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【 #1 準備編】パパと3歳児の二人生活!ママの出産~入院期間をご機嫌に過ごす為にできること

 待望の第二子を妻が妊娠!1人目の育児もまだ落ち着いていないけど、やっぱり子どもは2人くらい欲しい。そんな中の授かりで歓喜と同時に産後の大変さを想像してドキドキするパパ。育児はそれなりに頑張ってやってきたけど、出産期間はお産から産後の入院期間までママが入院となり物理的に家庭から離れてしまいます。

 ある程度育児をしていたパパにとっても不安な期間であり、僕自身も不安を抱えていましたが、妻と準備をして迎えられたことで乗り越えることができました。初産とは異なり、上の子のことを考えながら生活設計をするので、時間やリソースが限られます。我が家の場合は近くに親族もいないので、妻と僕二人でどう乗り越えるかを考えなければいけませんでした。

 そんな状況で上手くできたことや役立った事などを5回のシリーズに分けてまとめていきます。第1回目では準備編として、時間を作る為の育休や仕事の調整、出産前の準備や子どもとのコミュニケーションについてを書かせてもらいました。

 これから2人目の出産を控えている御夫婦や何か役立ちたいと思っているパパに読んでいただけたら幸いです。


時間をつくる①会社から育休を取得する時のポイント

 出産の前後はどうしてもバタバタします。2人目を迎えるにあたって育児グッズを揃えたり、リビングのレイアウトを考え直したり、お腹が大きくなったママの代わりにやることや産後の手続きなど。上の子を保育園に預けているからといって、パパが日中フルタイムで働き準備はママ任せのまま出産を迎えてしまっては負担が一気にふりかかってきます。

 そうならない為にも、育休を取得したり、日中動ける時間を増やして準備に備えることが大事です。昨今パパの育休取得がしやすくなりつつありますので、会社に相談をして取得する努力をしてみましょう。

 育休取得に当たって大切なのは、早めに取得希望を伝えて取得するまでの間も会社とコミュニケーションを丁寧に取る、ということです。僕の場合は、妊娠が分かった時点で早めに会社の担当者に話をしています。早ければ予定日の9ヶ月くらい前には伝えることができるので、業務引き継ぎや体制づくりなど準備期間を設けられます。定期的な面談や業務整理を担当者や上司と共に少しずつ進めていきましょう。

 定期的に話す場を設定する、という点もポイントです。忙しかったり、優先順位の高い業務を優先して過ごしてしまうと、あっという間に出産予定日がやってきます。早めに育休取得意思を伝え、会社に応じてもらい、体制整備に向けて業務整理や引き継ぎを計画的に進める。その為の定期的な確認の場が必ず必要です。

 この場が進捗管理の場になっていると共に、可能であれば「性別が分かった」「今◯◯グラムまで大きくなった」など産まれてくる子の状況も上司に共有できると前向きに育休へと入っていけます。育児経験のある上司や子ども好きの方であれば、実体験を聞けたり、子どもの成長を一緒に喜んでくれたりと、心理的安全性も高まります。

 子どもを授かるという幸せな出来事を、せっかくなら職場の人へも共有しながら、育休に向けて一緒に準備できる状況が作れたら理想ですね。

時間をつくる②フリーランスで業務量を調整する場合

 僕は会社に所属していながらフリーランスとしての収入も一部あったので、出産前後に向けて業務量の調整をしていました。まずやったことは会社での育休取得と同様に早めに伝えて準備をすること。業務委託として依頼を受けている仕事なので、引き継ぎというより効率化できる提案をしたり、最低限持つ業務を整理します。

 ふりかけとなると育休を取得して業務がゼロになる訳ではないので、産後の生活を想像して仕事にどれくらいリソースを割けるか考えるのがポイントです。依頼主との関係性が維持できるような必要最低限の業務は担いながら、育児の時間も確保するという難しい判断。

 やはり大切なのは、依頼主との定期的なコミュニケーションです。どのような家庭状況で、他の仕事状況など、可能な限り共有した上で落としどころを見つける作業で、ある程度信頼関係が無いと難しい作業。

 個人的なオススメとしては、産後数ヶ月は一旦業務量を落として、状況に応じて徐々に増やしていくやり方です。スパンとしては1ヶ月~3ヶ月で見直していくので、依頼主にも手間をかける為、信頼関係がものを言います。幸い僕の場合はそれが実現できたので、普段から依頼主と良好な関係性を作っておくことは大切です。

 いくつか仕事を持っていると折り合いがつかないケースもありますが、その場合は思い切ってゼロにする判断も必要です。育児に時間を割きたいのか、仕事に時間を割きたいのか、自分が何を優先した方が幸せなのか、しっかり向き合いましょう。

産後に必要なモノを事前にママとすり合わせておく

 2人目の出産となれば、育児グッズは1人目の時に揃えたものがあるので一式揃っている事が多いですが、性別の違いや生まれる季節の違いによって必要な物は変わってきます。

 汎用的に使う寝具類やおもちゃは、1人目の時に使ったものを引っ張り出してきてキレイに掃除しましょう。この準備もママでは無くパパが率先してやれたらベタです。お腹が大きくなってきて、無理な動きは禁物なので、必要な道具の洗い出しはママにやってもらい、探し出す、掃除して使える状態にする、がパパの役割。

 我が家の場合も妻が必要な道具を洗い出してくれ、そのリストを元に僕が準備をしました。妻もフルタイムで働いていたので、産休取得前はバタバタとしていて、準備に腰を据えれたのは産休からです。可能であれば、ママの産休入るタイミングからパパも一緒に準備時間を確保できると良いでしょう。

 1人目の子が使っていた肌着、貰い物の洋服、細々とした育児グッズ、それらを全て把握しているのはママである場合が多いです。段ボールに詰めて置いてあった肌着を取り出して、サイズ確認をして、整理するだけでも大変な作業。パパから動いて自然と役割分担できれば理想ですが、無理せずママが考えていることをまずは聞いて指示をもらいながら一緒に準備をしていきましょう。

上の子とのコミュニケーションをより密に

 ママのお腹が大きくなるにつれて上の子も異変に気づき始めます。我が家の場合、妻が少しずつ「◯◯ちゃんががお腹にいるんだよ」と伝えたり、保育園の先生から「お兄ちゃんになるんだよ」と言葉をかけてもらったりして、本人も自覚していきました。

 この時パパからも同じ内容を伝えてあげましょう。ママや保育園で言われているから理解できている訳ではありません。パパからしっかり伝えることで理解が進むこともありますが、二人での生活が始まった時の為に必要です。

 お産は突然はじまって、気づけばママが家から居なくなります。子どもからすれば事件。大好きなママがいない!ぴえーん!そんな時にパパができることは、ちゃんと状況を伝えることです。「ママは◯◯を産みにいったんだよ」「お兄ちゃんになる為に◯◯も頑張ろうね!」と。

 うちの子は、ちゃんと伝えれば理解してくれ、切り替えてくれるタイプでした。最初はグズることもありましたがそのうち慣れて、思い出した時に「母さんは?」と聞かれても「◯◯ちゃん産みにいってる」と伝えると「そっか」くらいの反応で生活に戻ってくれます。

 言葉で伝えることが難しい場合でも、パパができることはたくさんあります。パパと二人で楽しめることを作っておく、普段から遊ぶ時間を確保しておく、一緒に眠る、など。二人で楽しめる事として温泉は有効です。水遊び好きの子であれば「温泉いこか!」と言うと喜んでくれるので、いざという時に助かります。

 産前産後のママが不在時期、やることも多いしバタバタで上の子の相手をするだけでも難しい状況ですが、パパがしてあげられることを普段から作っておく努力はしておいて損はありません。

 

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