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アナログ絵制作記⑧宇宙と一体化する

日本画を制作しているほぼリアルタイム記録です。

【これまでのアナログ絵 制作記】
[イメージをふくらませる]
その①初回:アイデア・ネタ出し、テーマ決め
その②資料を探して三千里以下

[下絵作り]
その③よし、一発だ
その④もくもく下絵をつくります
その⑤デジタルの恩恵
その⑥勢い・見切り・鮮度

[紙の準備]
その⑦アレしてる間にコレ (前回)

※前回の記事にて用語や手順を混ぜたところ、かなりごちゃついたので反省しています。読みづらくてすみません。
なので、記録では今日やったことに絞ります。
技法や手順については別途記事を用意する予定です。
よくわかんないところがあると思いますがご容赦くださいまし


今日はドーサをつくってドーサを引きます。
ドーサは滲み止めのための液体で、刷毛で紙に塗ります。ドーサを引いた状態の和紙(ドーサ済和紙)も市販されています。

準備

毛布の上にドーサを引きたい紙を配置
随分昔に買ったお気に入りのひざ掛けはドーサ用になりました


紙の表面に刷毛でドーサを引きます。
ちなみにわたしはこの作業がめちゃくちゃ下手です。

注意点があって
・刷毛を動かす方向は片面につき一方向
・刷毛の重みだけで引く
・速度ゆっくりで紙にしみこませる

なんですが、わたしは刷毛の重みでゆっくり進ませるのが苦手です。
ふとしたときに力が入ってしまいます。まだまだ修行が足りない。

ということで今日の対策は「自分が宇宙と一体化してるイメージ」です
太陽系の惑星図の背景にいる感じですね。
わたしの存在を……消し去るッッ……!
刷毛だけが動いているッ…!

…悪くなかったと思います。思いたい。

表面を引き終わったら乾燥させます

端っこ折れとる……!


その間に、木製パネルに捨て糊という作業をします。
捨て糊のあとはドーサ済の和紙をパネルに水張りします

前回下張りをしたパネルに、ドーサ済和紙を張っています。


ドーサが乾いたら裏面を引いていきます

どきどき…上手に引けてるかな…


さ、何をしているかわかりにくくなりましたね!
今日やったことを図で見てみましょう

上から下に向かって時間が経過しています

作業は定食を作るのに似ています。
肉じゃが煮込んでる間にお味噌汁と炒め物つくるような感覚です

今日はここまで!
明日は紙張って、身体を休ませられたらいいなと思います。

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