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東大門靴卸売市場

東大門靴卸売市場は、様々な靴を低価格で購入できる靴専門の計6棟の卸売ビルが集まっているところです。A、B、C、D棟、ドンムン(동문)靴市場、チョンゲ(청계)靴市場があります。

A棟は工場直営店が多く、年齢層高めの男女をターゲットにしています。手作り靴、社交ダンス用、タップダンス用、レディースビッグサイズの靴などがあります。

B棟は、年齢層高めの方向けの靴、子供靴、女性靴を取り扱っています。

C棟はリニューアルにより、他の棟に比べて清潔で快適な雰囲気に生まれ変わりました。流行の商品を取り扱い、卸売と小売が併存しているので、ほとんどの店舗で1足から購入できます。流行の女性靴を販売するバイヤーは、C棟だけでも十分なほど店舗と商品が豊富です。

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東大門靴卸売市場の女性靴のほとんどは合成皮革(PU)で作られています。商品にもよりますが、15,000ウォン〜38,000ウォン ほどで仕入れることが可能です。「땡」(テン。処分する商品の全部または一部を売買すること。ダンピングとも呼ばれる)の場合は、商品によっては5,000ウォンでも購入できます。「땡」は、該当商品の全ての在庫を仕入れることが条件になる場合もあります。

女性用の手作り靴の場合、NUZZON(4F)の店舗で68,000ウォン〜88,000ウォンほどで購入できます。NUZZONの手作り靴は受注生産方式なので、商品のピックアップまでに1週間ほどかかります。

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ドンムン靴市場とチョンゲ靴市場は、A棟とB棟の裏にある靴市場です。ドンムン靴市場は特別な用途の靴(安全靴や登山靴)やレインブーツ、スリッパなどを販売しています。

チョンゲ靴市場には、C棟・D棟のような流行の靴や子供靴を専門に取り扱っている店舗があります。

東大門での靴の仕入れは、東大門靴卸売市場、TEAM204(B1〜1F)、NUZZON(4F)がメインとなります。オンラインショップでの販売に適した流行のデザインかつ安価な靴の仕入れには、東大門靴卸売市場のB棟、C棟、D棟がおすすめです。

お昼前に東大門靴卸売市場を訪問する際は、比較的場所が近い平和市場東大門総合市場も一緒に回ると効率的です。


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記事の内容は、自著「東大門・南大門 卸売市場ガイド」の発行時(2020年4月)の取材・執筆内容にもとづきます。著書出版後の変更や臨時休業等によりご利用できない場合があります。ご利用の際には、あらためて事前にご確認ください。記事の内容の運用により生じたトラブルや損害等については、補償いたしかねますので、あらかじめご了承ください。

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