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サイコパス

ひょんなことからたどり着いたこの情報。

「サイコパス」ってそういうことだったのか。なんとなく「シリアルキラー」と同じような意味合いで捉えていたけれど、その正確な定義というか特徴は知らなかった。

近年では、ドラマや映画、アニメなどの影響により、サイコパス=猟奇殺人者というイメージが定着しつつありますが、それはサイコパスの人の一部で、仕事で優れた成果を出す人、特に経営者や医者などにも多いといわれています。

https://keiji-pro.com/magazine/10/

・良心が異常に欠如している
・他者に冷淡で共感しない
・慢性的に平然と嘘をつく
・行動に対する責任が全く取れない
・罪悪感が皆無
・自尊心が過大で自己中心的
・口が達者で表面は魅力的

即座に僕は、これらの特徴に一つ残らず当てはまる実在の人物をイメージした。そして「ああ、そういうことだったのか」と納得した。

・慢性的に平然と嘘をつく
・口が達者で表面は魅力的

僕が思うにこの二つの特徴が非常に厄介だ。一見魅力的で誠実な人物に見え、なおかつ巧妙な嘘をつくため、サイコパスとしての他の特徴がなかなか見えてこない。欠落した良心と罪悪感、低い共感力、無責任な態度、極度に利己的な振る舞い、、、僕だってその人物に対して最初からそんなイメージがあったわけではない。むしろ全く逆で、温かみのある人間味に溢れた心優しい人物だと信じていた。

だから意図せずその実像、つまり平然と嘘をついたり、他者の心情を無視したり、責任逃れをしようとしたりする人間性を垣間見て僕はただ混乱するばかりだった。え?そんな人じゃないよね?何がどうなってるの?と。

「あれは例外だったのかも」「自分の勘違いかも」「許せない自分が悪いのかも」といった気持ちを想起させることができるのもサイコパスの特徴です。次はうまく対処できるといった考えは捨て、迷わず答えは一択で。表面的な付き合いでは魅力的に振る舞える人たちなので、ある一定の距離をもって接すればそれほど被害を受けなくて済むはずです。

これはアドラー的な生き方の対極にある生き方、という気がする。褒められないのなら適切な行動をしないし、怒られないなら不適切な行動をする。その傾向が最もラジカルに発展すると、ここまで徹底的に利己的な人間が生まれるのだろう。所詮、分かり合えない人間だったということだ。

でも少しすっきりした。「なんであんなことしたんだ?」「なんであんなこと言ったんだ?」と今でも時折考え込むことがあったけど、その答えは極めてシンプルだった。

なぜなら彼はサイコパスだから。

ちなみにサイコパスというのは「病気」ではなく「障害」という括りになるそうだ。その障害、治るといいなと思う。

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