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【アナログ絵制作15】まわれ、ホール

みなさんは飲食店のホール経験ってあるでしょうか
わたしは20代の頃、暇な飲食店のスキマヘルプをしてました。お客さんが増えるにつれ、料理を出したりお皿を下げたりするタイミングの難易度が高くなります。

絵画制作も同じです。

日本画制作、撮って出し投稿15です。

【これまでのアナログ絵 制作記】
[イメージをふくらませる/想像]
その①初回:アイデア・ネタ出し、テーマ決め
その②資料を探して三千里以下

[ラフや下絵をつくる]
その③よし、一発だ
その④もくもく下絵をつくります
その⑤デジタルの恩恵
その⑥勢い・見切り・鮮度

[紙の準備をする]
その⑦アレしてる間にコレ
その⑧宇宙と一体化する

[下絵を本番の紙に写す]
その⑨じりじりチクチク
その⑩下絵続きwith手間賃とやら
その⑪かみにやさしく 

[墨を入れる]
その⑫線、線、面!
その⑬墨と紙

[絵具をのせる準備をする]
その⑭手ごね白玉 (前回)

ようやく絵具です。
はじめに水干絵具(すいひえのぐ)を使います
水干もただの顔料です。使える状態にするために膠とまぜて水で溶きます


はじめに水を引いて、えのぐ!
乾いたらリピート絵具

ここまでで使った色は鳩羽紫となんかの青を混ぜたやつです

水色っぽい色を上からのせます

あじさいみたいな色ですね。ちょっと生っぽい

紫と水色を混ぜたのを最初から塗るのではなく、いろんな色を重ねていきます。かつ、同じ色を数回に分けてのせます。
塗るというよりも、色の層を重ねていくようなイメージです


上から、超淡いオレンジみたいな色をのせます

やさしい風合いになりました


一枚を乾かしている間に、別の絵に色をのせておきます
で、さきほど少し書きましたが、絵具を練る必要があります。
色の数が増えるほど、絵具を溶く時間と絵皿が増えます。

手間を減らすため、可能な範囲で同じ色を使います。
さっき溶いた紫を別の絵で使ったりしてます。

たとえばお料理だと、一品二人前と二品を一人前ずつでは種類が少ないほうが早くできると思うんですが、そういう感覚でぐるぐる制作を回してます

また、紙や絵具の濃度で乾燥時間に差が出ます。
目の前の一枚に区切りがついたら他の絵の様子を見て、着手できそうなものから色を重ねていきます。

他のはこんなかんじ。進捗に差が出ます


よく使う絵具(しかも今の工程で使いたい)が残少なので、急遽明日買い出し予定ができました。明日は制作が進む回ではありません

今からいるものメモをつくります
はやくおうちに帰りたい

今日はここまで!

実際の色に近くなるよう加工しました


お読みいただきありがとうございます。皆さまからのあたたかなスキ・コメント・シェアは心の栄養に、サポートとご購入で制作が続けられます。