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アメリカで働き始めて約1ヶ月。雑感いろいろ

在籍していた大学院プログラムの全課程を昨年12月で修了し、晴れて無事修士号がとれることになった。(まだ証書が届いていないので実感が薄いけれども…) 12月頭の時点でのその後の展望としては、どうせアメリカで仕事にもつけそうにないし(インターンひとつ取ってくるのも散々苦労したので仕事などなおさら、と期待は捨てていた)、12月で大学院が終わったら1月の半ばくらいで日本に帰ろうと思っていた。

そこに、11月にインターンをしていたところの直属の上司&部署のボスから「2018年6月末までの期限付き契約になるけど、アルバイトとして働けるだろうか」という話が12月下旬にあり、それまでの想定からは一転、あっという間に1月からは有給で働けることになった。

日本で働いていた時は映像業界にいたせいか、大人になってから会社を辞めて大学院留学に行ったりしている生き方のせいか、よく人から「本当にやりたい仕事は何?」なんてことを聞かれるけども、正直今は、そんなことを考えても結局よくわからなくなってしまう。けども今の職場でインターンをしていた時、私がどんな形でチームに貢献できるかを理解してくれている人たちや、私を必要としてくれる人たち、そして一緒に働いていて楽しいと思える人たちと働くことの大事さを強く感じた。

なのでどのみちオファーされた契約も6月末までの期限つきだし、「やりたい仕事は何」なんて小学生みたいなことをぐるぐる考えるよりも、ゼロから信頼関係を築いた外国で「継続して働いてほしい」と言ってもらった提案をありがたく受けて、自分が働いていて楽しい職場でさらに経験を積むことを選ぶことにした。

アメリカで働きはじめて感じたことその1:どこでも派閥争いみたいなものはある

アメリカはだいたい1月2日くらいから仕事始めなので、アルバイトになってさっそく「もうインターンじゃないからいろいろ情報共有していくね!」と直属の上司から言われ、ばんばんいろんなメールがCCで飛び込んでくるようになった。そのやりとりの中で、主張の強いクライアントとの駆け引きや「組織内の政治的事情」を目の当たりにしながら、仕事で英語を使うとか以上に、本当の意味で「アメリカで働くということ」を学びつつある笑

職場での派閥争いやライバル関係なんかは日本の会社でもあること(わたしが新卒で入った小さな会社でもあった)だけれども、アメリカ人の場合はそもそも国民性として自己主張が強い性質があり、真実がどうであれ実際の成果がどうであれ、「オレが/あたしが 誰よりも優秀!オレ/あたし 最高!天才!」と、とにかく周囲にアピールしたもん勝ち・周りに認知されたもん勝ち、みたいなところがあるのが大変だなぁと思っている。わたし自身のポジションは所詮期限付きのアルバイトだし、誰もこんなポッと出の外国人を相手にしたりはしないんだけど、わたしの直属の上司のライバル的な人から(おそらく)陰険なメールが来るたびに、上司の機嫌がすごく悪くなるので困っている笑

アメリカで働きはじめて感じたことその2:英語はまぁなんとかなる

わたしの英語遍歴というと、高校留学でアメリカに1年・大学院留学で1年半といったところなので、職場というセッティングで英語を使う経験は今回がはじめて。学生の時は「下手でも通じりゃいい」「どうせ留学生だし」くらいの気持ちでいたので開き直って話していたけれども、働き始めて数日したある日、ボスから「明日わたしはいないけど、明日このプロジェクトファイルの説明を●●(引き継ぎ相手)にしておいてね」と言われたその日の夜は「なんて言おう…ちゃんと説明できるかな…」とドキドキしてなかなか寝付けなかった笑

実際その場になってみれば、引き継ぎ相手は以前から顔見知りの相手だったし、多少変な英語を使ったかもしれないけど全く問題なく引き継ぎができた。そんなわけで、「職場で英語を使う」という点においての心理的なハードルは少し低くなったように感じる。英語でのメールのやり取りについては、しゃべりより時間をかけて考えられるし、文法も事前にチェックできるし、インターンをしていた時も上司たちから「あなたはきちんとしたメールを書く」と評価してもらえているので、あまり負担には感じなくなった。


いろいろ挙げれば他にもたくさんあるけども、それはまた追ってじっくり書いていこうと思う。久々の投稿なのでひとまず今回はここまで。

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