けいと

広告の仕事をしてます。その前は、アメリカ・ボストンでマーケティング&広告専攻の大学院修…

けいと

広告の仕事をしてます。その前は、アメリカ・ボストンでマーケティング&広告専攻の大学院修士課程を経て、映像制作のお仕事をしてました。noteでは好き勝手なことをぽつぽつと書いていきます。

最近の記事

久しぶりに英語で電話したら、脳の普段使ってない部分がぎゅるぎゅる稼働してる感じがしたなぁ。せっかく身についたものが錆びつかないように、もっと頻繁に使ってやらないと…。 昔と比べると統合されてきたけど、日本語話者の自分と英語話者の自分はうっすら別人格な感じがしてる。

    • 美大受験スポ根漫画「ブルーピリオド」が、受験のその先に描くものがえぐくて凄い

      「ブルーピリオド」の7巻をこのあいだ読みまして、6巻までの受験編で私がなんとなく感じていたもやもやに、大学編に入って主人公がいきなりぶち当たっていて、うぉぉやっぱりこの作者すごいぃ…!と衝撃だったのでその思いを書きなぐります。 ブルーピリオドという漫画そもそも「ブルーピリオド」という漫画は、マンガ大賞を受賞していたり、「美大受験スポ根マンガ」というようなキャッチコピーですでに知名度がある作品だと思いますが、下記のアフタヌーン公式サイトであらすじや第1話・第2話が無料で読めま

      • 私を男性声優沼に引きずり込んだひとの話をさせてほしい

        えーっと、津田健次郎さんっていうんですけど! なぜ唐突にこんな話をしようと思ったかというと、来週3月30日からスタートする新しい朝ドラ「エール」で津田さんが語りを担当するという知らせを受けて、 なん…だと…!(゜д゜;) あの声が朝からお茶の間に…!? これは…ぜひ布教しなくては…! と謎の使命感に駆られ、久々にnoteを書くにいたりました。 といっても、私も去年の8月頃までは「声優…?アニメ…?あんまり知らないですね…」状態だったんですよ。そんな私が急速に男性声優沼

        • 帰ってきました!

          …タイトルの通りです!笑 実は2重の意味で「帰ってきました」ということで、noteに帰ってきたというのと、2018年の夏にアメリカから日本に帰国したので、その意味でも「帰ってきました」というタイトルにしました。 note仮死状態だった間、いろいろなことがありました。。 日本で就職しました今は、映画やドラマなどのSNS広告をうっている広告代理店的なところに勤めています。 ボストンの大学院でマーケティングを専攻していた時から、ゆくゆくはエンターテイメント業界で広告・宣伝に

        久しぶりに英語で電話したら、脳の普段使ってない部分がぎゅるぎゅる稼働してる感じがしたなぁ。せっかく身についたものが錆びつかないように、もっと頻繁に使ってやらないと…。 昔と比べると統合されてきたけど、日本語話者の自分と英語話者の自分はうっすら別人格な感じがしてる。

          「とにかくアイディアを100個出せ」と言われるのが嫌いな理由

          最近フォローし始めた Hirokazu Odaさんの下記のノートを見て、「あ〜『100個アイディア出せ』って言われるの嫌だったなぁ〜!」としみじみ思い出した。 特に、わたしがマーケティングを専攻した大学院の主任教授の研究分野が Creative Thinking だったので、彼のクラスではことあるごとに「100でも200でも1000でもアイディアを出せ」としょっちゅう言われていて、わたしはそれが本当に嫌だった。 どうしてこんなに「またそれかよ…嫌んなっちゃうなぁ」と感じる

          「とにかくアイディアを100個出せ」と言われるのが嫌いな理由

          ワイヤレスヘッドフォンすごいって話と便利になりすぎると引き返せない世界

          大学院を修了しアメリカで働き始めた記念として、その初給料でワイヤレスのヘッドホンを買おうと決めていた。それで何年もずっと欲しいなぁと思い続けていた、BoseのQuietComfort 35をついに購入。 わたしがたまに「趣味」といってやることのひとつに、秋葉原の大型家電量販店で、ヘッドフォンに限らずデジタルカメラやペンタブ、新モデルのアップル製品などを片っ端から試してまわるというのがある。それである時ヘッドフォンを聞き比べまくっていた時に、音質・ノイズキャンセリングの性能・

          ワイヤレスヘッドフォンすごいって話と便利になりすぎると引き返せない世界

          みんな帰るのが早い

          前回に引き続き、アメリカで働き始めて感じたことを書きたい。 アメリカに限らず外国で働いている様々な職種の人たちのブログを見ていてよく目にする話題だけれども、みんな本当に17時前後(17時前に帰ってる人もたぶんいるな?)にはさーっと帰っていく。まれに17時以降も残っている人がわずかにいたりするけれども、遅くても18時には絶対にオフィスが完全な無人になる。 わたしの場合、そういうひとけのない静かな空間のほうが仕事がはかどる傾向があるのと、もともと夜型で午後のほうが集中力が上が

          みんな帰るのが早い

          アメリカで働き始めて約1ヶ月。雑感いろいろ

          在籍していた大学院プログラムの全課程を昨年12月で修了し、晴れて無事修士号がとれることになった。(まだ証書が届いていないので実感が薄いけれども…) 12月頭の時点でのその後の展望としては、どうせアメリカで仕事にもつけそうにないし(インターンひとつ取ってくるのも散々苦労したので仕事などなおさら、と期待は捨てていた)、12月で大学院が終わったら1月の半ばくらいで日本に帰ろうと思っていた。 そこに、11月にインターンをしていたところの直属の上司&部署のボスから「2018年6月末ま

          アメリカで働き始めて約1ヶ月。雑感いろいろ

          コント番組「LIFE!」の劇団っぽさ

          NHKのコント番組「LIFE! 〜人生に捧げるコント〜」を見ている。毎週放送していた去年までと異なり今年は不定期放送のようだけれど、過去のシリーズをさかのぼって片っ端から見ている。お気に入りの回は何度も繰り返し見ている。 以前の記事「人の笑い声を聞くだけで癒されている」でも書いたように、人が笑っている声を聞いているだけで楽しいというのが理由のひとつ。星野源を見るのが好きというのがふたつめ。あと最近感じたのは、LIFEのレギュラーメンバーの「劇団」っぽさが良いなぁと思ったこと

          コント番組「LIFE!」の劇団っぽさ

          Old Navyが優秀な件

          これを書いている今は、Thanksgivingの翌日の金曜日、通称Black Fridayのセールから帰ってきて、帰りしなにスーパーで買ってきた(感謝祭の売れ残りと推定される)カスタードパイを食べている。 Black Fridayは多種多様なお店が大規模なセールをする日になっていて、今日は街のいたるところでショッピングバッグを両手に提げた人たちが、次はこっちの店、その後はあっちの店とせわしなく行き交っていた。もちろんわたしも例外ではなく、去年はボストン市内の衣料品店を広範に

          Old Navyが優秀な件

          ユートピアを探すのをやめた日は、人生のどんなステージの始まりなんだろうか

          風邪をひいていました。忙しかったのがひと段落ついたら途端に熱を出して、2年ぶりくらいの高熱でひたすら寝ているしかなかったので、その間Netflixでストレンジャーシングスのシーズン1を1日で見ました。シーズン2はこれから見ます。というわけで文章の調子がこれまでとちょっと違う気がしますが、忙しさと熱と裏側の世界のせい、ということで。 大学院修士課程が今年の12月で終われそうな目処がつき、「アメリカに残りたい(できたら西海岸に移りたい)」という一心で就職活動をしていたけれど、な

          ユートピアを探すのをやめた日は、人生のどんなステージの始まりなんだろうか

          エネルギーあふれるNY, 学生の街Boston, おおらかなLA

          先週の木曜日から土曜日にかけて、ニューヨークへ行ってきました。 西海岸から仕事でNYにくる知人が会おうと連絡をくれたのをきっかけに、それじゃあNYに住んでる友人たちにも会えたらな、というのが今回の目的だったので、あんまり観光メインのスケジュールにはならなかったけれど(それでもセントラルパークをのんびり歩いて、メトロポリタン美術館で見たいと思った展示が見られたので割と満足)、結構いい気分転換になりました。 つくづく思ったのが、NYに住むには相当なエネルギーがいるだろうなぁと

          エネルギーあふれるNY, 学生の街Boston, おおらかなLA

          「マーケティング」にあたる日本語はあるのか?

          先日、ボストン在住の日本人の方々とお会いする機会があり、様々な業種・専門分野のお話を聞かせてもらって非常に有意義な時間を過ごした。その中でわたしは「大学院でマーケティングと広告を専攻しています」と自己紹介し、話の流れで「マーケティングに関して、日本とアメリカで違うと思ったところは何?」という質問をいただいた。なんとなく感じてはいるけど明確に言語化したことがなかったなーと思いつつ、わたし個人の観測範囲から見えるものをお答えした。 アメリカでわたしが学んだマーケティングの思考回

          「マーケティング」にあたる日本語はあるのか?

          最高のプレゼンと最悪のプレゼンを体験して、自分のプレゼンが見えた

          日本の大学での専攻や卒業後の仕事では、スライドを使ったプレゼンにはあまり縁がなかった。アメリカの大学院でマーケティングと広告を学ぶようになって、パワーポイントやGoogle Slidesを使ってプレゼンテーションをする機会がすごく増えた。ラッキーなことに、タイトル通り渡米前に両極端なプレゼンを目の当たりにする機会があり、そのおかげでいつも、自分の中で目指したい理想のプレゼンテーションの形を描きながらプレゼンに臨んできた。 私が今までに見た最高のプレゼンテーションスライドは、

          最高のプレゼンと最悪のプレゼンを体験して、自分のプレゼンが見えた

          ネットワーキングが楽しい、になるまで

          留学を決めてよかったなと思うことのひとつに「日本で普通に自分の生活圏内で暮らしていたら知り合えない人と知り合えるチャンスがある」ということがある。単に海外の友達ができる、という話ではなく、上記には日本人も含む。人と知り合うということは単にFacebookやLinkedinのつながりの数字が増えるということよりも、その人を介して自分が知ることのできる世界が広がるんだなぁということを学ぶ体験がたくさんできた。 そもそも留学に行く以前から、英語力向上のために通っていた日本の英会話

          ネットワーキングが楽しい、になるまで

          紺地に赤文字でBってかいてある帽子が欲しい

          住んでいるアパートが、ボストンレッドソックスの本拠地であるフェンウェイパークの徒歩圏内にある。そのため、自宅の周りでBOSTONと赤や紺で書かれたTシャツを着ている人や、大きくBと書かれた野球帽をかぶっている人がたくさん歩いているのを見ると「あぁ、今日はホームゲームなんだな」とすぐにわかるようになった。 そもそも、ボストンの街を歩けばBの赤文字のついたキャップをかぶった人を毎日かなりの確率で目撃する。皆が皆その日に野球の試合に行くわけでもないのだろうけど、ボストニアンにはた

          紺地に赤文字でBってかいてある帽子が欲しい