製作自体は本作品の方が先にスタートし、公開も先に開始したようだが、ミンスクでの公開は『Tale of the Woods』の方が先だったとのことで、どっちが先かは判断しかねるのが真相らしい。国際セールスを考えてか、ロシア語/英語/中国語の中間字幕が一枚に収められている(初めて見たわ)。本作品は1920年代のソ連における売春の危険性について描いた作品である。一人目の主人公リューバは共に暮らす伯母と暮らしているが、ある日伯母によって変態爺に売られてしまい、そのまま娼婦として客を取る生活を強要される。もう一人の主人公ヴェラは肉屋で働いていた夫が亡くなり、三人の子供を育てるために仕方なく客を取り始める。なんとなくディミトリ・キルサノフ『メニルモンタン』を思い出してしまうが、そこまで悲惨なメロドラマというわけではなく、危険性の指摘に留まり、最終的に全員が客を取らなくても生活できるような境遇に変化している。あと、途中で統計を使った講義が突然始まって、最近は娼婦の数は増えてますとか、それによって病気も増えてますみたいな数字を使ったスライド講義が次々展開されていて、変な気分に。本当に危険性の周知という感じがする。

・作品データ

原題:Проститутка
上映時間:77分
監督:Oleg Frelikh
製作:1927年(ベラルーシ)

・評価:70点

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