中尾伊早子

中尾伊早子

最近の記事

「ラジオでお話してきました。」

「田村淳のNewsCLUB」にキツネラジオの渋沢寿一氏が出演しました。 こちらからご覧いただけますので、ご興味のある方はぜひ聴いてください。 「論語と算盤」をひ孫がアップデート!SDGs時代の資本主義 渋沢寿一(田村淳のNewsCLUB 2024年8月17日後半) - YouTube

    • 「風景から見えるもの」

      この記事は2022年10月10日にyoutubeキツネラジオにて放送したものです。 中尾: ようやく秋になった感じがして、ほっとしますね。  渋沢: 急に季節が変わりましたね。だけど、今年の秋は短い気がします。  中尾: そうですね。段々秋が短くなって本州も北海道みたいになってきましたね。さて、20年くらい前でしょうか…初めて渋沢さんに岡山に連れて行っていただいたときのことなんですけど、車でどこかの村に入った時に、渋沢さんが、「この風景を見て何を感じる?」っておっしゃっ

      • あたたかな風土

        *この記事は2022年10月にyoutubeキツネラジオにて放送したものです。 中尾: 最近どちらかに旅をされましたか?   澁澤: 旅と言えるかどうかわかりませんけど、岡山県の真庭に行ってきました。そこで、ある村のコンセプトづくりの選考委員会の委員長をしているものですから、その村に行きました。 どう言うコンぺかというと、真庭の山の中に小さな盆地があって、そこには不思議なくらい多くの神社が集まっているんですね。主な神社が8つと、もう一つ大御堂(おおみどう)というたぶん奈良時

        • 10年後を考える

          *この記事は2022年10月にyoutubeキツネラジオにて放送したものです。 中尾: 久しぶりに旭川に行きました。   澁澤: もっと寒いかと思ったら、そうでもなかったですね。でも旭岳は真っ白でしたね。   中尾: その前の東京が寒すぎましたからね。 すっかり紅葉も進んでいましたね。ツリバナの紅葉がピンク色になるんですよ。あのピンクの紅葉を見ると北海道だなあと私は思うんですけど。   澁澤: なかなかマニアックですね。ツリバナ良いですね。淡い色で。 全く色気がないまちなか

          「人生で何に時間を割くか」

          中尾: 渋沢さんは70年生きてこられて、何に一番時間を割いてこられましたか?   渋沢: 多分ね、世の中一般的に言えば仕事なんですよね。   中尾: 多くの人がそう答えますよね。   渋沢: ただね、仕事という定義が私にはよくわからない。 私はね、最初はJAICAの専門家でした。植物相手ですから休めません。帰国してからはオランダ村、ハウステンボスと、観光業です。これも休みの日が一番稼ぎ時ですから、休みはありません。そうするとね、どこまでが仕事でどこまでが休みかというと、一般の

          「人生で何に時間を割くか」

          大人の流儀

          中尾: 澁澤さんの周りでかっこいい人っていますか?   澁澤: 今周りにかっこいい人は何人かいると思いますが、中尾さんに逆にお聞きしたいのは、中学の頃かっこいい男の子ってクラスに何人かいたんですけど、それは女の子たちが「カッコイイ、カッコイイ」って騒ぐ男の子です。確かにバレー部のキャプテンとか、容姿端麗というのはいるのですが、中学時代って顔がいいとか、背が高いとかいうのはそんなに女の子たちにとってはカッコイイ対象ではなかったような気がするんです。 むしろね、例えば放課後の音楽

          「暮らしだより 八頭町 岡崎ファーム②」

          *この記事は2022年9月19日にyoutubeキツネラジオにて放送したものです。 中尾: 今日は前回に引き続き、八頭町から、もえちゃんのご主人で、岡崎ファームの岡崎昭都さんに来ていただきました。 よろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いします。   岡崎昭都: 僕は鳥取県八頭郡八頭町ところで生まれ育ちました。柿農家をしています。ただ、僕は生まれた頃から柿がたくさんあったので、農業にはあまり興味がなくて、スケボーとかしていました。   中尾: ご家族は皆さん農家ですか

          「暮らしだより 八頭町 岡崎ファーム②」

          暮らしだより 八頭町「岡崎ファーム」

          *この記事は2022年9月12日にyoutubeキツネラジオにて放送したものです。 中尾: 今日は東京から鳥取県八頭郡にお嫁に来た、NPOちんじゅの森の理事をしてくださっている岡崎萌生ちゃんにお話を伺います。   岡崎萌生: こんにちは。岡崎萌生です。よろしくお願いします。   中尾: 萌生ちゃんは東京で生まれ育ったんですよね?   岡崎萌生: そうです。東京の調布市で生まれて、大学までいました。   中尾: 私が初めて萌ちゃんにお会いしたのは、2012年の春でした。 就職

          暮らしだより 八頭町「岡崎ファーム」

          魂を揺さぶられる

          中尾: この季節になると、20年近く毎年コンサートをしていたのを思い出します。 8月から9月のはじめくらいまでの間でご出演くださるミュージシャンの皆さんのスケジュールを調整して、明治神宮の森の中で、「ちんじゅの森チャリティコンサート」というのをやっていたんです。   澁澤: 何回か行かせていただきましたけど、芝生の上に座って良い感じでしたね。   中尾: はい。森の中で、とても気持の良いコンサートでした。   澁澤: 懐かしいです。   中尾: ちょうど2000年に、あの明治

          魂を揺さぶられる

          直感が理論より優先される世界

          *2022年8月29日放送のYouTube「キツネラジオ」を文字起こししたものです。写真はイメージで、本文とは関係ありません。 中尾: 8月15日は終戦記念日でしたね。澁澤さんはどんなふうに過ごされましたか?   澁澤: 毎年高校野球の最中じゃないですか。 試合が中断されてサイレンが鳴って、「黙祷」と言われて、それで『終戦記念日なんだ』とハッと気づかされるような、若い頃はそんな日々でしたね。 だけどその頃はまだ先の戦争で仲間が死んでいったりとか、家族を失ったりした人たちがた

          直感が理論より優先される世界

          嘘と意志

          *昨年8月22日放送のYouTube「キツネラジオ」を文字起こししたものです。写真はイメージで、本文とは関係ありません。 中尾: 突然ですが、澁澤さんはうそをついたことはありますか?   澁澤: ないと言ったら「嘘つき」になります(笑)   中尾: そうですね(笑) 自分で意識をして「嘘をつこう」と思ってついたのはいくつく らいですか?   澁澤: はっきり覚えているのは、小学校低学年の頃食が細くて、当時はクラスで背が低い方から並ばされますよね。そうするとだいたい前から2番

          異常気象から考えること

          *昨年8月15日放送のYouTube「キツネラジオ」を文字起こししたものです。 中尾: 集中豪雨が半端ないですね。   澁澤: そうですね。異常気象ですね、完全に。   中尾: しかもすごい数ですよね。これまでも、地形によってとか、毎年どうしても大雨が降りやすい地域とかはありましたけど、それも大変ですけど、今年は福井も新潟も山形も青森も、あらゆる場所で被害が出ていますね。   澁澤: そうですね。50年に一度、100年に一度というのが毎年のように来ますね。   中尾: テレ

          異常気象から考えること

          暮らしだよりNO.4 ~飛島~

          大変ご無沙汰をしてしまいました。 このページは、澁澤壽一さんと中尾伊早子がYouTubeでお送りしている「キツネラジオ」を文字起こししたものです。ラジオでは言葉が足りなくて伝えきれていない部分を修正しました。 今回は昨年の夏に伺った瀬戸内海の飛島で「育海(はぐくみ)」というフリースクールを訪ねた時のお話です。 中尾: 今日は瀬戸内海の飛島というところに来ました。こちらで、フリースクール「育海(はぐくみ)」の代表をされ ています堂野博之さんを訪ねました。(ちなみに、澁澤さんは

          暮らしだよりNO.4 ~飛島~

          国の未来を語る

          ―中尾 先日はとても懐かしいお友達に会われたんですよね。   ―澁澤 そうなんですよ。偶然中尾さんがうちの事務所に来られていた時でしたので、ご一緒しましたね。ミャンマー人のヌットさんという、昔は青年でしたけど(笑)   ―中尾 今も、見かけは青年でしたよ(笑)   ―澁澤 私の大学の後輩で、彼がまだ留学生で東京農大にいた頃から、彼だけではなくていろんな大学の中国人の留学生だとかバングラディシュ、内モンゴルの留学生など、主にアジアの留学生たちが12~3人、毎月のようにうちに来て

          国の未来を語る

          失われた自然は元に戻るのか

          ―中尾 最近ね、YouTubeで何でも見られるじゃないですか。 それで、いろんな大学の先生方の講演や授業をちょくちょく見るようになったのです。   ―澁澤 良いですねえ。学校に行かなかった分を取り返していますね。   ―中尾 そうなんです(笑)こんな日が来るなんて…ね。 その中で気に入っている大学の先生の授業があるのですけど、その方がね、バブル時代に何が起きたかというお話をされていて、バブルというのは高度経済成長期が終わって、その後一気に景気が良くなって、それまでずーっと働い

          失われた自然は元に戻るのか

          余裕のある人がすべきこと

          ―中尾 そろそろ夏休みですが、澁澤さんは、最初に自分の意思で行った海外って、どこだか覚えていらっしゃいますか?   ―澁澤 自分の意思で行ったのはタイです。 私は6歳までタイで育ったと、この番組でもお話したと思いますが、 自分の意思で行ったのは高校を卒業する時だったかな、そのあとか、 少し時間があるときに、友達と二人でタイに行きました。   ―中尾 それは懐かしかったからですか?   ―澁澤 懐かしいということもありますが、自分の知り合い、それから父の知り合いがまだたくさんタ

          余裕のある人がすべきこと