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エネルギーあふれるNY, 学生の街Boston, おおらかなLA

先週の木曜日から土曜日にかけて、ニューヨークへ行ってきました。

西海岸から仕事でNYにくる知人が会おうと連絡をくれたのをきっかけに、それじゃあNYに住んでる友人たちにも会えたらな、というのが今回の目的だったので、あんまり観光メインのスケジュールにはならなかったけれど(それでもセントラルパークをのんびり歩いて、メトロポリタン美術館で見たいと思った展示が見られたので割と満足)、結構いい気分転換になりました。

つくづく思ったのが、NYに住むには相当なエネルギーがいるだろうなぁということ。

たとえば、NYと聞いて多くの人が思い浮かべるであろうタイムズスクエアに行くといつもわたしの頭に浮かぶのは、新宿や渋谷の光景。わたしは出身が関東なので子供の頃から割とそういう場所に遊びに行っていて慣れているつもりなのだけど、それでもタイムズスクエアのあの光の洪水には圧倒されるし(夜なのにすげー明るい)、道行く人の数が新宿や渋谷の比ではない。

余談だけど、日本の地方から上京した人が渋谷のスクランブル交差点の人ごみを見て「今日は祭りでもあるの?」と感じる、というのは本当なのか作り話なのかわたしにはわからないけれども、もしそういう人がいきなりタイムズスクエアを体験したらどうなるんだろう。

そういう、人がものすごくたくさんいるところ、常に人や物が動いている気配を色濃く感じる場所では、自分もエネルギーをしっかりもっていないと動けない。(渋谷とかでもそうだけど、人にぶつからないように歩くだけで結構疲れるよね)

まぁタイムズスクエアはザ・観光地!という感じなので、あんまりその近くに住む場所として考慮はされないだろうけど、それ以外の場所でもNYは全体的に人が多く、あとはスマート&スピーディに行動することを暗黙のうちに求められているように感じた。観光客がおたおたしてるところに優しく面倒を見てあげる、という感じはあまりなさそうな気がした。

NY訪問は今回が2回目でどちらも弾丸ツアーだったのだけど、NYのことがわかるにつれて、NYとの比較でボストンのことも改めて考えることができた。どちらも都会の街だけれど、ボストンは大学が多いので若い人が多く、学生フレンドリーな雰囲気が強いように思う。他国からきた学生も多いので、英語が母国語でない外国人や若い子が受け入れられやすいと感じる。

あとこれは住み慣れているからというのがあると思うけども、NYと比べたらボストンは静かだ。まぁNYと同様にパトカーや消防車がひっきりなしにサイレンを鳴らして走っていることが多いのには辟易するけども、それをやりすごせば落ち着いた静かなエリアというのは割とあって、街のサイズもNYと比べてずっとコンパクトだし、暮らしやすく勉学に励むのに向いた環境といえる。

家賃や物価はどちらの都市も高い。しかしその中でもNYはより高い。なのでわたしにとっては、無職でNYに移り住むのはハードルが高い。それなりの収入が約束されている仕事をすでにもっているなら良いと思う。割と小心者で病みやすい気質を持つわたしは、NYの高い家賃+生活費と、ささやかな収入+減りゆく貯金のバランスを考えるプレッシャーにやられてしまいそうな気がする。。

そんなことを考えているうちに、やっぱり西海岸で暮らしたいなぁという思いにいきついた。唐突な話題転換と思われるだろうけど、わたしは高校生の時に西海岸の州で1年間交換留学生として過ごし、そのおおらかな雰囲気にすごく居心地の良さを感じて、自分の気質と合っていると思った。あとは自分の働きたい分野は西海岸のほうが強いので、そういう憧れの意味もある。LAにも過去2回行って、楽しくのんびりと過ごした思い出が多い。ハリウッド通りの喧騒を離れれば、静かな区画というのが割とあるということを知った。家賃もNYやボストンと比べると低いように思う。もちろん場所によるだろうけども。(シリコンバレーはめちゃ高いらしいですね)

そんなわけでいまはなんとかカリフォルニアに移る口実ができないかなぁと画策している。ボストンも好きなんだけどやっぱり冬が寒いのがつらい。。いまの時期ボストンの気温は20度台前半といったところで、LAはまだ30度超えたりする日もあるようですよ。日本ほど湿度がないので、強い日差しに当たりすぎないように気をつければボストンの極寒よりLAの暑さのほうがましだと思っている。でもとりあえず12月まではボストンにいる予定です。吹雪こないでくれ…!ボストンの吹雪本当にすごい。

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